2012年 08月 14日
今日のウロコ噺
ユーコン・クエストのドキュメンタリー。
アラスカのフェアバンクス⇔カナダのホワイトホース─1000マイル(1600km)の距離を約10日間かけて犬ぞりで走る。
1日に160km。もちろん速さを競うレースだが、完走すること自体が困難なほど過酷なレースだ。
2月の平均気温はマイナス13度。マイナス50度の年もあったとか。
犬を操るマッシャーと犬たちとの絆は、降り積もった雪よりも深く厚い。
あるマッシャーが語った言葉によって、私の中でチカチカ点滅していた「犬たちが可哀相」という邪念は浄化された。
DOGは逆から読むとGODなんだ。
それくらい神聖な対象であり、心から信頼できる相手なのだと。
犬ぞりに乗れなくなったら生きていけないと。
感動した。犬と神が表裏一体なんだと知って。
犬たちの、あの神々しく澄んだ眼。
犬神家の話をしてるんじゃない。
半世紀以上生きてても、まだこうした小さな真実に気づかないことって結構あるもんなんだなって話。
by vitaminminc
| 2012-08-14 22:30
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