2017年 03月 14日
カシャッ!!
先日の晩。
私とムスメとムスコ、珍しく3人揃っての夕食となった。
ムスメの24チャイの誕生日祝い。
FLOのベリーベリータルト(←ムスメの好物)を食べていた。
いつしか子ども2人が、「きかんしゃトーマス」について語り合ううちに、バトルが始まった。どちらが登場キャラクターの名前をより多く言えるか。
「きかんしゃトーマス」は、子どもたちが小さい時分、私自身が好きだったので、頻繁に見せていた。ツタヤに並んでいるビデオテープを片っ端から借りて。
あの手作りの、なんとも明るいジオラマの世界。そして、青い空に浮かぶ白い雲のように、ふんわりした森本レオのナレーション。
懐かしいなぁ。
ずいぶん小さい頃に見せていたのに、2人は交互に名前を言っている。実にたくさんの名前を憶えていた。
なんて平和なひとときだろう。目じりが下がった。
そのうちに、2人はスマホでキャラクターを検索し始めた。
「あー、なんでこの名前、出てこなかったんだ、チクショー」
「いた、いた、そういえばいたヮ」
「そう言えばさぁ──」
私はあることを思い出した。
「ムスコ、いっつも貨車の顔真似ばかりしてたよね」
「きかんしゃトーマス」には、いじわるな貨車が登場する話が結構ある。
何を思ったのか、当時2、3才だったムスコ、これの顔真似が長いブームとなった。
いつどんな時にカメラを向けても、必ず貨車の顔。
記念写真でもなんでも、この顔しかしないので、しまいにゃ頭にきた。
2、3才という幼少期は、ムスコ史上顔面偏差値がピークだった貴重な時代。
この短いチャンスを逃すまいと、母がカシャ!
とシャッターを切るたび、ムスコは反射的に貨車の顔。
口を三角に開き、それはそれは見事なほうれい線
母をげんなりさせたのだった(笑)。
今や10代には見えない程間延びしたオッサン顔で、森本レオのナレーションを真似てみせるが、ちっとも似てやしない。
私たち親子は、「きかんしゃトーマス」がCGに変わってしまったことを心から嘆いている。もう、森本レオの声が流れないことも。
CGだったら子どもたちに見せてなかったと思う。だって登場する機関車たちって、エドワード以外ほとんどワガママなのだ。
ジオラマを手掛けている人たちの温かさが伝わる、目にも耳にもやさしい作品だったから好きだったのに、残念。
余談だが、5時間ほど前、このブログを書いていると、突然ムスコが顔をのぞかせたものだから、焦って途中で記事をアップしてしまった。
改めて書き直そうとしてみたが、何を伝えたかったのかよくわからなくなった。ダメだこりゃ。
思わず自分も貨車の顔で笑ってしまう。
by vitaminminc
| 2017-03-14 20:42
| 子ども
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