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四畳半親和体臭

 「こないだ、俺の部屋(←四畳半、和室)でネコが寝てたんだけど(怒)」

 眠眠という固有名詞ではなく、ネコという普通名詞で文句をたれるダンナ。その愛、干潟よりも浅し。

 ハッ、こないだだけではないのだよ(笑)。ダンナの掛け布団の衣替えをしてからというもの、ほぼ毎日。
 干したての布団は肌触りがいいものねぇ。

 ダンナが出勤したあと、眠眠はキッチリ閉められた襖を利き腕(ライト)で器用にこじ開け、早速朝寝。そして昼寝。さらに夕寝。休日にチェックした眠眠の行動である。

 「毛が抜けて困るんだよ。それに、なんかケモノ臭い(怒)」

 ケモノ臭い? そりゃ妙だ。
 眠眠は完全無敵の家猫なので、陽に当てた布団のように気持ちの良い空気を感じさせるだけ。無臭に近い。猫バカだけがそう思っているのかもしれないが、いやぃゃぃゃ、ホント臭わないんだって。

 「ションベンでもしたんじゃないか?」

 そこまで? そこまでクサイ? 私はにわかに心配になった。

 先日、布団の衣替えをするためにムスコの部屋に入ったら、床の材質がわからないほど散らかったベッドの足元に、眠眠の乾燥ウンピを見つけたばかりである。通常きちんとトイレで用を足すネコなので、これはムスコの部屋に眠眠が入り込んだことに気づかずにドアを閉めたことによる不慮の事故と言える。
 かわいそうに。我慢しきれなかったのだ。ムスコに伝えると、ヘラヘラ笑っただけだった。
 「そういえばいつだったか、なんか臭ぇなってことあったヮ」

 が、被害者がダンナとなるとこんなことでは済まされない。ただでさえケモノが嫌いなのだ。ダンナに見つかる前に、ブツがあるならブツを回収せねばッ!
 私は、真相を確かめるべく、ダンナの寝室に入っていった。
 何だろう? 確かに無臭ではない。いや、むしろほのかにクサイ。ゴミ箱代わりに使われているレジ袋に目がいく。ダンナが食べ終えた様々な菓子類の空き袋が、無造作に捨てられている。
 「こういうのはこまめに捨てないとッ!」
 レジ袋の口をねじ塞ぐように取り上げる。取り上げたものの、心の中では打ち消していた。
 違う。これのニオイじゃない。それに、明らかに眠眠の糞尿のニオイとは違う。
 謎はすぐに解けた。だが、言葉には出来なかった。

 なんだ単なるおやじ臭じゃねーか、なんてとても。
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 布団の衣替えをしたその日から、眠眠はダンナの布団の上で寝ている。しかし、ダンナがクサイと言い出したのは、眠眠が寝ているのを目撃して(速攻追い出して)からである。
 何とも感じなかったのに、小さなキズができているのに気づいた途端急に痛み出す、あの時間差感覚と同じである。
 勝手に襖を開ける眠眠の自由を、奪う術を私は知らない。
 「ネコのやることですからねぇ、襖に鍵でも付けないことには」
 エヘラエヘラしながら眠眠の侵入阻止の難しさをほのめかし、菓子類の空き袋に罪(異臭)の大半をなすりつけながら私は思った。
 ファブリーズでも買って来るか。
by vitaminminc | 2013-05-28 10:24 | Comments(2)

感謝状

どこのどなたか存じませんが、この場をお借りして厚く御礼申し上げますです。
午前6時頃に、ムスコがゴミを出しに行ってくれた後、8時をまわっていたでしょうか、更にわたくしが追加ゴミを出しに行きましたところ、眩いばかりの光景が目に入りました。

脚が鉄製で出来ている立派な椅子。
そして、飲料缶食料缶ペットボトルをひとまとめにしてくださった袋。

私がゴミ集積所の掃除当番である今週、わざわざ可燃ゴミの日をお選びの上、あなた様の大切なゴミを不法投棄していただきましたことに対し、深く感謝の意を表明いたしますです。
晩にムスコに確認しましたら、6時ごろには椅子や空き缶などが入った袋はなかったとのこと。
県道沿いで、7時半をまわると車の量が増す場所です。おそらくあなた様は、他のドライバーに迷惑がかからぬよう配慮され、ムスコと入れ違いくらいの早い時刻に、車を停めて置いていかれたのでございましょう。

分別してくださってもよろしかったのに、敢えて1つの袋にまとめてくださる潔さ。心底感動いたしました。
それぞれ別の日に、そう、月に一度だけ収集日が設けられている品々ばかりを厳選して袋詰めなさるという、あなた様の着眼点並びにに仕分け能力。
素晴らしいです。この悪夢のようなバラエティーセットを、恐れながらわたくし、持ち帰らせていただいた次第。
そして、自宅前の路地の上、袋の中身を分別させていただきました。

①コーラ、オレンジジュース、カルピスソーダ・・・これら飲料系の空き缶は、来月の第二水曜日まで、わたくしが大切に保管させていただきますです。大嫌いな臭いを放つビールの空き缶が(空き瓶も)含まれていなかったのは、まさに奇跡と申せましょう。
②プラスチックのフタがきちんと閉められ、紙ラベルがきっちり貼られたインスタントコーヒーの空き瓶。
ぅふふ。これ、うちでも愛飲している銘柄です。ま、時間がない時用で、普段はドリップ式ですけど。
同じくプラ蓋&ラベル付エバラ黄金の味の空き瓶。焼き肉、美味しかったですか?
いずれも環境を考えて節水されたのでしょう、まったく洗っていらっしゃらないので、なんだか手がベタベタしっとりしてまいりました。
③それに、ラベルとフタが付いたままのペットボトル。
以上すべてのフタとラベルは、当自治区においては可燃ごみ扱いとなりますので、自前のゴミ袋に入れ直して、再度ゴミ集積所まで出しに行ってまいりました。間に合ってよかったです。

空き瓶は、ちょうど翌日がガラス回収日でしたので、ムスコが出しに行ってくれました。
ペットボトルは、来月の第二金曜まで、わたくしが責任を持って保管いたしますです。
大物の椅子に関しましては、来月第四金曜の金属回収日に、風味豊かな無洗状態のいわしの空き缶と共に、(ひと月以上も先になりますが)、改めて集積所に出しに行く所存でございますです。
椅子が、回収してもらえるサイズかどうか微妙なところです。持って行ってもらえなかったらと考えただけで、血圧が天まで昇りますです。
保管場所ですか? うちの庭は猫の額ほどに狭いものですから、椅子は班内の、現在空き家となっているお宅の敷地内に、一時保管させていただいております。断じて不法投棄ではございません。ご安心ください。

そうそう、空き缶、空き瓶、ペットボトルが入っていたバラエティーセットの袋、あれは近所のドラッグストアのレジ袋でございました。あなた様はきっと、案外近所にお住まいなのでございましょうね。ふふふふふ・・・。
昨日はわたくし、仕事が休みだったのでございますです。わたくしに与えられた貴重な時間をこれ以上ないほど有効活用させてくださったあなた様に、もう心は釘付けです。

早速お礼をするための準備をさせていただきました。
今ではインターネットで、お礼参りに必要な品々を買い求めることができるのですね。
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白装束、ろうそくを立てて頭に被る五徳、蝋燭(大)3本、五寸釘、金づち、そして藁人形・・・。
パーフェクトを望むわたくしは、一本歯の下駄なども揃えたいところです。
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あとは、あなた様の毛髪を手に入れさえすれば、あなた様にお礼参りが出来るというもの。
いつでも息の根を止め気にとめておりますですよ。
だってわたくしの心は、あなた様に釘付けなのですから。

いや違った。あなた様「に」ではなく、あなた様「を」だ。チッキショー!
by vitaminminc | 2013-05-25 12:35 | 人間 | Comments(2)

パ~邪魔

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コレを着ているときのムスコが好きだ。

襟まわりが少々擦れて、くたびれた肌着だ。

下着からパジャマの上着に変身した。

下剋上だ。

しかしコレは、ガッコには着て行かせられない。

だからパジャマと書いたのだ。

やっぱり降格なのだ。

コレを着たムスコは、なんだかバカッぽい。

コレを着たムスコは、なんだかカワイイ

コレを着たムスコは、びんぼっちゃまだ。

コレを着たムスコは、完全に私の支配下にある(ような気がする)



なのに、ムスコはコレを着て登校してしまったことがある。
どこまでも無頓着なヤツだ。
まだ4月だった。体育のない日だった。ガクランを脱がなくて済んだ。
ヨカッタ。危ない、アブナイ。
以来、パジャマとして身につけ目覚めた朝に、
コレの上に学生服を着てしまわぬよう、要注意だ。
翌日が確実にガッコが休みという前の晩にのみ、
入浴中のムスコのために脱衣所に忍ばせておく。

もしかして支配されているのは、
やっぱ邪魔、この私の方なのか?

by vitaminminc | 2013-05-23 07:52 | Comments(0)

2013母の日プレゼント 

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 ↑↑↑
眠眠から

眠眠お気に入りのハツカネズミちゃんのおもちゃ
私のベッドの足もとに連日・・・もちろん母の日当日の
明け方にも。これまでこの位置に置いてあったこと
がないことから、先日取れた尾を縫いつけてあげた
ことへの感謝の気持ちであろうか。
もっとも、「私のベッド」=「眠眠のベッド」なのだが。

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 ↑↑↑ムスメから
文庫本用ブックカバー&汗ふきタオル

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 ↑↑↑ ブックカバー/ポイントのアップ
本を読んでいるリアル系カエルさんが超かわええ
ムスメ、ネットショッピングを開いて私に選ばせて
くれました。ウキャキャ♪

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 ↑↑↑ タオル/ポイントのアップ
やさしいガーゼ織り。
こちらもムスメが、お好きなものを
と選ばせてくれました。ウキャ♪

やい、みん子
今夜のおかずは
何なんだい?

 ↑↑↑ ムスコから
贈られたコトバです。呼び捨てです。でもなんか嬉しいです。ふはは♪

-------------------
 ↑↑↑オットから
 Nothingです。別によかです。
 あたしゃオメェさまのおっかさんじゃ
 ないんですから。
by vitaminminc | 2013-05-14 17:51 | 人間 | Comments(0)

駐輪場菩薩

 数日前。学校から帰ってきたムスコに、昼間のトカゲ轢死事件について語ると、ムスコは次のように返した。
 「ああ、そのトカゲならオレも2、3回助けた。いつ見てもしっぽがちぎれてるヤツ。 犯人知ってる──黒チビだよ」
 そう、トカゲを見た瞬間、真っ先に私の前頭葉に浮かんだのも、やはりチビハチだった。彼女はこれまでにも、小さな口の端からネズミの尾をぶら下げた雄姿や、椋鳥とおぼしき鳥類の完食跡を披露してくれた。
 私同様、猫も好きだがトカゲも好きなムスコ。何度かチビハチがトカゲで遊んでいる現場に遭遇し、トカゲを救出したというのにも頷ける。
 チビハチは、今や我が家の猫の額ほどの庭=猫庭で、食に窮することこそなくなったが、本能でいたぶらずにはいられないのだ。しかも、獲物を捕らえる能力に長けている。
 標的となった(おそらくは同一個体)トカゲは、異常にやせ細っていた。自切した尾の再生に養分を持っていかれるせいなのか? 元々ひどく鈍臭い奴で、餌を捕るのが物凄~く下手だったのか。
 チビハチのいいおもちゃにされたあげく、デイサービス車の下敷きとなり、短い一生を終えた。

 でも私はなぜか満ち足りた気分になった。
 その前日も、洗濯物を干そうとしたら、休日にムスコが着ていたジャージのポケットから、ジッパー付きの小さな空き袋が出てきた。私がキャットフードを小分けにして詰めている袋である。
 庭猫たちを慈しむ一方で、無用な殺生からトカゲを救いもする。そのおかしなバランス感覚が、いかにも私の「血」なのを確認して、ちょっと嬉しくなったのだ。

 そんなムスコが、先週水曜の夜9時過ぎに、私の携帯に電話をかけてきた。
 「今駐輪場からなんだけど、オレの自転車がないんだよ」
 ハマまで遠距離通学しているので、部活に出た日は、帰りがいつも9時半頃になる。
 「盗まれたってこと?」
 「わかんないけど、とにかく、ないんだよ」
 駐輪場というのは、駅近くのビルをオーナー(←1Fで米屋を営んでいる)が、広い駐車場を活用し、月極で自転車用に貸しているのである。
 朝、いつも借り手(高校生が多い)らが慌てて路地に乗り捨てていくのを、オーナーのおばちゃんとおじちゃんが、1台1台奥から順にきちんきちんと詰めて並べる姿を、出勤途中、毎朝見ている。
 もしや―と私は思った。ムスコが朝、自転車を停める時間は早過ぎて、まだオーナー不在である。停めた位置が悪くて、整理するため思わぬ場所に移動された可能性あり。
 そこで、非常識とは知りつつも、オーナーに電話した。
 応対したおばちゃんに、高校生のムスコの自転車が見つからないことを伝えた。
 「息子さん? 今駐輪場にいるの? なら、ちょっと下に行って見てあげるから」
 結局、おばちゃんと二人掛かりで捜索したものの、ムスコの自転車は見つからなかった。
 どこにでもあるシルバーカラーの自転車なのだが、特徴はある。中学校の番号入りステッカーが貼ったままだし、ハンドルには私が冗談でつけた、ブルーベリーアイのブルブルくんキーホルダーがぶら下がったまま。見分けはつく。

 仕方ない。ムスコと駅のロータリーで待ち合わせることにして、車で迎えに行った。
 到着すると、神妙な面持ちをしたムスコが、学ランの胸ポケットからトカゲのようにプレスされた諭吉様を取り出して、私に告げるではないか。
 「おばさんが、これ気持ちだから新しい自転車買う足しにしてって」
 「えぇッ!? 受け取っちゃったのぉ?」
 「オレ何度も断ったんだよ、受け取れませんて。けど、それじゃおばちゃんの気持ちが収まらないよ、おじさんたちに見つかったら怒られちゃうから、ほら早くしまって、みたいに言われて―」
 夜分母親が電話なんかかけてきたからか。 クレーマーと思われたのだろうか。
 私はただ、早朝オーナーが来る前に停めた自転車の、移動先を知りたかっただけなんですぅぅ。

 1階の店舗はすでにシャッターが閉まっているし、オーナーに確認するには、駐輪場代を支払った時の領収書に記載されている電話番号にかけるしかなかった。
 駐輪場における盗難は、オーナーには一切責任がないことは明々白々。すぐにでも返金したかったが、時間が遅いし、おばちゃんは夫や息子に内緒で諭吉を息子に託してくれたようだ。下手な真似をして、気のいいおばちゃんに、これ以上迷惑をかけるわけにはいかない。

 後日返金することにして、私は持ってきた自転車の登録証をムスコに手渡した。
 「これ持って交番に盗難届けを出しに行きなさい。交番の前に移動して待ってるから」
 ムスコは後部座席に学校のバッグを投げ込むと、背中で《なんでやねん》と嘆きながら、すぐ先にある交番まで下げ下げテンションで歩いて行った。

 職場の同僚が教えてくれたのだ。
 前に自転車を盗まれた同僚は、どうせもう何年も乗ってるし、出てきやしないだろうと、新しい自転車を購入。すると、忘れた頃になって、警察署から電話が入ったそうだ。
 警察が言うことには、隣町の住人から、家の近くに放置されたままの自転車があるとの通報が入り、現場から回収し、しかるべき場所に保管してある。登録番号を調べたところ、あなたが所有する自転車であることが判明。
 「放置自転車の回収・保管にかかった費用を支払っていただくことになります」
 「放置したんじゃありませんッ。盗まれたんですよ? 被害者ですよ? 盗まれた自転車って普通戻って来ませんよね? 仕方なく新しい自転車まで買いました、必要だったから! なのに罰金まで払わされるんですか?」
 「罰金ではなくて、移動と保管にかかる経費、実費です。盗難届けを出さなかった時点で、自転車を放棄=放置したと見做されます──」
 古い自転車を捨てて新車に乗り換えたのか、本当に盗まれたのか、その判断は、盗難届けが出ているか否かで判断すると明言された同僚、泣く泣く2000円だか3000円だか支払う羽目になったという。
 「放置された自転車が第三者に発見されてからじゃ遅いんだよ! 盗まれたら、探すよりも先に、盗難届けを出しに行かないとダメ!」
 そんなわけで、ムスコの盗難届、無事交番にて受理される。

 翌朝、駅まで送る車中、念のため学校帰りに駐輪場に自転車が戻っていないか確かめるようムスコに言った。ムスメが言うことには、ムスメが前に乗っていた自転車はメーカー品(M社)だったにも関わらず、同じ型の自転車を自分のチャリと間違えてキーを差し込んだら、簡単に解錠したそうだ。跨ってみてようやく他人の自転車であることに気づいた。サドルの高さが違っていたからだそうだ。

 はたして駐輪場に、ムスコの自転車はあった。定期テスト前で部活がなかったので、その日は6時頃に帰って来ることができた。駐輪場にはオーナーのおばちゃんがいて、ムスコと一緒に自転車を確認してくれたという。
 あいにく諭吉を持って出なかったので(←私が預かったままだった)、後日返金の約束をして帰宅。が、翌日も翌々日もおばちゃんとは会えなかった。
 で、土曜日。出勤だった私は、朝一でおばちゃんを発見。何度もお辞儀しながら走り寄って来る、不気味なカラクリ人形のような私を見て、おばちゃんは少なからずひるんだように見えた。
 「先日はうちのムスコが──」
 それだけで、ああ、人間だったのかと安心したおばちゃんは、急に饒舌になった。
 「知ってるよぉ。あたしも息子さんと一緒に自転車、確かめたから」
 「間違えられたんじゃないみたいなんです。(その短足野郎乗って帰った人に)サドルを低くされてたそうですから」お蔭であたしゃ今朝も早ぅからムスコを駅まで送り届けたんだぜ、短足野郎のドアホー!
 「そうそう、息子さん、直してた」
 「鍵、壊されて無かったんですよ」
 「ああ、メーカーが一緒だと鍵も一緒って聞くよねぇ。だからか最近、足かわりにされんだわ」
 「?」
 「うちの駐輪場から、鍵の合う自転車見っけるとぉ、乗って帰っちゃうの。そんでそこらに乗り捨ててくの。その子は翌朝も乗って(←利用して)来たけどね」
 「かえって良かったです」
 「で、乗り捨てられた自転車は、ホラうちの(駐輪場の)ステッカー貼ってあんじゃない? それ見た人が、お宅の自転車放置されてるよーって、うちに電話で知らせてくれたりすんの。おとっさん、もう何度もそんなんで自転車引き取り行ってんだから」
 「そうなんですかぁ」
 「だからうちもこないだ盗難保険に入ったの」おばちゃんは私から諭吉を受け取ると言った。「もしも息子さんの自転車帰って来なかったら保険会社に請求するんだったから。そんな気にしないでいいの。でも鍵は二重にしないとダメだね」
 「早速チェーンの鍵、買いました」(←前に買い与えたヤツはムスコが失くした)
 おんばちゃんは、改めて嘆いた。
 「息子さんの自転車ね、朝、ほかの男の子が乗ってきたよ(←その子が去った後シルバーカラー&中学校のステッカーで確認してくれたらしい)。けどなーんも言ってかないんだわ。平気な顔して置いてった。どーゆんだろ・・・」
 
 そうか!! その時は閃かなかった。おばちゃんは、ブルブルくんがぶら下がったムスコの自転車を、いつ帰るともわからない息子のために、ず~~~っと見張っていてくれたのかもしれない!!
 朝(早朝以外)は自転車を整理する必要がある。駐輪場にいても不思議ではない。しかし、夕方主婦は忙しいはず。しかも、自転車は減る一方。整理する必要などないではないか。
 それとも、同じ型の自転車に片っ端から鍵を入れ、合うかどうか確かめるような不審者はいねが~と、奥で見張っていたのだろうか。
 いずれにしても、新たなる被害者が出ないよう、いろいろ護っていてくれたに相違ない。

おばちゃん、貴女は菩薩さまです。

 
by vitaminminc | 2013-05-13 17:21 | Comments(0)

とりとめのないQ日

 本日は純粋な休日であった。純粋というのは、何かのイベントのためにとった休みではなく、ひたすら家に籠って家事に明け暮れる休日を意味する。
 そう、主婦にとって休日というのは「全部家事に充てられる日」でしかないのである。何かのイベントというのが自分の趣味に通じるものである場合はさておき。

 5時起床。ムスコの弁当及びムスコとムスメと自分の朝食を作る。オットの分は作らない。なぜなら、健康に悪いから朝食をとるよう、結婚当初から頼み続けているが、長い朝食抜きの独身生活からいまだ抜け切れていないからである。

 5時半、ムスコを起こす。ったく、自分で起きやがれ。庭に出て朝刊を入れがてら、アウト・ドア・キャッツに朝まんまを配給。このくらい早くないと、オットが起きてからではまんまをあげにくくなってしまうからである。

 6時15分。ムスコを送り出してから、ゆっくり朝食タイム。いつも日テレの聞き役。ムスコが登校する頃、オット起床。アラーム音が怖い。ヒッチコック映画「サイコ」のシャワー・シーンで流れる不協和音に似ているため、
初めて聞いた時、ムスメは心臓が停まるほどの恐怖を覚えたという。爽やかな目覚めより絶対覚醒を優先させるとこんな音になるのだろうか。

 7時半。ムスメを起こしにいく。大学ともなると毎朝起きる時間が違う。なので、ムスメが前の晩のうちに、起こして欲しい時間を冷蔵庫のホワイト・ボードに書きこんでおくのである。ったく、自分で起きやがれ。
 オット出勤。白っぽい衣類のみ洗うため、洗濯機第1ラウンドスタート。

 8時半。ようやく独りの時間が訪れる。基本的に独りが好きだ。わーい、わーい。何から手をつけよう?
 実家の母に手紙を書く。書き終えて、クッキング・スケールで郵便料金を調べる。厚さが2cmになってしまった。重さが85gになってしまった。定型外だ。140円切手を貼る。
 そう言えば、料理用に購入した、このタニタのデジタル・クッキング・スケール。結局料理なんか目分量ばかり。買ってから母への手紙の重さを計る以外に使っていないところが私らしいと自嘲する。

 9時。黒っぽい衣類のみ洗うため、洗濯機第2ラウンドスタート。白っぽい衣類をベランダで干す。風呂場にカビキラーを塗布。 

 9時15分。母への手紙をポストに投函しに行くため、外に出る。路地のど真ん中に、しっぽのちぎれたトカゲを発見。せっかくしっぽをちぎってまで何かから逃げただろうに、こんな目立つ所に居ちゃ危ないだろ。
 わけなくトカゲをつまみ上げると、道端に置かれたよその家のプランターの草の中にそっと置いた。トカゲはその草の中から這い出てブロック塀によじ登ろうとしていた。まぁ、道のど真ん中にいるよりは安全だろう。

 9時35分。郵便ポストから戻る。言葉を失った。たぶんさっき救助したトカゲだと思う。車に轢かれて、見事なくらいのされていた。毎朝路地に入って来るデイサービスの軽自動車に轢かれたようだ。どうしてまたこんな道のど真ん中に戻ったりしたのだろう? しばし無力感に襲われる。

 9時45分。トカゲの轢死体を見たせいで、眠眠のお気に入りのおもちゃ・ハツカネズミさんのしっぽがちぎれていたことを思い出す。普通なら本体を手にしっぽを探すところだが、しっぽを手に本体を探す羽目に。
 ちゃぶ台の下に本体発見。しっぽを縫いつける。眠眠、うれしそうにそばで仰向けに寝っ転がり、クネックネして見せる。超かわええ。
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 10時。黒っぽい衣類をベランダに干す。

 10時20分。風呂場の掃除。

 11時。え? どうしよう、もうおなかが空いてしまった。朝が早いということは、お昼も早いということなのか。
会社に行ってる間はそれほど感じないというのに。
 以上のことから、私は専業主婦になったら1日4食たべるに違いないと自戒し、専業主婦に対する憧れを棄てながら、適当につくったランチを適当に食べる。

 12時。家中に掃除機をかけて回る。掃除機を連れてお散歩気分♪ ああ楽ちい。なわけないわな。
 トイレ掃除。

 12時45分。睡魔に襲われる。仕事に出ていたら、まだ勤務中という時間である。ランチのなせるわざであろうか。日頃の慢性的睡眠不足を補う必要を感じ、ヨロヨロと自室に辿り着き、スッキリ覚醒が望める45分後にアラームをセット。
 
 13時15分。眠い。寝入るまでに少し時間がかかったために、眠りの深い状態で起こされる羽目に。アラーム設定をしくじったを自分を罵りながら、15分延長。二度寝。あ、三度寝か(笑)

 13時半。三度寝が効いて、今度はすんなり覚醒。アイロンがけをする。スチームアイロンで、自分もスチーム。暑い。暑すぎる。今からこんなじゃ夏には溶けてなくなるな。

 14時。一週間も前に購入しながら、いまだに使用していなかった空気清浄機を開封。740×270×230・・・居間の窓辺にこんなでかい見慣れぬ箱が立っているというのに、この一週間、家族の誰1人とてツッコム者がいなかった。信じられないが、これが我家の真実である。ふはははは。だからついダイエット・マシンをほいほい買ってしまえるのだねぇ。「クビレディー」という座って腰をひねる商品が最近気になっているのだけど。。。
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 この後、家事の疲れが出たのか、どう過ごしたかわからぬまま、気づけば夕飯の支度をせねばならない時間に!! あ、そうか。ブログを更新してたのか。それにしてもそんなに時間がかかるはずないのに、いったいこれはどういうマジックなのか?
by vitaminminc | 2013-05-10 18:43 | Comments(4)

庭猫

本日のアウト・ドア・キャッツ
b0080718_12554748.jpgボスハチ
小柄な体に大きなお顔
ちんまいお目目で
so clever


b0080718_1259092.jpgミケ母さん
やさしくほんわか
美猫の母さん
おっとり性格
so lovely


b0080718_1331764.jpgサバンナちゃん(手前はボスハチ)
食欲旺盛
ワイルド・ビューティー
人見知りだけど
so cute


アレレ? チビハチちび子の姿が見えない。
相変わらず、風来坊だのぉ・・・。
by vitaminminc | 2013-05-07 13:16 | 生きもの | Comments(4)

3つ子

 それは、まったくの偶然でした。

 どこかで子猫を産み落としたミケ母さんが、そのねぐらと私の庭とを往復していることは明らかでした。

 まんまを食べ終えたほかの3匹が、庭でまったりとしたひとときを過ごし始めても、ミケ母さんだけは別でした。

 食べ終えるが早いか、あっという間にいなくなります。子猫たちの元にすっ飛んで帰るからでしょう。

 私がねぐらを見つけたのは、太陽がまだ沈みきっていない明るい夕刻でした。

 鳴き声が聞こえたからではありません。草むらの中に、白っぽいモノが見えたのです。

 それは、卵でした。卵は全部で3つありました。

 でも、鳥のものとは違い、まん丸の球体をしていました。

 まるでウミガメの卵のようです。

 私は咄嗟に、ミケ母さんを連想しました。卵はミケ母さんが産んだものに違いありません。

 ああ、よかった。

 心からそう思いました。

 卵なら、家に持ち帰ることができます。

 オットに見とがめられたら、

 「これはピンポン玉です」

 と答えればよいのです。

 そして、私が卵の面倒を見ている間に、ミケ母さんには避妊手術を受けてもらいましょう。

 私は3つ並んだ卵を大切そうに抱きかかえると、にこにこして家に戻りました。

 自分の部屋の、暖かい西日が射す窓辺に並べ、ほっとひと安心しました。

 今までの気苦労から解放されて、くつくつと笑いがこみあげてきました。

 あんなに心配していたなんて、バカみたい──。
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──みたい、が余計でした。

 なぜなら、アラーム音で、現実を知らされたからです。

 猫が卵を産むかいな。。

 前の晩、ムスコの体操着を干すときに、ズボンのポケットに卓球の球が入ったまま洗ったことに気づいたせいでしょーか。

 こんな夢を見ております。
 
by vitaminminc | 2013-05-03 23:57 | 生きもの | Comments(0)

日々の暮らしに「ん?」を発見


by み茶ママ