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怒りを おさえて あげねば

↓「怒らなくなった」ことを語って日も浅いのですが、まずはコチラをクリック⇒アスタリスク・ハリーさん体操篇

ぅぅ~~~~。
私だけですかね、このCMを見て情けなくなるのは。
松田聖子も中島みゆきも別に嫌いじゃないし、実際お二人ともとーってもお肌にハリがある。
なのにこのCMを見るたび、そこはかとなく情けない気分になるのはなぜ?

  060.gifほっぺた おさえて あげて ハリーさん
  060.gifおでこも おさえて あげて ハリーさん
  060.gifあごのラインも 大事でしょう
  060.gifおさえて あげて ハリーさん

「女はいつもハリーさんと一緒」って バカにしてんのかワレ 幼児向け体操ソングみたいのが、
私の肌に合わないせいでしょーか?
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by vitaminminc | 2010-06-28 17:28 | Comments(2)

ねこ電車

駅の階段をのぼっていた。
ひどく疲れている。
とても立っていられない。
しゃがみこんでしまった。
足元が心もとない。
ステップの傾斜角が変わったようだ。

b0080718_17141139.jpg昔テレビでやっていた番組を思い出す。「ダイビングクイズ」(MBS、テレ朝系)。
間違えたり答えられなかったりするたび滑り台の傾斜角度が1段上がる。
解答者は滑りやすくなるように、靴下はもちろん、手には白手袋を嵌めていた。
落ちないよう両足を突っぱね耐える姿が子ども心にツボにはまった。
落ちるところも魅力的。白黒番組でありながら、色とりどりの風船が見えた。
風船のプールなんて夢がある。

しかし「現実」の私に風船の用意はない。
落ちたら骨折。必死で階段にへばりつく。
ロック・クライミングのように上のステップに手をかける。
時間の経過とともに、ステップの傾斜はきつくなってくる。
冗談じゃない、こんな姿を人前にさらすなんて。
恥ずかしい、階段を四足でのぼっているなんて。
だけど死ぬほど疲れている。
どうしても立ち上がることができない。
こんなふうに階段をよじ登っている人間がいることに、他人は案外無関心だ。
先を急いでいるのだろうけど、それがかえってありがたい。
救急車に担ぎ込まれるわけにはいかない。
今ホームで待っている電車、あれに乗らなくては。
どうしてもあの電車に乗らなくては。
やっと頂上まで辿り着いた。ホームの上は平らだ。
ありがたいことに、二足歩行ができる。
発車のベルが鳴る前に、電車に乗れた。
猫が3匹乗っていた。
ダイビングクイズの風船ではないけれど、実に夢のある光景。
悪夢のような肉体労働から解放され、心底ほっとした。
猫は3匹とも、自分の愛猫と同じく茶トラ。
車内は意外と空いている。ボックス・シートに座った。猫たちがよく見える位置。

発車のベルが鳴り出した。
何かのメロディーだろう。
ずいぶん長く鳴り続けている。

走り出そうとしない電車の中で、私はたぶん、しぶしぶ腰を上げた。
発車のベルのつもりが、止めたのは目覚ましだった。

「ねこタクシー」という映画が公開されたからだろうか。
「ねこ電車」の夢を見たのは。
b0080718_16594612.jpg

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by vitaminminc | 2010-06-23 17:21 | Comments(4)

おこらないことがおこるの巻

【電池買うのに15分待った事件】
ディスカウント家電店に、コードレス電話用充電池を買いに行った。
持参した電話機の取説を手に、電池売場で対応電池を探していたところ、男性店員に声をかけられた。
「なにかお探しですか?」
見れば胸に『研修中』のバッチをつけた、いかにも若いお兄さんである。
「ええ、ちょっと電池を」
電池くらい自分で探せると思ったが、彼は希望に満ち溢れた研修員である。その意欲に応えてあげなければと思った。
「これがほしいんですけど─」
私は開いた取説のページを指差した。各種消耗品の型番が載っている一覧を。
「少々お待ちください」
若すぎる研修員は私から取説を受け取ると、先ほどまでの私と変わらぬスロー・スピードで、陳列商品を一つ一つチェックしていった。
「ここにはないようなので、確認して来ます。コレお借りしてもいいですか?」
若すぎる研修員は 人質 取説を持って、店の奥に消えて行った。
5分待った。
戻って来ない。
自分で探すこともできない。肝心の取説がないので型番がわからない。
若すぎる研修員が戻ってきた。
「もう少々お待ちください」
奥で何を確認してきたのかは不明だが、さっきとまったく同じように、陳列品を一つ一つチェックし直している。
「やはりお取り寄せになりますので、レジの方に来ていただいていいですか」
そこまで珍しい電池とも思えなかったが、取り寄せになると言われたのでは仕方ない。おとなしくレジについていった。
若すぎる研修員は、コンピュータに取説に載っている型番を入力してから、「あっ」と言った。
「これは、メーカーに問い合わせてみないとあるかどうかわからないので、今からメーカーに電話してみます。ちょっとお時間がかかりますが、いいですか?」
チラッと時計を見たら、お兄さんにつかまってからすでに15分が経過していた。
それに、メーカーに問い合わせる必要があるとはまったく思えなかったので、私は柔和な笑顔を浮かべてお兄さんに伝えた。
「いえ、そこまでは時間がありませんので、また出直します・・・」
店を出た私は、そこから歩いて3分も離れていない、別の大型電気店に行き、自力で電池売場で目当ての充電池を探した。
レジに出す際、念のため取説を見せて「この電池で間違いないでしょうか」と確認した。
「ええ、A-002同等品となっていますから、こちらで使えます」
やっぱりアレで良かったのか──その電池はさっきの店で、お兄さんに声をかけられる直前、まさに私が手に取ろうとしていたものだった。
あの若すぎるお兄さんも、この不況下、やっと就職できた口かもしれない。頑張ってくれい!

【診察券は病院にあった事件】
コレステローラーの私は月一の通院を余儀なくされている。
前回は診察券が見当たらなくて、病院に行く前の晩、さんざん家中を探し回った。
とうとう見つからなかったので、診察券がないまま病院に行った。
窓口で健康保険証を出しながら、低姿勢で詫びを入れる。
「あのぉ、診察券がどこかに行ってしまって・・・」
すると受付の女性が診察券のを取り出して、無言のまま私の名前のカードを探し、
「ありましたから」と涼しい顔で答えた。
何か違和感を覚えた。あの5cmほどもあった分厚い束が、すべて「落とし物」であるわけがない。
診察と会計を終えた時点で、謎は解けた。
受付の女性が、今回も、性懲りもなく、診察券を返し忘れようとしていたのだ。
あんなにいくつもの引き出しを開け、あんなにいくつものバッグを開いた私の労力は・・・。

【郵便局に二度足を運んだ事件】
郵便局というのは、いや金融機関の大半はそうなのだが、必要な物が1つでも欠けていると受け付けてくれない。
二度も足を運ぶのはまっぴらごめんだ。予め通帳の再発行に必要な物をネットで調べ、これでもかこれでもかとばかり、用意万端整えて郵便局へ行った。
「娘さんの通帳ですね?」
「ハイ。保険証と、これが委任状。それと、一応学生手帳も持ってきました」
局員が保険証を見ながら言う。
「まだ未成年でいらっしゃいますね、未成年の方の場合は委任状は必要ありませんので、お返ししておきます。この日付だけ二本線で消して書き直していただければ、先いって必要な時にこの委任状はこのままご使用いただけますので」
「ああ、そうですか」
力が入りすぎて不必要なモノまで持ち込んだが、無事手続き完了。
家に帰ると、留守電が入っていた。
「××郵便局の××です。先ほど通帳を再発行する手続きをしていただきましたが、こちらの方で不備がございまして、もしも可能でしたらもう一度ご足労・・・」
私は再び郵便局に出向いた。
「申し訳ありません、こちらの用紙にご記入いただかなければならなかったのを忘れており・・・」
「いえ、構いませんよ。さっきと同じように書けばいいんですね?」
二度出向いていただいたお詫びにと、局員がタオルをくれた。

私はまん丸くなった。これは異変だ。
それとも、土にかえる準備段階として、まず地球の形と同化しようとしているのだ老化
以前だったら文句か捨て台詞の一つも発していたであろう目に遭っても、怒る気になれない。
なぜならば、それほど自分に自信がなくなっている
これくらいの手際の悪さや手抜かりは、自分もしょっちゅうやっている。
「あなたの方が私よりも脳細胞が若いんだから、もっとしっかりしなさいよ!」
こんなふうに怒りたくても、怒れなくなっている。
なぜならば、自分より年下の人に、自分の子どもたちの未来像を重ねてしまう

それとも単に身体が疲れているからなんだ老化?
怒るのって、それなりにエネルギーが要るからのぉ。
b0080718_19173632.jpg

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by vitaminminc | 2010-06-20 19:15 | Comments(4)

郵便配達は二度ベルを鳴らす

 先日仕事から帰ると、郵便受けに郵便局発行の「郵便物等お預かりのお知らせ」つまり不在連絡票が入っていた。
 早速24時間対応の受付センターに電話。音声ガイダンスに従って、その日の19:00~21:00に再配達してもらうように手配した。
 夜の7時半頃、玄関チャイムが鳴った。
 再配達してもらう郵便物はムスメのゆうちょ銀行関係のもの。ムスメに出ろと言おうとしたら、限りなくパジャマに近い部屋着姿になっている。
 仕方なく私が応対に出た。門を閉めていたので、私の方から門のところまで出て行った。
 配達人が封筒を私に見せながら、ひどく抑揚のない声で言う。
 「間違いがないか確認してください」
 ふだんこういう場合は配達する人が「こちら△△さんのお宅で間違いないですね?」と確認してくる。再配達希望の時間内だったし、うちの郵便物であることに間違いはないだろう。それでも確認するよう言われたので、封筒の宛名を見るため自分の目元に引き寄せようと封筒に手をかけたら、ピシャッという感じで封筒を引っ込められた。
 唖然とするより、鳥肌が立った。底知れぬ不気味さを感じたのだ。こいつ、何か変だ。
 ろくすっぽ見れなかったのだが、チラッと見えた苗字はうちのものだった。
 「間違いないです」
 配達人は、そこではじめて封筒を渡して寄越した。それから小さなレシートみたいな紙切れを寄越して、
 「白い部分に判を押してください」
 再びひどく平坦な口調で言う。
 私は言われたとおりに、白いスペースに押印して配達人に戻した。
 「ここじゃなくこっち、広い方に押してください」
 ‘て’以外まったく表情のない声で言い、再び紙切れを寄越す。「し」と「ひ」の発音が苦手のようだが、江戸っ子と見るにはあまりにもねとっとしすぎている。
 「あ、すみません」
 謝って広いスペースに判を押し直しながら、ふと思った。こいつの態度はうちが不在にしていたことへのあてつけなのか? 二度も足を運んで、二度もチャイムを鳴らす羽目になったことへの仕返しか?
 「お世話さまでした」
 こちらがかけた労いの言葉を完全無視して、配達人はバイクの荷台に受領シートをしまっている。
 そして、私はハッキリと耳にした。
 「チッ!なんでこんなところ押すんだよっ」
 わざと聞こえるように毒づくのを。
 部屋に戻った私は、蒼くなって一部始終をムスメに伝えた。大事なムスメを出させなかったのは神のご加護。天に感謝した。
 ムスメは非常に腹を立てて、本局に訴えた方がいいと息巻いた。でも、あれは明らかに逆恨みするタイプである。今後二度と関わることがないよう努めるのが賢明というものだ。
 配達人の名前をしっかり頭にインプットした私は、この先もしもこいつの名前で不在票が入ることがあったら、本局まで直接荷物を受け取りに行こうと心に決めた。
 それでもムスメは言う。
 「半年経った頃に、匿名で訴えようョ」
 人の本質も見抜けず採用するような機関に、私は何も求めない。それよりも家族の安全を第一に考えたい。
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by vitaminminc | 2010-06-02 10:13 | 人間 | Comments(8)


日々の暮らしに「ん?」を発見


by みん子

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