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素晴らんすぃ日々

前にも書いたけど、更年期と思春期というのは、共にホルモンのバランスが崩れるという点で似ている。問題は、このホルモンバランスの崩れが、体内だけに留まらず、体外的にも溢れ出てくることにある。昔、某放送作家が著書の中でいっていたことを思い出す。かつて「国民的美少女」として国民の注目を浴びて目の保養ともなったゴクミ(後藤久美子)のことを、その人は ↓ こんなふうにリアルに絶賛していた。大体中学生なんて思春期の真っ只中にいるわけで、元来醜くて当たり前。成長ホルモンの分泌が盛んになり肌はニキビに覆われ、身体的にも成長過程の中ではもっともバランスが悪くなる。なのにゴクミはスゴイ。そんな思春期の中にあっても、「完璧に美しい」のだから。私が中学生だった頃にも、すでに「完璧に美しい」子は稀にいた。見た目の崩れを思春期のせいにはできない。が、敢えていうなら、うちのムスコは今、思春期崩壊現象の生き証人である。あーっはっはっ。幼少期、ほぼ百発百中で「女の子」に間違えられた、アノ頃のムスコは何処へ。小学生までは、親の欲目でギリギリどうにかなってはいたと錯覚できたのに、中学生になって崩壊した。近視が強まり、裸眼の目つきは殺人鬼。ニョキニョキ背が伸び顔も伸び。b0080718_1061967.jpgふと気づけば「ごくせん」の教頭役の、生瀬勝久。
いや、好きな俳優さんだからイイ。
いや、中学生で教頭の顔でいいのか。
b0080718_10115039.jpg幼稚園時代に全盛期終えたムスコを偲び、ひまわりの額を飾った。
ん? なんでこんなにピンボケるのだ?

「女の子」顔のムスコの写真。幼稚園で一番可愛くてモテたUちゃんに、
バレンタインチョコをもらったよねぇ。
将来の夢は、「王子さま」。
ムスコは、トイレに自分の写真を飾られようが意に介さず。バカ母には、「やめろぉぉぉ」
と言うだけ無駄と知っているのだ。
好きにさせてくれる。ありがたいことだ。
なのに、ある日ムスメが介入。
b0080718_10181542.jpgなんということを! 私のかわいいムスコ(昔バージョン)の背後に、

あろうことか「ロリエぐっすり超吸収スーパーガードMAX400超吸収Wクッション後ろモレを徹底ガード」(←ほとんど紙おむつ)2枚を挟みやがった。
こんな無謀なことを平気でやりくさるから弟の顔のバランスが崩れるのだ。
「(家中で)唯一美しさを保っている聖地(トイレ)に、なんてセンスのないことをっっっ!」母の叫びに、ムスメはチャラ笑いしながら答えた。「だって大きすぎて(トイレストッカーの)引き出しに入らないんだもーーーん」
だからといって、ふつうやりまっかいな、こんなこと。
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by vitaminminc | 2010-07-17 10:49 | Comments(10)

猫に小判ザメ

年に一度の割合で、無性に欲しくなるシロモノ。
それは、CDレコーダー付レコードプレーヤー
音源をデジタル化してUSBメモリやSDカードに保存できるレコードプレーヤーは、もっと安い値段でほかにもいろいろある。
けれど私の触手が動いたのは、じーさまが出演している、非常に単純で扱い易そうな、この一品。

CD化されないまま廃盤となってしまった、手持ちのあまたのレコード。引越しのたびにダイエットして、我が家にはもう昭和の遺品たるレコードプレーヤーは存在しない。

でも、思い出まではダイエットできない。80年代のあの名曲の数々。ふとした折にたまらなく聴きたくなるのよぉぉぉッ!

CDアルバムになった80年代懐かしのJポップは自分でも何枚か買って持っている。
b0080718_115061.jpgが、今この季節。私が最も聴きたいのは、82年にリリースされたエディ・グラントの「カリビアン・キラー」
このブリティッシュレゲエ、渋谷のタワーレコードの「お勧め」を信じて購入。カセットテープに録り、ウォークマンで何度聴いたか知れやしない。
張り切って購入した来日公演のチケットは売行き不調で中止。払い戻されたくらいなのでCD化もされなかった。カリブの海では絶大な人気を誇っていたキラーも、日本海ではイマイチ波に乗れなかったということか。

くぅ~! イイ曲ばかり入ってるのに。なのにいまだに購入できずにいるレコードプレーヤー。
レッグ・マジック(←送料込で約2万円)は、懲りもせず衝動買いするくせに。

なぜか。おそらく諭吉の頭数のせいと思われる。
「みん子さんは節約家(←短縮形はケチ)だから」と義母に褒められるだけあって、私の財布の紐は針金でできている。諭吉2人で済むなら、たとえ失敗しても「ま、いっか」と諦める自分の未来像が見えるのだが、諭吉3人となるとそうもいかない。失敗は許されないのである。
ちなみに、ここでいう「失敗」というのは、購入品がヘボかった云々よりは、自分が三日坊主に終わることが大半を占める。
諭吉を3人も生贄にして、腐れ宝を増やすバカはいない。でも何となくバカになってしまいそう。
そこのところの葛藤というか、己との駆け引きが拮抗するあまり、いまだに手が出せずにいる。
でも、あぁ、エディのレゲエがコバンザメのように頭に吸いついて離れない。
Eddy~! あなたの公演に履いてくために、私リーボックのスニーカーまで買ったのよぉぉぉッ!(レコードジャケットのエディは白いスニーカー着用)

ていうか、25年以上前からとっくにバカ。
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by vitaminminc | 2010-07-14 11:50 | Comments(0)

ハシゴ

袋小路でお袋たちに袋叩きにされ袋田の滝に投げ込まれる
などと噛みにくい早口言葉を思いついては完成度の低さを嘆く昨今。

初挑戦で存在感をアピールした「みんなの党」。
渡辺代表が、耳慣れないコトバをトーゼンのように口にするのをテレビで見て、首を傾げた。マニフェストという言葉にも「なんでワザワザ横文字?」と違和感を抱いたくらいである。単純にカチンときた。
某与党によって「前言撤回可のチャラい‘公約’」という印象が強くなったから(?)差別化したかったんだろうけど、なんでふつうに日本語で話せないのか。
そのコトバを聞いて、正直私はマゼンタ(色:ショッキングピンク)とジェンダー(性)を連想した。両方合わせたら昭和の日活ロマン○ルノである。アジャパーである。
もちろん、話の中に出てきたから大体の意味は推測できたけど、ホント、なんでイチイチ横文字を使うんじゃ。
「アジェンダ」の一言で大切な一票を失うことだってある(←マジ?)。
「みんなの党」なら、みんなにわかる言葉を使いましょう。

などと自分の横文字の弱さを棚に上げてブーたれている私だが、殊勝なところもある。(←自分で言う時点で100%殊勝でない気もするが)

決して信心深くないのだが、あの世は信じている。
まず、お墓参りが嫌いじゃ、
ない。

実は、半月ほど前から何度となく家の中で「ありえない音」がした。何もないところから生活音みたいな音がハッキリ聞こえたり、ムスメなどは主電源が切れているテレビから「おほっ」という年配の男の人の咳払いを聞いたという。
不思議な生活音は、ムスメと私が同時に聞くこともあったし、ムスコが1人で留守番しているときに聞くこともあった。
子どもたちはそれなりにビビッていたけれど、私は恐怖感よりは不思議な感覚を覚えた。音には攻撃性が感じられず、まるで誰かに「ちょっと!」と呼び止められたような気がしたのだ。
猫の茶尾が亡くなった後も、しばらく家の中で不思議な音が聞こえることがあった。だから今回もあの世で馴染みの誰かが何かを伝えようとしているのではないかと思われた。
また、東北に単身赴任中の夫が家に帰っている間は不思議な音は一切しなかったので、私の中では音源の目星は大方ついてきていた。
そんな矢先、ムスメから決定的なことを告げられた。
「奥さ~ん(私のこと)、ジジ(義父)のお墓参りに行った夢を見たんですよ~」
夢の中で、ムスメはジジの墓に最中をお供えしたという。
「よっしゃ、早速今度の休み(7/11)にお墓参りに行こう! 最中をお供えして来よう!」
しかし、ジジの墓参をするなら実父の墓参もしないわけにはいくまい。距離の関係で、どうしてもジジに比べて実父の墓参りの方が少なくなりがちだ。
5時半に起きた。最初に実父が眠る西東京=多磨霊園に行った。夏草を刈って実父の好物のお酒をお供えした。
次に、今度は東京の東端にある義父ジジの墓に行った。すると奇遇なことに、墓前で義母と義妹に出くわした。あと10分も到着がズレていたら会えないところだった。振り向いた義母の嬉しそうな顔。
ジジが知らせたかったのは、このことだろうか?
私から昼食をご一緒しませんかと誘ったその席で、義母が私に言った。
「みん子さん、私が死んだら仏壇を引き取ってくれる?」
「なに言ってるんですか、おかーさん。そんな話まだ早いですよ」
「でも、いつ何が起こるとも限らないし─」
「もちろん仏壇は大切に引き取らせていただきます。どんなに居間が散らかっていても、仏壇だけはきれいにします、私仏壇のお世話するの好きですから(←マジ)」
「それを聞いて安心したわ」
同居している娘(義妹のダンナは六男坊)がいて、しかも同席しているというのに、仏壇の管理は長男の嫁にと願う義母。いじらしくなった。
正月に会った時に比べ、義母がずいぶん痩せてしまっていたのが気になり、帰ってからダンナにメールした。『次に帰る時はおかーさんに顔を見せに行ってあげて。おかーさんの様子を自分の目で確かめた方がいい』

追伸:何かのお告げでしょうか。ハシゴ墓参はもちろん、何の予定もなかったというのに先月のうちに‘事前投票’を済ませておいてよかった・・・。
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by vitaminminc | 2010-07-12 11:49 | Comments(6)

カットした方がイイ

「アレ? 美容院替えた?」
口にこそ出さなかったが、ハッキリ言って前のカットの方がうまい。明らかに腕が違う。
同僚はこう答えた。
「うん。なんだか疲れちゃって」
疲れる美容院とは???

同僚を担当していた美容師のセンセ、実は口下手であった。
ほかの美容師は、客との会話に色とりどりの花を咲かせている。中には「笑い」という実まで結んでいる者もいる。
なのに同僚のセンセイがポツリポツリと話しかけてくる内容は、どうにもこうにも会話に発展しない。話題性に欠けるのか? 食いつきの悪い話題ばかり仕入れているのか?
話の種がショボすぎて、蒔いても土の中で腐ってしまい、芽が出ないといったところなのだろう。

心のやさしい同僚、気づけば自ら話題を提供していたという。
盛り上がっているほかの美容師&客に比べ、自分たちの一角だけ明らかにテンションが低い。自分は構わないが、センセが引け目を感じているのではと可哀そうになり、黙っていられなくなる。
「もう、自分が仕事でやらかしたミスの話とか、言わなくてもいいようなことまで話してさぁ─」
それからというもの、同僚はその美容院に行くたびに、センセから多大な期待を寄せられていることを実感したそうだ。
「だってわかるんだもん。‘今日はどんな面白い話を聞かせてくださるんですか?’って。そういう目でこっちを見るのよ。それでいて自分からは何も話そうとしないじゃない?」
技術料にリップ・サービスは含まず、か。
「別にこっちは髪を切りにいくだけなんだから、会話なんかなくたって全然構わないのよ」
わかるわかる。私なんかいっそのこと黙っていて欲しいとさえ思う。おやっさんのようにムッツリ黙りこんで、ぼーっとしていたいクチだ。
「なのに会話がないと気まずい雰囲気? 困ったような顔をされちゃうと、こっちもああ、何か話してあげなくちゃなぁってなるでしょう? それがだんだん苦痛になってきて─」
同僚が利用していた美容院のセンセ、話すのは苦手な癖に無言でいるのも苦手だったらしい。
「だっておかしいじゃない? こっちは客なのに。なんでそんなことまで気を遣わなくちゃならないの?」
聞き上手を買って出たのが裏目に出て、センセは顧客を1人失った。
「本でも持って行けばよかったね」と私は言った。「‘今コレ夢中で読んでますから’とか‘忙しすぎて美容院に来た時でないと本も読めない’みたいなオーラを発してさ。それだったら向こうもカッコがつくだろうし」

同僚が失敗談を披露してくれた同じ日に、私は同じ轍を踏んだ。

同僚がかつて利用していた店とは違うが、私にとっては初めて行く美容院だった。念のため、もちろん本を持参した。
新規顧客の私を担当したのは「もう30なんですよ」という、30にはとても見えない若い男のセンセだった。
私は、別の同僚が貸してくれた有川浩の『キケン』という四六判の本をこれ見よがしに読み始めた。

しかし、生まれて初めて挑戦した「縮毛矯正」が、甚だ読書に向かないものであると知るまでに、そう時間は要らなかった。

シャンプー⇒ドライヤー⇒1液塗布(時折液が垂れるので、人から借りた大切な本をしまわなくてはならなかった)⇒すすぎ⇒アイロン⇒2液塗布(時短)⇒シャンプー⇒トリートメント⇒カット⇒すすぎ⇒カット修正⇒ブロー

ああ忙しい。合計3時間20分かかったにもかかわらず、本を読む機会がなかったのである。

では、その間どうつないでいたのか?

最悪なことに、私のセンセは真の聞き上手であった。「振り」が上手い。
まず、私がホットフラッシュに悩んでいることを打ち明けたところ(コレを言っておかないことには何の前触れもなしに突如顔面が滝と化す怪奇現象にセンセがビビることになる)、冷房が最もよく当たるどん冷えのイスに移動させてくれ、心を解きほぐしてくれたのである。
「でもいっぱい汗をかくといいこともいっぱいあるそうですよ。ダイオキシンが体から出て行くそうです」
「え!? ホントですか!?」
「よくわからないですけど、体内に溜まったダイオキシンて、尿など排泄器官からは出にくくて、汗腺から排出されるとか」
「わぁ、なら自慢できますね私♪」
「ダイオキシン溜めてないわよ♪って(笑)」

そして気づけば、同僚と同じ穴のムジナになっていた。職場におけるミスの数々を、ペラペラとページをめくるがごとく披露していたのである。
ただ1つ違っていたのは、同じ職場でありながら、私のミスは仕事とは無関係。同僚の何千倍もバカっぽい点であった。

会社にパジャマを穿いてっちまった究極の失敗談にいたっては、1年経った今でも鮮度を失うことなく話題に上がっちまうこと。また、イスに腰掛ける時に上着がふわっとまくれて、薄いパジャマズボンにうっすら下着が透けて見えるという超迷惑な瞬間があり、スケパン刑事(デカ)という異名まで持っていることなど。

センセは時々仕事の手を止め床にしゃがみ込んでは、呼吸を荒げ、腹を押さえる。

「オカッパ頭で縮毛矯正なんかしたら、クレオパトラになるねってみんなに言われました。明日が楽しみ♪って」
「ぅわ、いきなりハードル高いですね」
「パトゥーラって呼ぶとか言ってました」
「よし、絶対パトゥーラとは呼ばせないようにしましょう。毛先を薄くして、内側に可愛くまとまるように仕上げましょう♪」

鏡の中の私は霧のロンドンにいた。竹製のおしぼり皿のような器に外した眼鏡を置いていたので、視界がぼやけた。霧の中の私は、彫りの深い顔立ちに見えた。

ロンドンっ子の私は、センセが運んでくれた美味しい珈琲を飲み、よくしゃべり、よく笑った。

「お疲れ様でした」
センセが手鏡を渡してくれた。
眼鏡を手に取り、鏡を覗く。

「今日はありがとうございました」とセンセが言った。「本当はこちらがサービスしなければいけないのに、楽しませていただいて」

鏡の中は霧が晴れ、ホウレイ線のみ彫が深くなっている私がいた。
髪形だけが妙に可愛いのが、激しく妙であった。

次の日。
ヘアスタイルを犠牲にしてまで美容院を鞍替えしたという同僚に、同じ轍を踏んで足が抜けなくなったことを話した。
「最初にあんまり飛ばしすぎると、次から要らぬ期待をされることになるからねッ」

次回からは、髪と一緒に自虐ネタもカットだ。
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by vitaminminc | 2010-07-07 17:30 | Comments(4)

「き」になる

とてもになる方がいます。

スラッと長身で、後輩の面倒見がよろしい。

後輩が十分育ったとみるや、あなたはスッと身を引く。

潔いというか、引き際をわきまえているというか。

でも、引退してしまうには、あまりに惜しい。

あなたがは熟したという顔をしてみせたって、

私はしらんぷりを決め込みます。

あともう少しだけ、そこにいてください。

だって、あなたはまだまだ美しい。

ああ、あなたの名はセローム。
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窓辺を彩る美しい貴婦人よ。(←トイレのな)
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by vitaminminc | 2010-07-02 16:37 | Comments(4)

日々の暮らしに「ん?」を発見
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