土屋アンナ&ジョディ・フォスター
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スキマスイッチ大橋卓弥&カピバラ
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大泉洋&萩本欽一
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くりぃむしちゅー上田晋也(左)&左とん平
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藤原竜也&永作博美
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    ──私見です。あくまでも。       
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by vitaminminc | 2008-07-31 15:31 | 趣味 | Comments(2)

金魚のフン張り

 b0080718_22155825.jpg銀色キンギョの銀ちゃんが用を足さなくなって、どのくらいになるだろう?

 銀ちゃんは、家の建替でアパートに仮住まいしていた冬、生命の危機に瀕した。尾ひれの付け根から下が、まるでギックリ腰にでもなったかのようにダラリとなって、ほとんど泳げなくなった。半逆立ち状態で底砂利に顔を突っ込むように身体を支え、ピクリとも動かない姿を見ては、何度「死んでいる」と錯覚したことか。餌も食べられなくなってやせ細り、腰の曲がった姿を見ては、墓の心配ばかり。仮住まいの敷地に埋めるのは忍びない。かといって自宅は基礎工事中。何処に埋葬してあげよう──家族の誰もが、銀ちゃんが死ぬのは時間の問題だと思い、疑わなかった。


 しかし☆
 銀ちゃんは復活した。
 何が良かったのかいまだにわからない。水を換えたわけでも餌を替えたわけでもない。なのにある日水槽を見ると、銀ちゃんがゆっくり泳いでいた。体勢を立て直し、痩せた身体で泳いでいた。曲がった尾ひれではうまく舵取りが出来ない様子だったが、それでも泳ぐ銀ちゃんの姿を久しぶりに見れて、とても嬉しかった。

 その後徐々に食欲が戻り、曲がった尾ひれも少しずつ真っ直ぐになって、何とか無事新居に連れ帰ることができたのだった。
 銀ちゃんは新居に戻ってからすっかり健康を取り戻した。水槽の水換えが済んで、光り出した水の中、銀ちゃんは以前より何倍も元気になった。
 鱗の光沢真珠の如く、尾ひれのしなやかさ絹の如し。健康的に肉がつき、一回り大きくなった。

 だが☆
 何かがおかしい。何がおかしいのか気づくまで、1シーズンかかった。キンギョに付き物の、アレが見当たらないのだ。そう、金魚のフンが。
 ふつうならこれだけ食欲旺盛であれば、当然排泄量は多くなり、水も汚れる。ところが、金魚にとって「身体の一部」ともいうべきフンが、ちっとも姿を現さないのである。
 金魚のフンという慣用句があるように、以前の銀ちゃんはたとえ餌をやり忘れようともフンだけはぶら下げていた。
 
 たまたま? 偶然排泄‘直後’の姿ばかり見ているのだと思った。だから以前にも増して注意して観察するようにした。それでもやっぱり銀ちゃんは醜態をさらさない。
 私1人の観察では見落とす可能性がある。子どもたちにも注意して観察しろと言いきかせた。
 「きっとママには心を(←肛門をだろ)開いていないんだよ」と笑ったムスメも、いまだフンつき銀ちゃんを目撃できずにいる。

 とうとう銀ちゃんには懸賞金がつけられた。
 フンをぶらさげている姿を目撃し、ママに知らせることが出来た者には銀貨を1枚進呈。

 ネットで「金魚の便秘」について調べてみた。
 ウンコたれの金魚にも便秘があると知ってまず驚いたが、ココア浴(水10リットルに対し、1gの純正ココアを溶かした中で金魚を泳がせる)というのがたいへん有効と知って二度びっくり。
 ただし、ネットで調べた金魚の便秘は、鱗が松かさ状に逆立つ「肌荒れ状態」が認められたり、おなかがパンパンに膨らむなど、それなりに病的な外見となるようだ。
 その点、銀ちゃんは大いに違う。見た目はいたって健康そのもの。肌はなめらか、色艶最高。肥り過ぎても痩せすぎてもいない。美人の代名詞だった頃の藤原紀香を髣髴とさせるような抜群のプロポーションである。(←親バカ。♂かもしれないのに)

 せっかくこんなに元気なのだから、しばらくこのまま様子を見てみようと思う。下手にココア浴などさせて、万が一弱らせてしまうようなことになったら、今度は自己嫌悪のあまり私が便秘になってしまう。そんなことになったら私は肌荒れ&ポンポコリン。間違いない。

 「美人は用など足さないものよ」
 銀ちゃんは今日も絹の羽衣のような尾ひれでモンロー・ウォーク。おいしそうに餌を食べている。
 摩訶不思議。食べたものはいったい何処へいっちゃうんだろう。
 だって3月末にこちらの新居に越して来て以来、フンをしている姿を目撃していないんだもの。
 
 
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by vitaminminc | 2008-07-30 23:23 | Comments(2)

ミステリー・メール

b0080718_2124882.jpg
    239ページまで読みました。
  視界のピノコ座視湯ねいざ海は
  [名を惜しむ者]


063.gifある日、あなたのよく知っている人物から、↑↑↑このようなメールが送られてきたと仮定しましょう。

 送り主というのは、いたずらやジョークやお笑いが好きです。

 さて、あなた様ならどんなリアクションをするでしょうか。

 ①「何かの暗号に違いない026.gif」⇒早速謎解きに挑戦する。

 ②「アホか。わけがわからん015.gif」⇒無視、無視、放っておく。

 ③「意味がわからないんだけど022.gif」⇒抗議のメールを送る。


 私ですか? 私はですね、‘ピノコ’って手塚治虫の漫画「ブラック・ジャック」に出てくるよなぁ・・・なんてことを思いつつ、最後の一文にゾッとします。

 わざわざ[ ]付きにまでなっているのがブキミでなりません。

 だって支離滅裂な内容からいって、どう考えても正気のわけがありません。
なのに、[ ]を付けている。このことが、どうにも解せないのです。

 携帯機種からいって、全角文字から半角記号に切り替えて、その中から筆頭候補を押しのけ [  を選んで ] 閉じまでしている。こりゃ~ちょっとした手間のはず。
いや、半分寝ていたのなら、相当至難の業だったに違いないのです。

 私ですか? 私ですよ、あんな↑↑↑メールを送ったのはぁあっ。
 自分の携帯の送信記録を読みながら、あんぐり口を開けた朝でした。

 ちなみに不可解なメールを受け取った気の毒なお方、「暗号の解読を試みて挫折」したようざんす。
 暗号とは程遠いと思うんですよねぇ。申し訳ないねぇ。迷惑な話よのぉ。
 ふぉっふぉっふぉ・・・。

 大丈夫なのであ老化? 私のアタマん中。

 ムスメにも、自分が入力した(らしい)メールを見せたのですが、当然「重症だね」と爆笑されました。
 その数秒後には、ちょっくら心配もされました。私もちょっくら心配しています。
 

 
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by vitaminminc | 2008-07-28 21:38 | Comments(6)

人の話を‘気管’ヤツ

 昨日、林間学校(福島県安達太良山)から帰ってきたムスコ。
 
 お土産話の中で一番おもしろかったのが、担任の先生(20代女性)とのやりとり。
 実は夏休みの宿題が書いてある課題一覧の中に「林間学校切り絵」というのが書いてある。ぼーっとしていることが多いムスコ、コレの意味がわからないなどとほざいておった。
 「林間学校の思い出を切り絵にして提出せよってことなんじゃないの?」と私はさほど悩みもせずに言った。
 「でも切り絵って? 材料は勝手に用意していいの?」
 「そのへんの説明、先生がしてないわけがない。ま~た聞いてなかったんでしょう、先生の話」
 夏休みに入り、課題一覧を見て初めて「切り絵」に気づいたというのだから呆れる。「切り絵」に関しては、22日から始まる林間学校のときに、直接先生に確認するしかなかったわけだ。

 「オレが先生にィ、‘先生、宿題にあった切り絵の件なんすけど’って聞いたら、先生が・・・」
 以下、先生とムスコとの会話の再現↓↓↓

先「あ、ムスコくん、宿題の切り絵、ちゃんと忘れずに持って来た?」
ム「え゛!?・・・あの、林間学校までに作って来ないといけなかったの!?」
先「きゃははは、冗談、冗談。林間学校で作るに決まってるでしょう。ちゃんとハサミ、持って来たよね?」
ム「え゛!?・・・ハサミ、持って来ないといけなかったの!?」
先「そうよー。しおりの‘持ち物’の中にちゃんと書いてあったでしょう?」
ム「ひぃぃ~っ・・・(絶句)」
先「あーはっはっ、嘘、嘘。切り絵の材料は、24日に学校に到着してから配るからね」
 
 二度も引っかかるとは。先生の話を丸々聞いていなかったのがバレバレではないか。先生はそんなムスコの性質をよーくご存じのようで。からかい甲斐があるってもんだ。私もよくやる。そしてムスコの息を呑む顔を見るのが好きなんである。

 ろくに人の話も聞かず、こんなふうに息を吸い込むような目にばかりあって気管を酷使しているせいだろうか。林間学校に発つ朝、ごはんを喉に詰まらせて咳き込んだ。その時ムスコが吐いたセリフというのが050.gif
 「ごほ、ゴホごほっゴホ・・・ぐ・・・ぐるじい、股間にメシが詰まった・・・」

 先生。こんな野郎ですが、どうぞこれからも思い切りイジッてやっておくんなせェ。
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by vitaminminc | 2008-07-25 18:14 | Comments(0)

ホット・フラッシュ

  汗をダラダラかきくけこ

 悪寒で鳥肌たちつてと

 これは一体なにぬねの
 ・・・更年期障害?

 更年期障害による数ある不快症状のうち、イライラ系はないのだが(昔からダラダラ系)、5月頃からホット・フラッシュ現象(のぼせと発汗)と悪寒+冷えが9:1の割合で襲い来る。
 普通ならば‘ちょっと蒸し暑いかな’と感じる程度であっても、今の私は何の前触れもなきに等しく、いきなりその1万倍は大袈裟に感じてしまうのだ。だから職場でも常に団扇をパタパタ。決して田中角栄(古ぃ?)の物真似をしているわけではないんである。
 右手でパソコンキーを打ちーの、メモをとりーの、茶を飲みーの、左手で電話を操作しーの、団扇であおぎーの、汗を拭きーの。右手でパソコンキーを打ちーの、メモをとりーの、両手で上着を羽織りーの、左手で電話を操作しーの、茶をすすりーの・・・あ゛~忙しい。今はまだどうにか昆虫をやっているが、そのうちイカになりタコになる日も近い。
 
 ずっと前電車に乗って吊革につかまっていたら、目の前に座っているご婦人が、さして暑くもないのに顔面に玉の汗をかいていたことがある。私はそれを不思議なものでも見るように、半ば唖然として眺めていた。
 今ではそれが自分の身に起きている。かいたり立ったりの怪奇現象に、ただただ唖然とするばかりだ。

 コレってどのくらい続くのだろう? できれば海洋生物になってしまう前に自然に治まってほしい。え? しかし更年期障害かぁ・・・ちと早熟すぎるような気もする。単発の(←意味不明)自律神経失調症だろうか? 昔から緊張しすぎると弛緩して笑いがこみあげてきたり、神経系統に異常があることは自覚していた。‘困った困った困った・・・’と感じるリズムがなぜかウミウシを連想し、ネット・サーフィンしていたら、自律神経に効きそうな(?)キュートな画像に出会った。
 イカやタコになるよりは、↓↓↓こんな感じのウミネコさんやウミウシさんになりたいものである。 
 
b0080718_2216597.gif
                   ウミネコさん
b0080718_2218550.jpg
                   ウミウシさん

       とってもステキな2点の画像はタヒチのヒコさんより拝借


 
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by vitaminminc | 2008-07-22 23:18 | Comments(6)

笑えんバーミング

 ムスメの笑い声で目が覚めた。
 「ママの寝顔、超ブサイク!

 (057.gifw057.gif;)それが愛するママに言う台詞かい。
 「いい? 見て見て、真似するから」 
 ムスメは白雪姫のように合わせた両手を片頬に添えた後で、くしゃッとした表情をつくってみせた。
 「なんじゃ、そのくしゃッとしたツラは」
 「くしゃッ、じゃないョ、ぐしゃッ、だョ」
 そう言って、再び顔面模写をしてみせた。口元はちくわ女、目元はクシャおじさんである。ムスメが言うとおり、非の打ちどころのないブサイク顔である。私がムスメの顔を見て笑っている間にも、ムスメは何度も思い出し笑いをする始末。これだけでも自分がどんだけ面白い顔で寝ていたかが知れようというものだ。

 猫の餌やりに部屋を訪れたムスメ。その爆笑で起こされるまで、私は夢を見ていた。これが実にばかばかしい夢なのだった。
 夢の中で、感動を呼び起こすような素晴らしい夢を見た私は、その夢の内容を忘れないようにメモに残したいと思うのだが、どうにもこうにも眠くて眠くて。メモが録れないんである。要するに、「夢を見た」夢を見ていたわけだ。しかも、眠っていながら「眠くて仕方ない夢」を見ていたことになる。くどいったらありゃしない。
 夢の中で見た夢は、夢の中の私も夢から覚めた私も、断片しか覚えていない。ラベンダーの花で織られた和紙状のペーパーに包まれた人が登場するシーンだけが印象に残っている。
 そしてそんな夢を見た夢の中の自分、眠くてメモすら録れなかったくせに、その夢にタイトルだけはつけていた。そのタイトルというのが、
     紙一重
 042.gif「ナントカと天才紙一重」という言葉があるが、これでは自分が潜在的にもそのナントカの方であることを夢で証明したようなものだ。

 さて、その証明に手間取ってとんだお笑いヅラをさらけ出した私だが、先日も寝顔をムスコに笑われたばかり。
 結論。死ねない。特に寝たまま死ぬわけには絶対いかない。爆笑されるような寝顔で硬直するわけにはいかないのである。
 なぜだ、いつからこんなお笑い系の寝顔ばかりさらすようになったのだ。このままではエンバーミング不能になりかねない。笑っている場合ではない。死化粧師が笑っちまってまともに化粧を施せなくなったら困る。

 040.gifどなたか寝顔をどうにかできる方法を知っていたら、教えてください。
 
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by vitaminminc | 2008-07-20 12:06 | Comments(2)

 先週に引き続き、我々母子3人、今週もラウンドワンへ。
 公園でバドミントンをやるつもりでいたのに、ムスメが学校に羽根を置いてきてしまったという。それに外は猛暑である。熱中症になってはいけない。唄うよりほかなかったのである。(←言い訳たらたら)

 ボンゴを叩きたかったのに、今回指定された[Room No.2]は先週よりかなり手狭だった。
「狭ッ!」
「ステージがない!?」
「ボンゴもない?」
b0080718_22214087.gif 部屋の奥を見ると、その代わりといっては何ですがという風情でなぜかマッサージチェアが控えていた。

 ムスコはマッサージチェアが大好きだ。電気ショップの一角にマッサージ体験コーナーなんかが設けてあると、いつのまにか親の目をかすめて試したりしている。そして店員さんに、
 「小さいお子さんは危ないからね」と言って追い立てられるのがオチだ。
 今回は制止する人もいないので、ムスコはやりたい放題だった。マッサージを受けながらアニメソングを唄う、スーパー・オヤジ・ボーイ。背が足りないので、肩の代わりに頭をボコボコ叩かれ、笑いながら唄い上げるは昭和のアニメ「ハイカラさんが通る」。

 私も、ボンゴやステージがないとわかり心が萎えたが、マッサージチェアを確認した途端ライフゲージが上がった。GReeeeNの「愛唄」を毛細血管をひきちぎりながら唄った。
 ムスメは自分の持ち歌探しに熱心で、同じ曲ばかり何度も唄って採点をチェック。マッサージチェアには興味がないとみえ、順番待ちの間はもっぱらムスコとチェアの奪い合い。
 3時間があっという間に経過した。

 カラオケで精算を済ませると、同じ館内にあるゲームコーナーで遊べるUFOキャッチャー3回分とコイン20枚×3人分のチケットが支給された。
 UFOキャッチャーでは、姉のアドバイスに従って、ムスコがウサギのミス・バーニーをゲット。
 お次はコインゲーム。コインゲームというのは、時間がたっぷりあるときはあっけなく使い果たしてしまうくせに、時間に余裕がないときに限って大当たりしたりする。
 今回も18歳未満の子連れで来ているため、18時までしか店に滞在できなかったのに、17:45になって子どもたちが1500枚近くのコインを引き当ててしまった。じゃらじゃらジャラジャラひっきりなしにコインが注ぎ込まれ、金を持て余している富豪みたいな溜め息が出た。
 余ったコインは預けることができるというので、ムスメの学生証を提示して、ムスメの名前で預け入れることにした。
 右手人差し指で指紋認証。判定に失敗して3度も認証のやり直しをさせられた。こりゃATMのタッチ・センサーで機械に読み取ってもらいにくい私の体質の遺伝だろうか?

 ボンゴのステージ付きルーム、マッサージチェア付きルームのほかには、どんなカラオケルームがあるのだろう? 夏休み中に、あともう1回くらいは行きたい気がする。
 棺おけに片足を突っ込むのは身体によくないが、カラオケに片足を突っ込む程度なら、ストレス解消になって寿命も延びそうだ。024.gif060.gif
 
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by vitaminminc | 2008-07-19 23:46 | Comments(0)

エゴバッグ

 かわいい子どもの笑い声が聞こえてきて、母性本能を刺激されながら瞼を開けると、ムスコが私の顔を覗き込んでいた。
 菩薩のような微笑みを返す私の顔面に、ムスコのツバとバカ笑いが降り注ぐ。
 「ママ、目ぇ半開きで眠ってて、それが、キャハハ・・・
超アホっぽいの!」
(057.gifё057.gif;)・・・ソレが愛するママに向かって言う台詞かい。

 ムスコの小学校は今日が終了式。
 「やっぱ家庭科‘2’(←3段階)だった」
 
 先週ムスコが心配していた通りの結果となった。もっともアレが直接の敗因とは考えにくい。
 アレというのは、コレのことである(どれだよ)──家庭科の授業で、先生がエコバッグについて説明していた時、ムスコが余計なことを言っちまったらしい。
 「でも先生、エコバッグってあんまり意味ないよね?」
 当然先生は質問する。
 「なぜそう思うの?」
 ところが、さすが私のムスコである。いざ説明しようとしたら、言葉が浮かんでこなくて、結局しどろもどろのうちに終わりのチャイムが鳴ってしまったそうだ。
 「マズイよ」とムスコは自分で言っていた。「成績に影響しちゃうかも」
 家に帰ってくるなりそんな話を始めたムスコに、私も先生と同じ質問をした。
 「でも、なんでそんなこと言ったの?」
 「こないだパパとママ、話してたじゃない」
 ギョ・・・!!

 思い当たる節があった。テレビの番組で、いろいろなエコバッグを紹介しているのを見て、ダンナが言ったのだ。
 「オレ、このエコバッグってのだけはあんまり意味があるとは思えないな」
 で、私も相槌を打ったのだ。
 「こんなの推奨されてもね・・・」
 エコバッグの‘不’必要性を語る短いやりとりは、あくまでも‘わが家においては’という前提・限定会話だった。
 私の住む市でも何年か前までは、ゴミを細かく分別して出していた。しかし、ある年から突然、大雑把な分別に変わった。それまで燃えないゴミに区分されていたプラスチック類が、可燃ゴミ扱いになったのである。
 環境問題を考えるようになった今、なぜ?
 疑問に思い、周りの人に聞いてみた。多大な税金を投入して、焼却炉を新しいものに変えたからではないかという噂だった。物凄い高温で一気に燃やすことで、ダイオキシンなど有害物質の発生が抑えられるようになったらしい。(本当なのか?)
 そのため、市で推奨していた、焼却に適した素材のゴミ袋をわざわざ購入する必要はなくなった。近所の人たち同様、わが家でもレジ袋をゴミ袋代わりに使用するようになっていたというわけ。
 「ちゃんと自分で理解できていないのなら、余計なことを言うもんじゃありまっしぇん」と私はムスコをたしなめた。「パパとママが話していたのは、あくまでもウチの場合の話。授業で教わる一般論を否定したわけではないんだからね」
 「明日先生に何て説明しよう?」
 「ウチの場合は、レジ袋をゴミにしてしまうのではなく、ゴミ袋としてリサイクルしているからです、と事実を話せば?」
 「まだ間に合うかな?」
 授業中に‘間違った意見’を言ったことが原因で、通信簿の点を低くされやしないか心配になったらしい。
 「影響するとしたら、話の内容よりもどういう言い方をしたか、でしょう。自分できちんと説明できもしないのに、先生の話の途中で口を挟むのは、授業を妨害したに等しいからね」
 「そうかぁ・・・」
 「あのね」少々きつい言い方をした後で、今後のためにも言い添えた。「たとえば、パパとママが話している時、この前だってムスコに向かって話していたわけではないでしょう? そういう時は、ほとんどが内輪の話、一般論ではないってことなの。だからムスコは授業で教わることを素直に聞くようにして」

 子どもの前では我々オトナがもっと話の内容に気を遣うべきだ。それはわかっている。が、ダンナにこの話をして、今後気をつけてくれと頼むのは、ケンカを売るようなものである。
 ダンナときたら、歴史の番組を見ては嬉々として難癖を入れ、史実の覆しにかかるし、何かにつけ「こんなのやらせだ」と抜かして感動をぶち壊す天才なのだ。

 ここはムスコに少しオトナになってもらうしかない。とほほ。
 「いい? わかるよね?」と私は念を押した。「ムスコに話す場合は別として、パパとママが話したことは、ウチの中だけで聞くようにして」
 日頃よほどろくな話をしていないようにも聞こえるが、壁に耳有りムスコ在り。エコバッグがエゴバッグにすり替わるとわかった以上、よーく言っておかねばっ。

 そうそう、ムスコ。授業参観で、あの超アホっぽい玉結びと玉留めを見せられたんじゃ、家庭科で「2」をつけられても文句は言えないとママは思うぜ。
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by vitaminminc | 2008-07-18 18:54 | Comments(4)

すり抜け

b0080718_1622782.jpg うちのチビ猫(♀)を見ていると、「魔性のオンナ」という言葉が浮かんでくる。
 気持ちのイイ痩せ方をしていて、呼ぶとわんこのように飛んでくる。そして小さくて細い身体を何度もこすりつけ、喉を鳴らして甘える。

 おぉ、よしよし。そんなに私のことが好きか──。

 だが、撫でてやろうとするとガブッ

 牙をむく。

 抱き上げようとすると、バリッ
 爪を立てる。

 けっ! と思って放っておくと、「何事もなかったかのように」再び喉を鳴らし、身体をすり寄せてくる。
 要するに、自分の気が向いたときに自分からスキンシップを求めるのは好きだが、相手から相手のペースで何かされるのは嫌いなのだ。

 自己中でわがまま。女王気取りである。なのに小さくて細い身体をすり寄せてこられると懲りもせず目尻を下げてしまう。この小ささ、この細さ。こんな策略BODYにまんまと引っかかるなんてね。
 夜中に足を齧っては舐め齧っては舐めされ、蜘蛛の巣に引っかかる夢から覚めれば顔中毛だらけ。
 「私も昔は気持ちのイイ痩せ方してるネって言われたんだけどなぁ──」なんて思いながら、もがき暴れるチビ猫をひしと抱きしめ、無理やり頬ずりしてみる。

 チビ猫は、私の腕をすり抜けると、一度だけこちらを振り向いて、逃げ水のように異空間に消えた。
b0080718_17244296.jpg小学校の教室。痩せっぽちの少女が、休み時間に折紙でいくつも紙風船を作った。隣の男の子に、ふくらますのを手伝ってくれるよう頼んでいる。
 始業のベルが鳴る。
 「ほら」
 隣の男の子が、ふくらました紙風船を全部少女に渡した。
 少女は家に持ち帰った紙風船を目の前に並べた。男の子が口をつけ、ふくらました紙風船。そっとてのひらに載せてみる。
 それはしばらくの間、少女の宝物になった。
 
 すり抜けてったチビ猫が腕に残した爪の衝撃は、遠い記憶の一つも同時に弾いたようだ。 
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by vitaminminc | 2008-07-17 16:41 | Comments(4)

老イル・ショック

 「またYさんから書留が届いて、1万円入っていたの」
 電話の向こうで母が説明した。
 「‘この度は、3回忌に出席できず、誠に申し訳ありませんでした’って、きちんとした叔父さんの字で手紙が添えてあって・・・」
 「3回忌?」
 「7回忌か3回忌かわからなくなったみたいで、3回忌の後に自分でクエスチョンマークも書いてあるのよ」
 
 Yさんというのは、母の実の妹のご主人。つまり母の義理の弟であり、私の叔父でもある。
 先月、父の7回忌の案内をしたときに、叔母は認知症が悪化して出席不可能となったが、自分だけでも出席したいと申し出てくださった。叔父は父の一周忌にも三回忌にも叔母と共に出席してくださった。が、今回兄に返事を入れた際、「お寺の場所がわからない」とおっしゃったそうだ。
 兄が、「寺の事情で名称は変わっていますが、今までとまったく同じ場所、同じお寺です」と何度説明しても伝わらず、
 「よくわからないので自宅の方に伺います。そこからお寺まで一緒に行きますから」との返事だったらしい。
 叔父の家からは、私の実家よりもお寺の方が余程来やすい。おかしいな・・・と兄は一抹の不安を覚えたという。

 結論から言うと、叔父は法事に出席できなかった。途中道に迷って私の実家へも辿り着けなかったのだ。法事が始まるギリギリまで待った。認知症の叔母から、叔父が迷子になっているらしいことを告げる電話が入り、兄は即座に叔父の携帯電話の番号を教えてくださいと頼んだのだが無駄だった。
 「携帯電話?そんなのあったかしら・・・」
 この時点で、兄と私は顔を見合わせ、黙って「叔父もまた認知症になったのではないか」と確信した。実家にも寺にも辿り着けないでいること、実家の電話番号もお寺の電話番号もメモせずに出ているらしいこと、どこかのコンビニにでも入って自分の居場所を確認する術を持たずにいること・・・。

 法事を終えた日の夕刻、兄が叔父に電話を入れると、叔父は「今しがた(自分の)家に戻れたところでね。今日は途中道に迷って法事を欠席してしまい、申し訳なかった」と話したという。
 壁の掛時計を見て、兄は胸を痛めたことだろう。すでに18時半を回っていた。父の法事に出席するため、律儀な叔父のことだ、朝早く家を出てくれたに違いない。何時間、街をさまよっていたのだろう。
 後日叔父から「お塔婆料」として、現金書留で1万円が送られてきた。兄が礼状を添えてお返しを送ったところ、またすぐ日を置かずに、叔父から再び1万円が届いた。
 「もしかして、当日キャンセルになった会席料理のことでも気にされてるのかしら・・・」
 母と兄は首をかしげた。今回は何の手紙も添えられていなかったので、どう受け止めたらよいものだろうと困惑し、私に電話で相談してきた母に、私はこう助言した。
 「お返しには及びません、欠席できなかった妻の分も・・・という気持ちかもしれないよ」

 そして今日。法事の日から18日しか経っていないというのに、叔父から3度目の現金書留が届いたそうだ。
 「いくら何でも受け取るわけにはいかないわ。何て言って送り返したらいいかしら」と母が溜め息をつく。「過分なお心遣い、甘えてばかりはおれませんので・・・」
 「いや」私は反対した。「ハッキリ書いたほうがいい。‘すでに頂戴いたしました’って。叔父さん、記憶できなくなっちゃっているみたいだし」
 「法事に出席できなかったことがよっぽど心に引っかかっているのねぇ。今回こうしてまたお詫びの手紙を書いてくださって・・・」
 
 去年まで、叔父は確かに達者だった。認知症の妻の病状に少しでもプラスになればと、「旅行に姉さんを誘おうか?」と提案。無邪気に喜ぶ妻のため、私の母の旅費もすべて負担し、3人で旅を楽しんだ。その報告だってまだ記憶に新しい。愛妻家で、やさしい叔父だった。
 「お母さんは‘瞬間忘却術の達人’だねってK(息子の名前)に笑われちゃうの」──朗らかだった叔母が笑いながらそう話していたのは、確か父の三回忌。ショックだ。
 
 幸い2人の息子Kくん(私より3つ下のイトコ)がすぐそばに住んでいるので安心なことは安心だ。それに、いざとなったら同県に娘のRちゃん(私と同じ齢のイトコ)もいる。が、まさか叔母に続いて叔父までも・・・。しかも叔父の病状は、信じられないくらいの速度で進行していることになる。

 「お母さんも大変だね」と私は力なく母に言った。「暑いから、書留を出しに行く途中、熱中症にならないでね」
 「ふふ・・・っ。夕方郵便局に行くから大丈夫。心配しないで」
 母は娘の私よりはるかに明晰な頭で、妹夫婦の行く末をどう感じているのだろう。
 
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by vitaminminc | 2008-07-16 18:57 | Comments(2)

日々の暮らしに「ん?」を発見