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さくらん 独笑

今日で「夏」とオサラバ。
シカラバ明日から「秋」。
ざまあみろ。
体感的にどんなに夏かろうが、絶対に秋てやる。
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なんかねぇ、やたら暑かったせいですかねぇ。
どーにもこーにも脳味噌スムージー。
ただでさえ欠けていた活力が、真昼の影みたい消え失せちゃって。

私は結構笑い上戸である。
いやいやいやいや、結構というより相当笑い袋である。
世の中、よく笑う人はざらにいる。
でも、「自分」にまで笑わせられる器用なもんは稀かもしれない。

「自分」に笑わせられるというのは、どういう状態を指すのか。
「自分」で「自分」を笑わせるのとは違う(←これはこれで難解そうである)。
無意識に何かやらかしたことに対し自嘲するという、まあ一人ツッコミ笑いのことだ。

最近、この手の純粋なる現象を2回経験した。
今「純粋」と言ったのには、わけがある。
周囲に誰かしら自分以外の者がいた場合を除いて、という意味。
自分たった1人しかいない状況で、自分に笑わせられたのである。
こんなこと言うと、精神病棟に勤務する甥っこに手招きされそうだが、敢えて告白。

5日ほど前の晩のこと。
お風呂を済ませた私は、バスタオルにくるまって脱衣所にいた。
そして、耳の中の水分を拭き取るために、洗面台の棚から綿棒を取り出した。

この時の現象については、一人で笑い続けるのも虚しいので、居間に移動した。
そして愛するコドモら相手に出題した。

私「それでは問題です」
ムスメとムスコ、『またかョ』という顔をしつつもお勉強(←終わらない宿題の類)の手を停め母を見る。
私「さきほど私は脱衣所で、耳の中の水分を拭くため、綿棒を手にしました」
ムスメ「・・・・・・」
ムスコ「・・・・・・」
私「さて、そのあと一体何が起きたでしょうか?」
ムスメ「え? やだ、何? 痛いこと?」
ムスコ「・・・・・・・・・・・・・・・・・わーった!! (笑いながら)鼻の穴に突っ込んだんだろ!」
ムスメ「む、無意識に?」
私、こっくり頷く。
ありえねーと笑い崩れる、私の愛するコドモたち。
ムスコ「・・・・・・クッソ、オレ今何でわかっちゃったんだ?」
私「もちろん、同じ血筋だからです」
ムスコ「ちげーョ」
私「今のうちは予想だけど、そのうち実行するようになります」

そして、昨日の朝。
6時にオルゴールの音色(←スピッツ ♯ロビンソン)に起こされた。
直前まで妙~~~に鮮明な夢を見ていた。
その夢というのは、少々痛い夢であった。
何しろ、切れてしまっているのである、右肘の神経が。
それを上手につなぐことができる、腕のいい外科医はいないかと探しているのである。
東京の母が電話をくれた。
「ドコドコ病院の医院長は腕がいいわよ」
「ほんと? おかーさん!」
「ええ、私の同級生で・・・」
ならすでに90近いではないですか。
それはヤバイっっしょ。
我が右肘を見ると、なぜか肉がぱっくり割れている。
で、何本もの神経の断面図がビロロンて見えちゃってる。
いえ、グロくはないです、血なんかないの、ロボットみたい。
これじゃあ痛いわけですョ。
早く上手な外科医につないでもらわないと、神経が壊死しちゃう。
何しろ利き腕だし。。。ホント、どこかにいい外科医いないかな。。。

ここでロビンソン060.gif

「どんだけ太ッい神経してんだ!」
笑っちまいました。
切れた神経ってのが、金魚のエアチューブだったり、植木に水をやるホースだったりしてたもんで。

右肘は実際、痛かった。冷え過ぎたせいで。
扇風機の風がモロ右肘に当たっていたから。

そんなわけで、私の右肘はつながっているし、今日もうっすら笑っている。
しかし、脳の神経が若干切れている。
ような気が、しないでもない。

060.gif錯乱 錯乱 いざ笑いやがれ・・・
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by vitaminminc | 2013-08-31 18:37 | 笑い | Comments(1)

なぜ立てぬ

 母(87チャイ)を誘って、観たくてたまらなかった映画を観に行った。

 観終えた私は、足が悪いのに先に立ち上がった母を、その場でしばらく待たせてしまった。

 2人で駐車場に戻り、2人で車に乗り込んだ。

 ハンドルを握って、再び私は静止した。

 「ごめん、ちょっと待って」

 そう言って、両手で顔を覆った。

 母はちょっと不思議そうに「あらあら」なんてつぶやき、クスッと笑って待ってくれた。

 悲しいとか、かわいそうとかではない。胸がいっぱいになっていた。

 ずっと胸の中を爽やかな風が吹き抜けて、目がしみて仕方ないのだった。

 精一杯生きることと、夢を追い続けて形にすること。

 この日私は「純粋」という言葉の意味を、正しく理解できた気がする。

 

 私がお土産に渡したパンフレットを手に、母も「いい映画だったわ」と喜んでくれた。

 幼い私をディズニーの「白雪姫」を観に連れて行ってくれて以来だと思う。

 母が映画館でアニメを観るのは。

 観て良かった。心から思えた。
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by vitaminminc | 2013-08-06 08:13 | 趣味 | Comments(2)

縁取意思意図

 「奥さぁ~~~ん」
 日頃頼りない私にとって何かと頼りになるムスメ(大学3年)が、いつになく甘えた声で私を呼んだ。
 「エントリーシートの1000文字ってチョット多くない?」

 エントリーシート(ES)とは、ご存じのとおり、就職活動に欠かすことのできない、書面による自己プレゼンのことである。今の時代、インターネットを通じてあまたの学生が応募してくる。企業はその絞り込みの手段の一つとして、まずはESを提出させるのである。

 ムスメが言う1000文字のESとは、ネットの就職ナビで見つけた某企業のインターンシップ(学生が研修生として一定期間、企業内で仕事を体験する制度)に応募するのに必要で、予め応募フォーマットに組み込まれていた。

 実はこれより前、ムスメは別の企業のインターンシップの選考で、一度落とされている。
 そこへは、大学を通じて申し込んだ。定員2名。面接も含む学内選考で4名に絞られ、企業にはその候補者4名の書類が渡った。そして最終的に企業が2名を選び、2名(←ムスメ含む)を落としやがったのだ。
 大学を通じて申し込んだインターンシップは、骨折で入院するか身内に不幸でも起きない限り、選ばれた以上辞退することは許されない。
 ムスメは待った。結果を待ち続けた。他の企業が最終選考の結果を数日から一週間で寄越す中、その企業は選考に「2週間」かかるということであった。しかし、2週間過ぎても返事がない。拘束されている半月もの間、ムスメはほかの企業のインターンシップに申し込むことができずにいたわけだ。
 原則問合せには応じないとする大学窓口に、ムスメはとうとう「結果が届かない」事実を訴え出た。ほかの3名からも(当然だが)同様の訴えがあったらしく、大学としても早急に結果を寄越すよう企業にプッシュしている最中、ということであった。
 で、3週間に及ぶ結果待ちを余儀なくされたあげく、ムスメは落とされたわけである。
 「そんな仕事の遅いヘボ企業はコッチから願い下げだ!」
 激怒する私に、ムスメは苦笑した。
 「いや、先に向こうに落とされてるから」
 失礼極まりない企業も企業だが、「交通費が出る」という理由だけでそこを選んだムスメもムスメである。
 「インターンシップの選考に落ちた敗因はどこにあると思う?」
 私はムスメに訊いた。
 「一文字書き間違えたのを(時間がないから)修正テープで直したことかな(笑)」
 知っている。母を東京の病院に連れて行った日のことだ。たまたまムスメの大学が病院に近かったので、ムスメお勧めの店で、母娘3代、一緒にランチした。ええ、私ではなく、お代は母(←御齢87チャイ)が。
 なんと、早々にランチを食べ終えると、ムスメはおもむろに、テーブルの上に書類を広げた。
 「まだ完成させていなかったの!?」
 この日に学内選考の面接があるとは聞いていたが、まだ提出書類が揃っていないとは知らなかった。
 応募書類の清書をしている、スーツ姿のムスメを見ながら私は呆れた。そんなに時間がないなら昼飯抜きで仕上げなければならないはずだが、「おばあちゃんがお昼をゴチしてくれる」を優先させるとは。
 結果、誤字が生まれ、修正テープの出番となった。そんなナメきった不純さを見抜いたのだとしたら、ムスメを落とした企業は正しい。拘束期間の長さはムカつくが。

 そんなわけで、前回は項目ごとの文字数こそ少なかったが、手書きという落とし穴に落ちた。今回は、大学を通じて申し込むわけではないので、無用に拘束される心配もない。すべての項目が1000文字とヴォリューミーながら、PC入力なので、いくらでも修正が可能だ。
 「削るよりも(文字数を増やす方が)楽なんじゃない?」
 「でも、やっぱり1000文字って多いよ。頑張ったけど、500字ちょっとしかいかない・・・」
 そこで、「奥さぁ~ん」とお呼びがかかった次第。

 幸いなことに、6年ほど前になるだろうか、私は知人の紹介でESの赤ペ(テ)ン先生の仕事をお手伝いさせてもらった経験がある。短期間ではあったが、少なからずESのコツは学んだ。
 これをああしろ、あれをこうしろ、これをそれに言いかえろとアドバイスをして、手直し後の文字数は700字弱。
 「もうこれで申し込んじゃおうかなぁ、1000文字以内には変わりないんだし」
 「いやいや待て待て。制限文字数の、せめて8割は超えないと。やる気が伝わらない恐れがっ」 そこのESのフォーマットは、文字数を自動計算して表示してくれる。これは、申し込む側に対する配慮というよりも、先方の「はかり」として機能していると見るべきだろう。
 「姑息な肉付けでもするか?」気分転換に茶化してみる。「 『塾の講師』のところを『学習塾の』にして──」
 「塾と言ったら学習塾に決まってるからいいよ、そんなの。『及び』ってひらがなにしてもいいかな」
 「そんなの1文字じゃん。ソロバン塾ってのもあるよ、いっそソロバン塾にしちゃえば? 4文字稼げる」
 「却下」
 「なら そこの『しかし』を、『ところがどっこい』にしてみようか」(←自分で言っといてツボにハマッて笑い続ける最低の母親)
 「真面目に、マジメにお願いします!」
 再びここにこんなことやあんなことを足してみようだの、この言い回しをこれこれこういうわけですのよにしてみようだのと私が横からペラペラ話す言葉を、ムスメが機関銃のように入力していく。しかし、私が口にするのはあくまでもヒント。ムスメはちゃんと自分の体験をもとに文章化していった。
 「おお完璧! 850字になった! もうこれ以上は無理!」
 アメリカ留学(3週間)での失敗談? そんなのないよ。いい思い出しかない──と話していたムスメ。「失敗から学んだこと」を武器にできない、無からは何も生まれないとばかりに嘆いていたが、実話とは雄弁なのである。
 「いい思い出があるなら正直にそれを書けばいいんだよ」と私は言った。「そこで得たものは、今自分で意識することができなくっても、必ず残っている。それを自分が社会に出た時、どう活かせるか、どう活かしたいかという話だよ。その(アメリカの)人は、単なる対応以上のことをムスメにしてくれたわけでしょう?」
 「なるほど、そういうことか!」
 出来上がった「自分が頑張ってきたこと」の項目は、ちょっと感動的ですらあった。
 「間違いがないようにちゃんと見直してよ」
 「うん」
 読み返している途中で、知らぬ間に「送信ボタン」に触れたらしく、1クッション(「送信しますか?」)も置かず、いきなり画面上に「送信が完了しました」の文字が出た時、思わず2人で「ギャア」と叫んだが、どうやら奇跡的に誤字脱字はなかったようだ。
 
 ムスメが2回目に申し込んだ企業は、ムスメが独自に調べたところ、自社のインターンシップに参加した学生の中からのみ、本採用しているらしい。就職試験はもうスタートしている。本気モードで臨まなければならないのである。

 どんままさんの推薦図書「何者」(朝井リョウ)を読んで、今どきの就職戦線の過酷な実情を知ることができた。ムスメより7つ上の2人の姪も、就職先を得るのにたいへん苦労した。地球は熱くなる一方だというのに、難局 南極の氷は崩れ落ちているというのに、あの頃からずーーーっと変わらない。就職氷河期が、続いている。
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 がんばれ! がんばれ!
 がんばってくれ!!
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by vitaminminc | 2013-08-03 12:48 | 人間 | Comments(2)


日々の暮らしに「ん?」を発見


by みん子

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