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俗説が好き

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 地元の心やさしい友から、たくさん銀杏を分けてもらった。
 その際、銀杏の実(種)にはオスとメスがあって、 二面体(左)がオス、三面体(右)がメスなのだと教えてもらった。
(写真提供=アベちゃん)

 な~るほど。オトコってヤツは二面性があるからなぁ。銀杏まで裏と表、本音と建前の鎧を着ているのか。
 それに比べてオンナは平和だ。たとえその身を銀杏に変えたとて、‘調和’の象徴=三角形。
 ついでに言えば、圧倒的にオスだらけ? 女王蟻か女王蜂かというくらいのメスの希少価値。偉大なオンナの底ヂカラを再確認せずにいらりょーか。誰じゃい、‘魔のトライアングルだ’などというのは。

俗説が好き_b0080718_2334088.jpg イチョウは私の大好きな樹木だ。なんと言ってもコウヨウ=紅葉(というよりオウヨウ=黄葉だが)が美しい。金色の葉が澄み切った青空に映える様を見るだけで心が洗われ、別世界に足を踏み入れたような気になる。

 もっといろんなことを知りたくなって、イチョウについて調べてみた。

 イチョウは雌雄異株の植物で、雌株と雄株に分かれる。比較的新しい街路樹には、雄株のみ植えられる。ご存じのとおり、銀杏の実は果肉が腐るとひどい悪臭を放つからである。種のほかに、枝ぶりや葉の形状からも雌雄の見分けが出来るらしい。

俗説が好き_b0080718_2363554.jpg メスの枝(右)は、重い実をつけるために上に伸びず、水平になりがちである。
 一方オスの枝(左)は天に向かってバンザイをしているように伸びる。

俗説が好き_b0080718_2391470.jpg メスの葉(左)はスカートのように可愛らしくフリルが揃っている。
 一方オスの葉(右)は先が大きく二つに割れ、ズボンのような形をしている。

 なるほどなるほど! 

 ところが・・・!!(ーー;)味も素っ気もない‘学説’があるってことも知ってしまった。
 実(正しくは種)、枝、葉にいたるまで、先に述べたような雌雄判別法は‘俗説’であって、オス・メスの区別は花をつけるまで不可能、根拠がないというのである。
 Q:では街路樹用、食用とそれぞれ目的によって雄株・雌株を育てるにはどうするのか?
 A:雄または雌と確定した木から枝をとり、接木するのだそうだ。


俗説が好き_b0080718_23432355.jpg 根拠なんかなくたっていい。
 私は断然‘俗説’を支持したい。
 だって何だか夢があって愉しいではないか。

 友からのおすそ分けのギンナンは、見て愉しく、食べて美味しく、何より勉強になった♪ 



 

Commented by chin-papa at 2007-12-25 10:18
えーーーーっ、ワシも葉っぱがスカートなのがメスでズボンがオスだと信じて疑わなかったのに、違うのかーー!!!
まさに目から鱗ンタクトレンズ、であります。
ギンナンって美味しいよねー。なんつーかアレは大人の味覚じゃないと楽しめない味って感じでさあ。
でも姉ちゃん、ギンナンの食べ過ぎにはくれぐれも注意。
たぶん栄養分がキツすぎるっていうかアクが強すぎるっていうか、
ニキビ(この年齢になったら吹き出物と言え!と友人には注意されているがワシはあくまでニキビで通すのだ)がお顔にボツボツボツ・・・・ぎゃーーーー。気をつけてねーー。んでもってメリークリスマース!!!
Commented by vitaminminc at 2007-12-29 10:13
chin子ちゃん、メリ~暮れ過ごす!
いやぁ~ホント銀杏っておいしいよね~♪ 
これ以上(自分の)アクが強くならないよう食べ過ぎには極力注意して、一日6粒までに留めているのだ。でもその反動でほかのお菓子についつい手が伸び・・・(TwT)きっとこのアパートには欠食系の霊がひそんでいるに違いない。だってココに越してきて以来私だけでなく子どもたちや猫まで、やたら空腹感を覚えるのだよ。三度三度ちゃんと食べているにもかかわらず。家賃はタダだがエンゲル係数は鰻上り。世の中うまい具合に均衡が保たれているもんですなぁ。。。
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by vitaminminc | 2007-12-22 23:01 | 趣味 | Comments(2)