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パラレル・ワード

 残暑お見舞い
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 皆さまにおかれましては蒸し蒸しご健勝にお過ごしのこととお歓び申し上げます。ムッシッシ。
 
 暑いさなかではございますが、ワタクシのチンケな疑問にお付き合いいただければコレ幸い。

 ちくりんな日本語を前に、ワタクシ脳みそが液状化しかけております。

 言葉の綾と申しますか、あやふやと申しますか、考えれば考えるほど変な日本語だなぁと。

 ふだんよく目にしたり、たまには自分で使ったりもする、ごくごく一般的な言い回しであります ↓↓↓



 ①人一倍努力する。

 ②事実上、不可能である。

≪ワタクシの疑問①≫
 ただの「倍」なら「二倍」の意味もあるけど、なんでわざわざ「一倍」を用いといて、
 普通の人以上に、とか人並み外れて、とかいう意味になるんじゃい!
 えぇ、えぇ、「一倍」にも「二倍」の意味があるってこたわかってますョ。
 だったら「一倍」という言葉の存在価値、更には「二倍」という言葉の存在価値は?
 どーなるんじゃいって話じゃい!
 「一倍」の本来あるべき意味は、「その数と同じ」! 「1×1=1」でしかないんじゃい!
 あ・・・もしかしたら、ワタクシが勝手に区切るとこを間違えたのかいな。
 「ヒト1人」の「倍」と考えれば1人と1人で2人分。
 そーかそーか。そーきたか。なかなかやるな。よし、これからは、
 人イチ・倍努力する、っていうふうにアクセントに気をつけさえすればイチイチ疑問に感じることもなく、サラッと口にすることができる。
 あ・・・そもそもワタクシ、これまで人一・倍努力したことなんかなかったっけけけーっけっけっ。

≪ワタクシの疑問②≫事実上不可能、なわけですよね? 
 「事実上」とする以上、ある時ある場所において実際に起こった事柄を指しているわけです。
 つまり、ここでいうところの「不可能」が存在した(する)ことを意味しているのです。
 論理的に言って、可能は「無し」ではなく、「有り」ってことにゃならんかね?
 なのになんで有限を意味する言葉のあとに、イケシャーシャーと「不」のつく言葉がくるんじゃい!
 さぁ皆さん、だまされてはいけません。事実上不可能なんて言葉に惑わされてはいけません。
 つまり、事実上のあとに不可能がくる限り、それは「100%不可能」ではないことの証なのです。
 希望を持ちましょう、皆さん(←ジャパネットのタカタか)。
 今から30分だけですよ、皆さん。30分以内にすぐお考えください。
 頭に「不」のつく言葉の前には、「事実上」をつけさえすれば、あ~ら不思議、それはナントナク「不」ではなくなります。
 いいですか、皆さん。
 事実上、不幸
 事実上、不毛
 事実上、不埒
 事実上、不細工
 事実上、不器用
 事実上、不機嫌
 事実上、不可欠・・・いったいどこで、狂ってしまったのだろう????????

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                     ↑ 事実上不老不死の奥さん

                ※イラストはムスメが描いた「母の似 てねー 顔絵」です。



 
 
 
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by vitaminminc | 2012-08-11 19:23 | 人間 | Comments(0)