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生きもの係・近況報告

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ムスコが夏の一時飼っていた、ヤマトヌマエビ。
水草を買い足したのが災いし、忽然と蒸発した。
しかし、水槽に謎の小さい生物を発見。

エビのベイビーかと期待に胸を膨張させたのもつかの間、二又に裂けていると思った尾ひれが三つ又に分かれて、8本欲しい足が6本しかない。正体やいかに?
調べた結果、アオイトトンボのヤゴと判明。エビを喰った疑いがもたれたものの、殺生を嫌ったムスコが田んぼに逃がしに行った。
その後、ヤマトヌマエビのミイラが2階ホールのあちらこちらで発見された。脱走による自滅だったのである。
水草に農薬でもついていて、引越ししたくなったのかもしれない。可哀そうなことをしてしまった・・・。(涙)

b0080718_10593640.jpg猫の眠眠
妹分の茶尾を喪い、やはり寂しそうだ。
以前は無口な方だったのに、甘えん坊の
茶尾が乗り移ったみたいに饒舌になった。

ハスキー・ボイスでよく話しかけてくるし、
こちらから話しかけてもよく答えてくれる。


新しい専用のベッドを買い与えたところ、
たいそう気に入った様子。

b0080718_117030.jpg浜木綿のゆうじろうさん

鉢植にもかかわらず推定樹齢40数年。どうです、この男っぷり。

茶尾は最期が近くなった頃、ゆうじろうさんがいる
サイドテーブルの下で寝ていた。
昼間私が不在のとき茶尾を見守ってくれていたのは、
眠眠とこのゆうじろうさんだった。

b0080718_1115687.jpg色白金魚の銀ちゃん

本当です、本当にフンをしません。よく喰うくせに、全くフンをしないのです。。。
真冬に仮住まい先で一度弱って死にかけたのだが、実は本当は死んだのでは? 
現在水槽内で真珠のように美しい鱗を輝かせて泳いでいる銀魚は実は亡霊なので
は?─とさえ思えてくる。
だって便秘のくせに腹が膨れることもなく、あまりにミステリー。
もしかしたら腸内に、スーパーバクテリアを飼っていて清水のごとき排泄物を放出しているとか。

b0080718_11264364.jpg11月上旬並みの陽気に花開く朝顔

地べた朝顔は、冷たい雨が降る今朝もこうして可憐
に咲いていた。
気温は20℃を切っていて、長袖を着ていても肌寒い。

茶尾ぷーの四十九日まで、やさしく咲き続けてくれる
ような気がする。

b0080718_1134816.jpg沈丁花レッド・スター

沈丁花は挿し木には向くが植替えには適さないという。
入梅前に購入した沈丁花の苗、万が一枯らしたときに
備えて挿し木も作っておいた。

ところが大切に育てているからか、本体の苗は無事
根付き、挿し木の4鉢もみんな元気に新芽を出している。
沈丁花には珍しく赤い花が咲くという品種レッド・スター。
来年には花が咲いて爽やかな香りが楽しめるといいなぁ。

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↑わたし
先週末すたみな太郎で食べ放題した割に体重に響かなかった。
これも朝バナナ・ダイエット効果?

今日は仕事休みを利用して婦人科を訪れたのに要予約とのことで空振りに終わった。

やはり女医のいる婦人科は人気が高い。予約制にでもしないと患者をさばき切れないのだろう。
家に戻り、久しぶりに穿いたスカートを脱ぎ、ジャージに穿き替えながら、ふと気づいた。
自分がスカートを穿くのは、法事・学校の式典・そして着脱がラクな婦人科検診のときだけだな──ということに。

写真? 20代はじめ頃「チビ猫」に似てるって言われたんだから仕方ない。
私の黄金時代でしたかね048.gif
ご不満ですか?
投石くらい甘んじて受けますョ、
でもヘルメットかぶるから、ちょちょ、ちょっと待って!!  っつの!!
by vitaminminc | 2008-09-30 12:09 | Comments(4)

がんバナナくっちゃ!

 今朝から朝バナナダイエットを始めた。
 友だちが朝バナナダイエットをやっていると知ったのは夏休みに入る前。確かに一頃よりは幾分痩せたかな~という程度の印象だった。
 しかし最近になって別の知人から先の友だちの近況を聞かされた。知人の話によると、友だちはその後も毎朝バナナダイエットを実行し、なんと開始から3ヵ月間で10キロのウエイト・ダウンに成功したというのだ。10キロといえば半端な数字ではない。知人も久しぶりに友だちに会って、まずは叫んだという。
 「痩せたねぇ!」

 そんなリアルな出来事があったので、私も昨日の午後突然思い立ってスーパーにバナナを買いに走った。いつもより値段が30円高くなっていたので「おや?」と思ったが、今朝になってその原因がわかった。
 「今日から朝バナナダイエットを始めたの053.gif」と話したところ、
 「え!? よく買えたね」と驚かれた。「テレビで森公美子が紹介して以来、どこの店でもバナナが品薄になっていて、夕方なんかに買いに行っても売り切れて手に入らないんだよ」
 なるほど。。。それでバナナの値段が上がってしまっていたのか。

b0080718_19352713.jpg 仕事帰りに百均ショップに寄ってバナナスタンドでも買って帰ろうと思ったら、店の人に「売り切れです」と言われた。
巷のバナナ熱、当分冷めそうにない。
まぁ肝心のバナナは手に入っているわけだし、とりあえずは好調な出だしといえよう。


 ところでボーっとしていた私よりもさらにボーっとしている方のために説明させていただく。
 朝バナナダイエットというのは、朝食代わりにバナナを食べるだけのダイエット法だ。
 「ガマンしない、お金をかけない、時間をかけない」というのがこのダイエットのコンセプトだそうで、包丁を使わず猿のようにただバナナの皮をむき、生の実を好きなだけ食べてよいという。こりゃまた三日坊主で飽きっぽくて慢性金欠病の私にピッタリのダイエット法ではないか。ウッキ~♪

 しかし、なぜバナナを食べるだけで痩せられるのか? ネットで調べたところによれば、
バナナには酵素以外にも、ダイエットの天敵である脂質や糖質の代謝を促してくれるビタミンB群、腸を刺激して便が出やすくなる不溶性食物繊維が豊富に含まれているためダイエットに効果的とあった。
 ホントかな~という気がしないでもないが、現に友だちが10キロ痩せているのである。本当なのだろう。

 それにしても、バナナというのは愉しい。たとえどんな二枚目でも、目の前でバナナを食べていたら、どことなく猿っぽく見えてしまう。りんごの丸齧りなら「カッコイイ」が、バナナはそうはいかない。放射状に剥いた皮が蘭の花びらに見えたとしても、バナナを持つ手、齧る口元、そのすべてが猿っぽくなる。
 想像すると実に愉しい。ナイナイの岡田やガレッジセールのゴリがバナナを食べているところを想像するよりも、猿のイメージから遠い美男美女がバナナを食べている姿を想像すると、そこはかとなく愉しい。
 ブラッド・ピットが猿だったってことに気づくことも出来るし、伊藤美咲ですら猿系美人に見えてくるから不思議だ。
 どんなに深刻に悩んでいる人でも、その手にバナナを1本持ちさえすれば、たちまちお笑い芸人になれる。バナナは愉しい。投げ捨てた皮で人をスッ転ばせるところまでヌカリなく愉しい。
 非常に緊迫した場面でも、
 「まま、とりあえずコレを──」
 とバナナを差し出しさえすれば、物事が平穏無事に解決しそうな気がする。核ミサイルの発射を阻止することだって可能かもしれない。
 バナナは偉大だ。
 バナナは世界を救う!
 
 てなわけで、ウッキ~♪浮き気分で、私も今日からがんバナナ喰っちゃ!なんである。
by vitaminminc | 2008-09-26 19:37 | Comments(4)

自転車‘争’業

 空が高くなった。
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 秋分の日、ムスメが高校の生徒会仲間5、6人と遊びに出かけた。

 公園の芝生の広場でバドミントンなどをやってセイシュンの汗を流した後、近くのアミューズメント・パークに寄った。今月初めに行われた学園祭の打ち上げで、すっかり金を使い果たしていた彼ら。揃いも揃って金欠病。ボウリングをするでもなく、カラオケで歌うでもない。入場料無料のゲーム・コーナーに、涼を求めて入ったのだった。

 数人が小銭でクレーン・ゲームをやっている間に、すっかり汗も引いた。さて、もう昼過ぎだ、腹も減ってきたということで、彼らはまもなく外に出た。2キロ先にあるショッピング・モールに行って、マックでランチしようということになった。

 ところが、駐輪場に戻ってビックリ。1人の男子が乗って来た自転車がない。みんなで捜したが、どうしても見つからない。よくよく思い出してみたら、鍵をかけ忘れて停めていた。買って間もない新品チャリだ。なんてこった、盗まれた!
 落ち込む被害少年を荷台に乗せ、みんなはマックに向かった。盗難届けを出しに警察に行くにしても、まずは腹ごしらえが大切だ。

 ショッピング・モールには、ゲーセンもある。チャリを諦めきれない被害少年、「ダメもとで一応捜索してみる」とゲーセン前の駐輪場へ足を運んだ。
 するとどうだ! 激似のチャリが停まっているではないか。どう見てもオレの愛車だ。だが確信はない。すかさず携帯で母親に電話、登録Noを確認した。

 「やっぱコレ、オレの自転車だ!」
 「チクショー、誰だ盗みやがったのは!」
 「ふざけやがって、ボコしてやる!」
 血気盛んな男子高校生たち、威勢のいいセリフを吐いた。が、盗難車のカゴに入れられていた珈琲の空き缶──よく見ると、飲み口に煙草の吸殻を押し付けた跡がある。
 根が真面目な彼ら。咄嗟に脳裏に浮かんだのは、

     喫煙者≠未成年者
   オトナ♂の腕力>オレラ♂の腕力


 という公式。ヤバイ、逆にボコされる・・・。

 ショッピング・モールの中には百均のダイソーも入っていた。彼らは税込105円でマイナス・ドライバーを購入すると、大急ぎで盗難車の鍵を車体から取り外した。
 盗んだチャリでゲーセンをハシゴし、図々しくも几帳面に盗難車に鍵をかけていた犯人。その鍵をぶっ壊しにかかる被害少年とその仲間。傍目には、どっちが盗人なんだか。

 無事にチャリを取り戻した彼ら。自転車を別の場所へ移動させると、同じくダイソーで購入したチェーン・キーで今度はしっかり施錠した。
 みんなは意気揚々とマックへ。そして平和裏に終わった自転車争奪戦の勝利を祝し、マックシェークで乾杯したのだろうか。。。
by vitaminminc | 2008-09-24 17:09 | 人間 | Comments(0)

初 七日

b0080718_2283060.jpg 此の度は御尊家愛猫 茶尾 精霊位の
御不幸につきまして心からお悔やみ申し上げます
猶七・七は次の通りでございます
納骨堂お預かりの方は下記時間にお参り下さい
お参り時間は午前八時三十分から午後五時迄です

     平成二十年九月十六日

  初 七日(九月二十二日)
  二・七日(九月二十九日)
  三・七日(十月六日)
  四・七日(十月十三日)
  五・七日(十月二十日)
  六・七日(十月二十七日)
  七・七日(四十九日/十一月三日)


 ペット霊園から届いた案内状をもとに、今日の午後、運動会の振替休日で学校がお休みだったムスコを連れて、お参りに出かけた。
 今日は茶尾プーの初七日。
 納骨堂に入って棚に目を走らせると、茶尾プーの骨壷はすぐに見つかった。霊園の人が、ちゃんと私の願いどおり、金朱色の布に茶尾プーの写真を貼っておいてくれたからだ。

 茶尾プーの骨壷を抱きしめて祭壇の上に置いた。持ってきたゆりの花を花瓶に活け、キャットフードと鰹節をお供物台に供える。

 お線香を立て、心を込めて冥福を祈った。

 納骨堂を出ると、次に私たちは合同慰霊碑へ足を運んだ。以前飼っていた猫のマイと犬のポポに挨拶するためだ。
 来年3月に納骨堂での預かり期間が切れたら、期間延長を申し出ることも可能だ。また予算が許せば墓所を持つことも出来る。でも私はマイとポポの時同様、茶尾の遺骨は合同墓地に埋葬してもらうつもりだ。
 慰霊碑は合同墓地に埋葬された子たちのためのもので、こちらは毎日誰かしらお参りに訪れるので、常にお花やお供物で溢れている。墓参者が絶えるととたんにもの寂しい風情となる個別墓所とは違い、賑やかで私は好きなのだ。

 個別墓所を見てまわったら、動物病院所有のものが意外と多かった。堕胎児や交通事故で運び込まれた野良猫・野良犬などが眠っているのだろう。こういう墓所を所有している動物病院は良心的なのだろうなぁ。

 9年前初めてマイを葬った頃、このペット霊園はまだ出来て間もなかった。庭園も造成中で閑散としており、胡散臭く見えたほどだった。しかし長い年月の間に緑の芝生が根付き、花や木々に彩られ、とても清々しい空間になった。
 今年の5月に東京の母を連れて来たら、「きれいねぇ。明るくて気持ちがいいわねぇ」と誉めてくれた。

 マイやポポが死んだときは、霊園を訪れるたびに涙ぐんだものだった。看取ってあげられなかったことで心残りがあったせいだろう。
 茶尾と過ごした日々は実質2年と9ヵ月。うんと短かったけれど、茶尾の最期までの3週間は、とても長く濃いものだった。茶尾が最期まで生き抜いてくれたから、そして天国へ旅立つ茶尾を見送ってあげられたから、今日私は微笑むことが出来た。

 茶尾に微笑んであげられた──あ! また「マタタビ」忘れちゃったョ、ごめん茶尾プー。次回は絶対忘れずに持ってくるからね!
  
by vitaminminc | 2008-09-22 20:48 | 生きもの | Comments(2)

音痴ャンピオン

 私は筋金入りの方向音痴だ。その上、高さ音痴でもある。

 こんなことがあった。目的地のショッピングモールに奇跡的に辿り着き、何とか無事に買い物ができた。ところが、駐車場の何処に停めたのやら、どうしても自分の車が見当たらない。あまりにも見つからないので、とうとう駐車場の係の人に助けを求めた。
 「駐車場は確かにこのフロアに間違いありませんか?」と聞かれ、
 「車から降りてすぐに3階で買い物をしました」とアホっぽく答えた。
 「3階へはエスカレーターかエレベーターを利用されましたか?」
 「いえ、車から降りてすぐだったので・・・」
 「駐車場を出ると階段があったでしょう? その階段を上がりました?下りました?」
 「あらら? 上がったような下りたような・・・覚えてません」
 M2階の駐車場に停めたのか? それともM3階だったのか? 謎は深まる一方だったが、私から車の特徴を聞いて走り回ること約5分、迷子の車は無事保護された。(←迷子はオメーだろ)

 今日は音痴に新たなジャンルが加わった。なんと私は
 距離音痴でもあったのである。
 曲がり角を一つ通り過ぎるならまだしも、
 市を丸ごと1つ通り越していた。
 多磨霊園にお墓参りに行ったのだが、「多磨霊園入口」という見慣れた標識がいつまで経っても現れてこない。妙だなと思ったら、いつのまにか府中を通り過ぎて国立市の中心部まで入り込んでいた。ムスメとの会話が弾んでいたとはいえ、これには自分でもたまげた。お笑いだぜ。

 方向高さ距離の3音痴だ。ワルツが踊れる。
 「空間処理能力」というものが、私のオツムには完備されていないらしい。

 ついでに──本日墓参から戻り地元で買い物をして家に帰ろうとしたら、突然目の前に道路ではなく川が現れた。
 「何だこの川は!? 今まで見たこともない!」
 狼狽している私の横で、ムスメが身体をくの字に折って笑い出す。
 「こんな川うちらの市に流れていないョ、あーっはっは、おかしすぎだろ・・・愉し過ぎる・・・」

 (057.gifv057.gif;)この先、天国と地獄を間違えるようなことがなければよいのだが。。。

 
by vitaminminc | 2008-09-20 22:40 | 笑い | Comments(2)

 仕事が終わると一刻も早くタイム・カードを押そうと階段を駆け下りる癖。

 家に着くと、窓辺に可愛い猫影が映っていないか見上げる癖。

 部屋のドアを開けるときに、すぐそばにうずくまってはいないかとそーっと開ける癖。

 
 ひと月前までは、なかった癖。
 仕事が終わったらチンタラしながら階段を下り、家に着いたら無造作に自転車を停め、部屋のドアは男らしく開けていた。

 ひと月前には、今こうなっている自分を想像することなどできなかった。
 もう急いで帰る必要も、祈るように窓辺を見上げる理由も、部屋のドアをそっと開ける意味もないのに、自然とそうしてしまう。鼓膜が茶尾の鳴き声を聞き取ろうと、耳の奥で張り詰める。

 もっともっと慈しんであげたらよかった。こんなに早くいなくなってしまうのなら。

 眠眠が、以前より甘えてくれる。眠眠も寂しいのだろう。それに、私が寂しがっているのがわかるのだろう。何度も眠眠をぎゅっと抱きしめた。茶尾の分も。

 今日の午前11時頃になる、と霊園の人は言っていた。茶尾の抜殻が炎に包まれる頃、私は会社のトイレから、霊園のある方角に向かって手を合わせた。
 火葬に立ち会うという方法も選択肢の中にはあった。でも個別に納骨してもらえるのならそれでいいと思い、敢えて望みはしなかった。
 茶尾が息を引き取ったとき、茶尾の魂はもう其処(遺体)にはないと実感したことが大きいが、現実という壁に阻まれもした。
 今日は仕事で自分が朝当番(早く出勤して電話を受ける係)に当たっていた。昨日突然欠勤しただけでなく、当番でありながら今日も休むわけにはいかなかったのだ。
 
 茶尾は火葬に立ち会わなかったことで私を責めたりはしないだろう。安楽死を選んでやれなかった私に応えるように、病身の体をすり寄せてくれた子だ。責任という名の現実に向き合わなければならないことも理解してくれるだろう。

 火葬から1週間以内に通知が届くことになっている。霊園からの知らせが届いたら、ママは納骨堂に会いに行くよ。霊園の人に、「骨壷に貼ってください」と茶尾の写真を託しておいたから、きっとすぐに見つけてあげる。冥銭袋に入れ忘れた「またたび」、必ずお供えするから待っててね。
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おとなになってもずっと身体のサイズは生後半年のまま。
2.5キロしかないチビ猫だったくせに、
存在だけはうんと大きかったんだなぁ。

心のポッカリが、それを証明している。

──まいったなぁ。。。
by vitaminminc | 2008-09-18 23:36 | Comments(0)

天猫

 茶尾の切符は、羽根で出来ていました。

 私とムスメとムスコに触れられ、名を呼びお別れを告げる声に見送られながら、茶尾は天に昇っていきました。

 それまでぐったりとして動かせなくなっていた四肢が、爪を立てて動くのを見ました。地を蹴って空を翔けていくようでした。
 呼吸ができなくなって苦しくてもがいていたのでしょう。けれど、牙を剥き大きく開いた口さえも、上空目指し加速する、白い竜の雄叫びのように見えたのでした。

 抜殻になった白い小さな身体。そっと口を閉じてあげると、茶尾は穏やかな寝顔になりました。2008年9月16日、20:31のことでした。

 亡くなってから小一時間ほどは、まだ何度か家の中に舞い戻ってきたみたいです。兄貴分の眠眠が、時折私ではなく私の肩の上あたりを目で追うしぐさを見せていましたから。

 丑三つ時に、一度目が覚めました。ベッドの下に眠る茶尾の枕元で、お線香を焚きました。もううんと高いところに逝っちゃったんだなぁ・・・そう実感しました。

 今日は仕事を休みました。いつもの休日みたいに洗濯物を片付け、人心地ついたところでペット霊園に入園手続きの電話を入れました。前に飼っていた猫と犬が眠っている霊園です。いつでもご都合のよい時間に引き取りに伺いますと言うので、花を買いに行く時間を考慮して、11時頃に来てもらうことにしました。

 そのあと考え直して、やはり午後の1時に来てくださいと訂正しました。もう少し茶尾と一緒にいたかったのです。

b0080718_12252667.jpg冥銭代わりに、キャットフードとかつお節を持たせることにしました。
まずいPHコントロールの餌では猫の船頭さんが三途の川を渡してくれないといけない。
お兄ちゃん用のおいしいフードを持たせるからね。
ドラえもんのハンカチで、中が二つに分かれる袋を大急ぎでこしらえたョ。
片方のポッケにかつお節、もう片方にはおいしいフード。
船頭さんと仲良く半分こできるといいね。

b0080718_12263947.jpg首にかけるための紐を縫い付けるときに、「茶」という文字を刺繍することを思いついたのに、スペースと糸が足りなくなったので「チ」一字のみ。
そればかりか、可愛いリボンが見つからなかったので、紐は「ズボンの裾上げテープ」で代用。
こんなダサいセンスを強行してしまうママを許して。

b0080718_12345546.jpg棺に入れるための花束を買いに行きました。
お店の人に花束の用途を聞かれ私が答えると、店員さんは自分も犬を亡くしたときは一緒に歩いた散歩コースを見るだけで涙が止まらなかったと話してくれました。
「ムコウに行ってもみんなと仲良くできますように」
微笑んでそう言いながら花束を渡してくれました。やさしい店員さんでよかった。
薔薇のようなトルコキキョウ(2色とも)は茶尾の心と体、真ん丸い黄色の菊は茶尾のしっぽです。


 すっかり忘れていましたが、今度の日曜はムスコの運動会。それに、生徒会の仕事で帰宅時間が遅くなったムスメの帰りを待っていたかのような最期。健気な逝き方に、涙が溢れました。 
 
 これまで2匹の犬の最期も猫の最期も、父の最期すら看取ることの出来なかった私です。
 「見送りたい」という私の願いを茶尾はちゃんと叶えさせてくれました。末期の水も、与えることができました。

 「一生懸命」を体現するかのように、頑張って親孝行してくれた茶尾のことを、ママは誇りに思います。

 小さな命のともしびを一緒に見守ってくださった心やさしい皆さまに、心より御礼申し上げます。どうもありがとうございました。
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                  茶尾の生い立ち
by vitaminminc | 2008-09-17 13:31 | Comments(6)
「切符」
 茶尾ぷーは、数日前からギュッと目を閉じたままになりました。
 絶え間なく染み出る、抹茶ミルク色をした目ヤニと洟。どんなにきれいに拭ってあげても、目を開けようとしません。瞼を上げるエネルギーが、もう残っていないのかもしれません。
 だけどしっかりした意思を持っています。トイレの場所まで辿り着けずに倒れて失禁しても、寝ていた場所から必ず一歩か二歩、移動しているのです。
 
 口の横から水滴を垂らしてあげるときは、額を撫で声をかけながらでないとひどく怯えます。
 「ママだよ。雨じゃないから、そのまま寝ていて大丈夫だよ」

 茶尾ぷーは目だけでなく口も閉じています。一頃、口を開けていた時期が最も辛そうでした。今となっては身体の中の悪性腫瘍も、栄養失調で悪さすることができなくなっているのでしょうか。
 このまま奴らだけが死滅して、茶尾が復活できたらどんなにいいか。

 茶尾ぷーがじっと目を閉じたままでいるのは、きっと天国切符を手に入れたからに違いありません。切符を手にした者は、もうこの世に未練を残さないように、余計なものなど目に入らなくなるのです。

 ママは茶尾のきれいな金色の目を見ることが出来なくなって、今更ながら思うのです。あぁ、もっと毎日茶尾の目を見ていればよかった、吸い込まれそうな茶尾の瞳を、自分の目が縦になってしまうくらい長い間見つめていたらよかったなって。

 天国行き列車の到着時刻なんてママにはわからないけど、ママは出来たらちゃんと見送ってあげたいな。ママが職場にいるときに、知らない間に列車が滑り込んで、茶尾が独りぽっちで乗り込んで、ドアが閉まってしまうなんてことを想像するとたまらない。

 茶尾ぷーを引き止めたりはしません。ただ、ママが家に帰るまで、列車がずっと遥か遠くを走っていますように。
 
 頑張った茶尾を、どうか見送らせてください。骨と皮になっても誇らしい私の猫を見送ってあげたいのです。。。


「介護ウラ日誌」
b0080718_16402367.jpg先日、スーパーで救助した虫は、その後の調べでクツワムシであることがわかりました。(写真参照)
カミングアウトしますと、虫を助けるというキレイ事に走る一方で、私は別の虫を生殺しにしました。
一昨昨日になりますか、茶尾の爪研ぎトレーと爪研ぎダンボールの細い隙間に、ゴキがいたのですよ。私が茶尾の世話をしていると、そばでムスコがつぶやきました。
 「あ。ゴキちゃん」
 なーにをまたまた冗談を…と見ると、ホントに。しかもデカイ。とっさに私がしたことは、横にあったスリッパ左右をパパッと縦にしてトレーの隙間に置き、「蓋をする」でした。因みに私はゲーセンのモグラ叩き(またはワニワニ・パニック)が超得意です。
 次に、ムスコに45リットルゴミ袋を取って来させ、それの口を開いて床と爪研ぎトレーとの隙間に滑り込ませ、スリッパ&爪研ぎごと袋に詰めて口を縛るというものでした。
 スリッパを載せる際に逃げ出さなかったくらいですから、でっぷり肥えた鈍くさいゴキかと思いきや、袋の口を縛るときにもの凄い勢いで袋の中を走り回るではありませんか。縛り口に体当たりしてきた時にゃ~、いつのまにか部屋に入ってきていたムスメと2人、ぎゃーと叫んでおりました。
 茶尾の安静を保つためにも、虫を見ると怖がって大騒ぎするムスメには黙っていろやとムスコに口止めしていたのですが、2階のただならぬ気配を嗅ぎつけたムスメ、茶尾に何かあったのかと心配してやってきたのでありました。
 「もう袋ごとゴミに出しちゃってえ!」とムスメは叫びました。が、交換用の爪研ぎダンボールはまだしも、専用トレーはそんなに安くはないのであります。だからしばらくベランダに放置して、自然にお亡くなりになる(不自然だろ)のを待ってから、勇気を出してトレーだけを抜き取ろうと。よーく洗って再利用しようと。スリッパと爪研ぎダンボールはゴキさまと一緒に改めてゴミに出そうと。そう思った次第であります。
 でも怖くて怖くて、とてもひと月やふた月くらいじゃ確認できそうにありません。ゴキの寿命ってどのくらいなのか? なんか太古の昔から生き長らえている、地球に最も適合した生物であることから考えて、毒でも盛らないと死なないんじゃないか? 不安は募る一方です。 
 聞くところによると、一般的なゴキは確実に1年以上は生きるらしいです。冗談じゃありません。ムスコも、「助けを求めて仲間を呼ぶかもしれない」などと私をゾゾ毛立たせるようなことを言いやがります。

 結局可燃ゴミの日に、トレーもろとも丸ごとゴミに出しちゃいました・・・ほっ。
 
 以上のように、ツクワムシ・・・? クツワムシ? とにかくそっちを救う一方でゴキを生殺し(すでに焼き殺し)にするという、偏見と矛盾に満ち満ちた昨今なのであります。そんな私のルーツは、小学校の卒業アルバムに飼育委員として鶏をダッコした写真が載りながら、給食に鶏のカラアゲが出ると必ずお代わりの列に並んでいたような・・・この話、前にもしたかも。(←ひどッ)

 どーでもいいけど、ゲーセンのモグラ叩き、あれがもし「ゴキ叩き」だったら、私はテレビチャンピオンに出場できるくらいハイスコアが狙えることでしょう。

 それにしてもゴキがなぜ家の中に? シャッター雨戸の内側にでも入り込んでいたのでしょうか。早速「コンバット」を家中に設置しました。
 騒がしくしちゃってごめんね、茶尾ぷー。。。
by vitaminminc | 2008-09-16 17:44 | Comments(4)

朗読

b0080718_1544661.jpg昨日、もう無理矢理療養食を与えるのはやめようと決心したのも束の間、今朝また愚かにも一縷の望みを抱いている自分がいた。
 ペーストを載せた薬指を茶尾プーの鼻先に持っていき、左手で小さな口をこじ開けようと試みる。茶尾自身の意思はダイヤモンドのように固く、頑として口を開かない。それどころか、渾身の力を振り絞ると、私の薬指を跳ね除けるように顔を激しく横に振った。
 ならばせめて水だけでも・・・と思い、祈るようにスポイトを差し向けた。が、見えてるのか見えていないのか。凄い気迫で拒否された。
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この私に、ほかに何がしてやれるだろう?

本棚から動物が出てくる絵本ばかりを数冊取って来た私は、横たわる茶尾の横で、朗読を始めた。
すると茶尾がおもむろに立ち上がり、俯いたままヨロヨロと歩を進めるではないか。
やはり喉が渇いているのだろうか? 
それともトイレに?

b0080718_15141922.jpgしかし茶尾は水皿にもトイレにも近寄らず、
私の真横にピタッと立ち止まった。
そして私の身体にコンとぶつかるようにして、床に崩れた。


b0080718_1515797.jpg身体を擦りつけに来たのだった。
わっと泣いて、しばらく読めなくなってしまったが、頑張って朗読した。
右手で茶尾の小さな額を撫で、鼻をすすりながら絵本を読んだ。
子どもたちが小さかった頃、毎晩読み聞かせたみたいに。
by vitaminminc | 2008-09-12 15:42 | Comments(2)

エレファント・キャット

b0080718_1085082.jpg茶尾を見ていると、『エレファント・マン』(1980年アメリカ)という映画を思い出す。
19世紀ロンドン。ジョゼフ・メリックは生まれつきの奇形で頭蓋骨が肥大し身体のいたるところに腫瘍があった。その醜悪な外見から「エレファント・マン」と呼ばれた彼は、見世物小屋で鞭打たれるという悲惨な日々を送っていたが、ある日外科医フレデリック・トリーブスの目に止まり、研究のため病院の屋根裏部屋に引き取られることとなる。

 やがて外科医は、白痴と思われていたジョンが熱心に聖書を読み、芸術を愛する美しい心の持ち主であることを知る。人間扱いされたことのないジョンは、初め誰に対しても怯える態度をとっていたが、外科医や舞台女優のケンドール婦人と接していくうちに心を開いていくようになる。
 ジョンは、奇形ゆえ普通の人のように身体を仰向けにして眠ることが出来ない。常に上体を起こした姿勢を保っていないと呼吸が出来ないからだ。
 自分の死を悟ったジョンは、臨終間際、外科医に願い事をする。死ぬときくらいは人間らしく死にたいと。
 私の記憶では、ジョンはすでに自分の力では身動きすら取れなくなっていたから、ジョンの背もたれを外して最期を看取ったのは、外科医のトリーブスだったと思う。

 少し前から、茶尾は同じ方向に首を傾げるようになった。首の反対側に、触れなくても見ただけでそれとわかるリンパ腫のせいだろう。
 体力など残ってやしないだろうに、時々上体を起こす。そうしないと呼吸が苦しいからだ。やっとのことで身体を支えている折れそうに細い前足も、片方は真っ直ぐなのに、もう片方は節のところがねじれたように曲がって見える。まるで複雑骨折でもしたみたいに、いびつに腫れて痛々しい。
 ふわふわと柔らかく曲線的だった茶尾の身体は、日に日に硬さを増し、少しずつ変形していく。見えない圧力を呪い、やめてくれと叫びたくなる。そしてという字が表現している真の怖さを、今更ながら思い知る。茶尾の身体の中で、山のように増殖した悪性腫瘍。それらが口を開け牙を剥き、茶尾の正常な細胞を痛めつけているのだ。クソッタレ!
 療養フードも殆ど受け付けなくなった。いや、正確に言えば、与えることに私自身が耐えられなくなった。今朝のことだ。
 無理矢理口をこじ開け、指先のほんのわずかなペーストを歯茎に塗りつけようと思えば出来ないこともない。片方の手で嫌がる茶尾の小さな頭を押さえつけ、もう片方の空いた指で口をこじ開け──でも、それを実行する前の必死の抵抗、最中に与える苦痛、後の消耗を思うと、もう本当に、何も出来なくなる。少しでも静かに寝かしておいてあげたい、これしか考えられなくなる。強制給餌を放棄すればどうなるかわかっていても、もうこれ以上小さく弱った茶尾に苦痛を与えることは、私には出来そうにない。
 
 誇り高い茶尾プーは、満身創痍の身体を亡霊のように揺らし、いまだにトイレにも水を入れた皿の前にも移動する。けれど、もうトイレ・トレーを跨ぐ力も、皿の水を舐める力も残っていない。
 トイレ前に敷いてある尿取りシートに紹興酒のように赤い尿を漏らし、水皿の前で顎をビショビショに濡らすだけだ。一滴の水も飲めずに力尽き、横たわるだけなのだ。横たわっても、気道を確保するためだろう、前足の上に顔をのせて脱力して休むことができない。
 私にできることは、苦しそうにもたげた顎を拭き、その下に河童の枕を入れてやること。そしてスポイトで口の隙間から水滴を点し入れることだけ。ウエット・ティッシュで赤黒い目やにを拭いて、指の腹で鼻筋を撫でてあげることだけ。かすれた声で名を呼んであげることだけ。

 夕方、ダッコしてベランダに出て、茶尾の好きな風に触れさせることも、もう無理かもしれない。昨日そうしたら、突っ張るように私の腕に爪を食い込ませた。身体が痛かったからか、呼吸が苦しかったからか、たぶんその両方──とても苦痛だったのだと思う。

       破れたソファーに座って
       生き場所を探す猫みたいに
       爪で 皮膚で 指で 手の平で
       腕で 肩で
       胸で君を確かめてた
       今日も生きてるかを
       最高な世界へ 最高な世界へ

            THE YELLOW MONKEY~ #BRILLIANT WORLD  
   茶尾、燃え尽きるまでがんばれ!

   茶尾は今朝から、ある特有の体臭を放ち始めました。
    悪性リンパ腫で逝った愛犬(享年15才)ポポの最期の数日間と同じ、癌のニオイです。

by vitaminminc | 2008-09-11 11:28 | Comments(2)

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