<   2017年 04月 ( 9 )   > この月の画像一覧

Volare!

毎年町や野山に南の風が駆け抜ける頃になると、TVスピーカーから流れ出るメロディー。
そう、麒麟端麗<生>のテーマ曲。
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Gipsy Kingsの#Volare。
いいな~、この曲。
たぶんスペイン語だろう。
意味なんか全然わからないけど、この曲を耳にするたび、私の魂は地中海へ飛んでいく。

あんまり好きだから、ついにCDを入手169.png
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中央手前の大仁田厚系の人がヴォーカルだろうか。
ウィキで検索したところによると、意外や意外、フランスのバンドだった。
1979年の発足以来、メンバーは変われども世界中で活躍している実力派。
あのチャールズ・チャップリンが、彼らの「マイ・ウエイ」を聴いて涙したという。
私が無知なだけで、日本での人気も高い。今年もつい最近日本公演が行われたばかりとのこと。
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ジプシー・キングスのキング👆ニコラ・レイエス(カッチョイイ!)

それにしてもこのジプシー・キングスというバンド名。
なぜ私は知っているのだろうか─既視感の理由がわかった。
大好きだったドラマ「鬼平犯科帳」(中村吉右衛門)のエンディング#Inspirationも彼らの曲だった!

歌詞カードの和訳を見て、私はぷるぷる震えた。

こんな夢はもう二度と
帰ってこないだろう
ぼくの手も顔も青に染まった
そして急に突風が吹いてぼくをさらっていった
ぼくは無限の空に飛んでいった

 ボラーレ(飛ぶ) オーオー
 歌う オーオー

CMから流れる唄を聴いてイメージしたとおりのリリック。

これにキメタ!
子どもたちは相当嫌がるだろうけど、遺言に書いてやる。
密葬でいい、小さな家族葬でいい。
私の葬儀には、必ずジプシー・キングスの「Volare」を葬送曲として流すべし。
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地中海の桟橋を滑走路に変えて、
海と空の境界線目がけて飛び立つから。






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by vitaminminc | 2017-04-28 10:44 | 趣味 | Comments(0)

疑心暗鬼

脳ドックの検査結果が届いた。
「異常なし」
安堵感 < 猜疑心
ンなバカな…149.png 

ついでに受けたピロリ菌検査も陰性。
こちらは素直にホッとした112.png

乳腺超音波の結果はB判定。
わずかに所見ありも日常生活に支障なしネ119.png
毎度のことだから少しは慣れた。



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by vitaminminc | 2017-04-24 04:59 | Comments(0)

マンチ感?

その日も各部屋のドアを開放。
ところが、2階のお姉さまたちったら下りてきやしない。
と、私が目を離している間に、コタローの姿が忽然と消えていた。
わ、マズイ! 
でも、上で何か争ったような物音は一切聞こえなかった。
器の大きいくーちゃんは心配ないけれど、狭量ビビリのうずらが心配。
放っておくわけにもいかない。怖いと理性をなくし、必要以上に攻撃的になるからだ。

私が階段を上がっていると、コタローが私の部屋から飛び出してきた。
そして階段を駆け下りていった。正確には、転げ落ちていった。
慌てていたのかもしれないが、あまりにも猫らしからぬ下り方、いや落ち方。
一段一段足を踏み外しているとしか思えない。
コタローは我が家に来て急速に成長している。
もはや階段が苦手な子猫のサイズではなくなっているというのに。

様子を見るため、私は自室(正確には私と猫2匹の部屋)に入った。
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くーちゃんが、何事もなかったかのようにまどろんでいた。
しかし、うずらの姿がどこにも見えない。



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くーちゃんがのっかっている布団の端を持ち上げたら、案の定、中で丸まっていた。
この日最高気温は20℃前後だったかな。
西陽たっぷりの部屋の体感温度は夏日そのもの。茹で猫になるっちゅーねん!
うずらは、突然顔をのぞかせたコタローに仰天して、布団の中にダイビングしたに違いない。
このあとうずらが布団から出てくるまで、たっぷり3時間はかかった。
一方コタローは、この日を境に便が緩くなってしまった。

そして昨日。くーちゃんが階段の途中まで下りてきて座っている背後に、なんとうずらの顔が見えた。
くーちゃんは横に大きくなってしまったけれど、もともと骨格は小さい。
うずらはくーちゃんより頭一つ分大きいので、隠れ切れずに顔が出ているのだった(笑)。
コタローはそんな2人のお姉さまたちを下から見上げていた。

しばらくして、コタローが一歩、二歩とゆっくり階段を上り始めた。
くーちゃんが、誘導するというよりは、「飽きちゃった」という体で自室に引き上げた。
平和主義なのか無頓着なのか。
仲裁役を買って出てほしかったくーちゃんを失って、階段にはうずらとコタローが残された。
うずらの耳はピンと立っている。毛もまだ逆立ってはいない。なんという美猫っぷり。
よしよし、いい調子─しかし油断は出来ない。
うずらのスイッチは若干遅れて入るのだ。

コタローは長い尾を垂れ、一歩一歩低姿勢でうずらに近づいていく。
(やめておけコタロー、そこらでいったん止まっておけ)
私はハラハラした。それ以上近づくのはアカン!
やっぱり! うずらの鉤しっぽがさっきより太くなっている。
低い唸り声。近すぎて、うずらのものかコタローのものかわからない。
いや、どう考えてもうずらだろう。
「ハイ!」
私の声にコタローが立ち止まり、またしても階段を転げ落ちるように下りてった。
うずらもハッと我にかえったように、小走りに部屋に駆け込むと部屋の隅に隠れた。

あれ以上コタローが近づいていたら、うずらは確実に噛みつくか引っ搔くかしていただろう。
爪も伸び放題になっているし、危険この上なし。
かつてのくーちゃんみたいにうずらに噛まれたのではコタローが哀れ。まだ思春期の一歩手前なのだから。
それにしてもコタローは性質がおとなし過ぎる。
男の子だから身体だけはやがてうずらより大きくなるだろうけど、くーちゃんみたいにうずらを制御できない気がする。

今日はコタローの腸内環境が悪化し切ってしまう前に、動物病院に連れていった。下痢が続くようなら連れて来るよう言われていた。
悪玉菌が増えすぎてしまうと、ストレスを取り除けても、善玉菌を元の状態に戻すのはかなり困難らしい。
いわゆる下痢体質になってしまうのを防ぐため、抗生剤を注射して、いったん悪玉菌、善玉菌ともにリセットするのが好ましいそうだ。下痢止めの粉薬も処方された。

先住猫との顔合わせについて、先生は、3日間くらいコタローをケージに入れて、先住猫と同じ部屋に置いておくことを勧めた。
「その際、ケージは部屋の隅に置いて、できれば正面からだけ見えるように。3面壁とかに囲まれていれば、中の子も落ち着きやすいから」
でも、先生。うずらはそれでもくーちゃんに牙を剥いたんですよ。
それに、コタローは三段ケージを使いこなせていない。上り下りが出来ないんです。一度どうにかよじ登ったけれど、下りる時足を滑らせて頭からトイレに落ちて以来、ケージが嫌いになっちゃって。
トイレをケージから出して、餌と水を1階に置いて、どうにか1階にだけは入るようになったんですけどね。
うちのケージ、三段で高さはあるけどフロア面積がやたら狭いんです。
あそこに閉じ込めっきりにするのは酷。しかも、慣れた頃を見計らって出したところで、うずらに攻撃されることは必至。

簡単にはいかないなぁ。敵意のない相手に、どうして敵意を抱くかなぁ、うずら。
「野良時代の恐怖がいまだに消えていないんだろうね」と獣医は言う。
でも先生、うずらがうちに来たの、生後まだ推定2ヵ月ですよ。
記憶の遺伝てやつかなぁ。母猫の。。。
コタローの去勢も時間の問題だろうなあ。。。

ついでに、コタローの足腰が弱いことについても相談した。
階段をまともに下りられないこと、おもちゃで遊んであげても二本足で立つだけでジャンプできないこと、三段ケージにも飛び乗るというよりよじ登る感じでなかなか下りられないこと等。
獣医はコタローの両手を取って、アンヨは上手をやってみた。
そして、足腰の骨格や筋肉を触診したあとで、苦笑しながら言った。
「この子、だいぶ顔が丸いよね」
「えぇ」
「おそらく、マンチカンとかラグドールとか、洋猫種の血が入ってるね、顔立ち見ても」
「え? コタローが?」
「うん。マンチカンもラグドールもジャンプが苦手でねぇ。ここからこっち(診察台とデスクを示し)、このくらい離れてると、まず飛び移れない。猫としては鈍くさいんだよ(笑)」
「そうなんですか?」
「血のせい。だから、問題ありません」

マンチカンとは思えない、手足が長いコタロー
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こちら純潔マンチカン様↓
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ラグドールの血が入っているとは思えない、短い毛のコタロー
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こちら純潔ラグドール様↓

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鈍くさい血統だけ受け継いだのだろうか(ぷっ)
そこもまた可愛いんだけどね。





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by vitaminminc | 2017-04-22 14:22 | 生きもの | Comments(0)

2メートル80センチメンタル

仕事から戻って人心地ついたところで、コタローがいる居間の戸を開放した。
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くーちゃんがいる私の部屋のドアを開放した。
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開放してから1時間ほど経ってようやく─。
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くーちゃんが、階段の途中まで降りて来ていた。
「コタローはまだ子どもだからよろしくね」と伝えた。
くーちゃんは、お返事の代わりに、ゆっくり瞬きをしてみせた。
コタローはくーちゃんをじっと見上げた。
にゃ~にゃ~可愛い声で鳴いてみせた。
それから居間に戻ると、なぜかマンマを食べ始めた。
なにゆえ、今?
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くーちゃんも「ま、いっか」てな調子で私の部屋に引き上げてしまった。
私が様子を見に行くと、甘えてお尻を差し出した。
しっぽの付け根を撫でてもらうのが好きなのだ。
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お腹も撫でてみろやと催促。ぽんぽこりんの可愛い体型。

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そして、大あくび。
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見知らぬ猫─子どもとはいえ、すでにくーちゃんと同じサイズ。
階段の途中と廊下。高低差2メートル80センチ。
両者初めて目を合わせたとは思えないほど、妙にリラックス。
これは幸先が良い。
互いに相手を敵とは見なさず、自分に危害を加えないと判断したもよう。

ところで、うずらは一体どこ? どこにいるの?
コタローの鳴き声が聞こえなかったはずはないのだけど。

あ、いたいた。よそ者に警戒して、床に張り付くように身を潜めてた。
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このあと、3時間以上何の進展もなく時が過ぎていった。
くーちゃんとうずらは私の部屋。コタローは居間。

おや、コタローに動きが。やっぱり上が気になるみたい。
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階段の上に光る眼が(笑)くーちゃんもコタローが気になるんだね。
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コタローが階段を小走りに駆け上がっていったよ。
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でも、くーちゃんが私の部屋に入ってしまったみたい。
すぐに階段をおりてきて、居間に戻っちゃった。

初日はこんな感じで十分。
コタローを抱っこして、無理に私の部屋に連れてって引き合わせることはない。
抱っこされるのが好きではないから、抱っこ➡嫌=姉たち➡嫌という印象は避けたい。
自然に任せるのが一番。

予想以上に穏やかなご対面で、なんかホッとした。













































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by vitaminminc | 2017-04-19 22:12 | 生きもの | Comments(0)

那須高原の金さん

この写真を見るたび、私は今でも─
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じーんときてしまう。
これは、那須高原時代のくーちゃん一家の貴重な写真である。
昨年の1月頃? (間違っていたらごめんなさい)
白黒のくーちゃん(Kuh:ドイツ語で牝牛の意味)を中心に、ふたりの子ども。
背後からぬっと顔を出している一際でかいのが、くーちゃんの旦那さんらしい。
一家を守ろうとする気概に満ちた、くーちゃんの凛々しい姿。
私はこの写真を見ると今でも泣きそうになる。
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おとーちゃんが強かったのは、遺伝子のみ? くーちゃんの陰に隠れているけど。
一家を取り仕切っていたのは、だれの目にもくーちゃんとわかる。
惚れ惚れするような、カメラを直視するくーちゃんの鋭い眼光。
そして、右肩から美しい波のように流れ落ちる桜吹雪・・・いや、漆黒の刺青。
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この写真を撮ったのは、くーちゃんの行く末を案じておられた那須別荘住人のお一人。
くーちゃんを保護した私の友人に送ってくださったものだが、友人の手から里親となった私の手に。

餌を求めて頻繁に別荘地に現れたというくーちゃん一家。
季節が移りゆくにしたがって、一匹、また一匹と姿を見せなくなったという。
近隣住人が、情報を寄せ合い、みんなで心を痛めていたそうだ。
とうとう最後には、くーちゃん一匹だけになってしまった。
高原の冬は厳しい。別荘を訪れる人もいなくなる。
くーちゃんの子どもたちは、おそらく冬を越せなかった。

私の友人は、くーちゃんをもうそんな目に遭わせたくなかった。
その一心で、去年の5月、くーちゃんを保護しに那須へ行った。
そして、見事くーちゃんの捕獲に成功した。

我が家にくーちゃんが来た日(6月1日)のことは、今でも鮮明に覚えている。
キャリーから私の部屋に放されたくーちゃん。
そこに子どもの猫がいることを初めから知っていたかのようだった。
真っすぐに、すぐにはわからないような部屋の片隅にいたうずら(生後8ヵ月)の元に歩いていった。
そして、「ああ、ここにいたのね」とでもいうように、ぴったりうずらに寄り添い隣に座ったのだ。
私と友人は、「信じられない」「まるで奇跡のよう178.png」と手を取り合い喜んだ。
しかし、夢のごとく幸福なひとコマは、それっきりだった。
友人が帰宅すると、うずらが我に返った。じっとしていたのは、恐怖のあまり硬直していただけだった。

推定2回の出産経験があった、母性豊かなくーちゃん。
その愛を受け入れることが出来なかったうずら。
くーちゃんに「来ないで」と暴力をふるい、独りで混乱し、あらゆるところに失禁した。
当時、1歳未満だったにも関わらず、うずらの方が小柄なくーちゃんよりも一回り以上身体が大きかった。
くーちゃんは慣れぬ環境とうずらの攻撃とで、一時首のあたりに神経症脱毛が見られた。
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その上、下痢が続いた。
何がいけないのだろう。
フードが合わないのだろうか。うずらと同じものを食べて、うずらは神経質のくせにすこぶる快便だったのだが。

友人は、くーちゃんを見つけるたびに、よく「バリバリ」と音を立てて何かを食っている場面に出くわしたと言う。
脊椎動物を捕らえて食していたようだ。
そして、はからずも知ることとなった。
那須高原でどんな物を食べていたのかを。

便が緩くなって医者で検便してもらったのと前後して、くーちゃんが部屋の床にドエリャーもんを吐き出した。
最初私はその見たこともない物体を、くーちゃんが何か紐状の物を口にしてしまったのだと思った。
すっかり乾いて床に張り付いていたそれは、一度茹でで乾燥させた平打ちパスタのフィットチーネのよう。
ビニール袋を被せた手で床から剝がそうとしたら、粘着力&ゴムのような弾力があった。

不思議なもので、その異物をビニール袋に入れて、一見落着となって初めてスイッチが入った。
「これ、寄生虫かも~~~~!」
血の気が引いた。
ビニール袋ごしに震える手で写真を撮り、それをもう一度獣医に見てもらった。
滅多にお目にかかることのできない、マンソン裂頭条虫と判明した。
都心部では見たこともない医師も結構多いのだと獣医は言った。
「この子は、間違いなくカエルを食べてたね」
我が家でカエルを食べさせた覚えはない。
那須高原産のカエルである。
ああ、くーちゃん・・・頑張って生きていたんだね。じ~~~~ん。

くーちゃんは、マンソンを駆除するための強いお薬(瓜実条虫駆除薬の6倍)を経口投与された。
その際、基本穏やかなくーちゃんがキレて、牙が女医さんの親指の爪を貫通してしまった。
もう一度血の気が引いた。

うずらとくーちゃんの力関係が逆転したのはいつ頃だっただろう。
くーちゃんが、マンソン駆除後にめきめき太り出し、貫禄がついてきた頃だったように思う。
うずらの無用な暴力を必殺猫パンチで撃退し、自分の方が強いことをうずらにわからせた。
「本当はあたいの方が強いの。あんたがまだ子どもだったから大目に見てやっただけ」
今ではうずらが何もしていないのに、かつての仕返しとばかり、時折うずらに頭突きをかます。

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うずらとは相変わらずスキンシップもしない(うずらのせい)。
けれど、私には腹を見せたリ、短い時間なら抱っこもさせてくれるようになった。
手の爪も、最高4本までは切らせてくれる。

コタローとはうまくいくといいなぁ。
コタローが三種混合を受けたばかりなので、まだご対面していない。
3日間は安静にと言われているので。




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by vitaminminc | 2017-04-18 19:13 | 生きもの | Comments(2)

つむじ風の猫又三郎

10日前のことでしたろうか。

私が玄関ドアを開けた瞬間、知らぬ間に家の中に飛び込んでいたのですよ。
あれ? 今さっき庭で見かけたはずなのに、あのノラにゃん、どこに行ってしまったものかしら。
首を傾げながら家に入るや否や、キャタピラを高速回転させているような物凄い騒音をあげながら、白い物体が私の前後を行ったり来たり。
完全にパニック状態に陥った、あのノラにゃんなのでした。
このままではあらゆるところに自分の身体を打ち付けて、怪我をしかねない。
そう思って、急いで玄関ドアをめいっぱい開けると、ノラにゃんは外めがけて弾丸のように一目散で飛び出していったのです。
勝手に入り込んで、勝手に死に物狂いになるなんて。

あの子はなぜ、私が開いたドアから家の中にひょいっと入ったのだろう。
本能的に、うちの子になりたいって思ったのかな。
私も私で勝手に妄想し、勝手に焦燥し始めました。
一度はうちに入った子を、外に逃がしてしまった。果たしてそれで良かったのか?
まだおとなになり切っていないだろうに。せいぜい生後半年あまり。
この先、あの子が往来の激しい県道で車に轢かれ冷たく横たわっているのを発見したら、私は心の底が奈落の底につながるくらい後悔する。
だって、一瞬だったけれど、うちの中にあの子はいたわけだから。

13日の木曜日。仕事が休みだった私は、朝からあの子を捕まえるべく長期戦に挑みました。
捕獲用のケージもないから、つきっきり。飢えているので、餌のカリカリを少しずつまいておびき寄せながら、洗濯用の大きなネットを被せてみますが失敗の連続。
「うちの子になりたくないの~?」
家の中に入ろうとすると慌てて駆け寄って来るけれど、手を動かしただけでサッと逃げてしまう野生児。生きていくための警戒心は持ち合わせているのです。
いつの間にやら午後。私も疲れて来ました。ノラにゃんもこれ以上ないほど空腹感と戦っているもよう。
ダメもとで玄関ドアを開き、玄関の内側に餌を数粒まきました。さっきまで玄関には寄り付かなかったのに、なんと、一歩前足を踏み入れました。
そして、キリンのように首だけ伸ばして、さっと一口餌をくわえて、またさっと外に引っ込みました。
私はじっとこらえて、再びさりげなく、極めてそっと、さらに奥の方に餌をまきました。ほんの4、5粒。
ノラにゃんは、私がほとんど身動きしないので、少し警戒を解いたようです。今度は後ろ足まで玄関の内側に入りました。
ドアはもともと可能な限り細目に開けておきましたので、閉めるのはわけありませんでした。
背後で音もなく閉まったドアに、すぐには気づかず、ノラにゃんはガツガツと餌のカリカリを飲み込みました。

その後、外に戻ろうとしてドアが閉まっていることに気づいて仰天し、退路を断たれたノラにゃんに、私はすかさず網を被せました。
先住猫(←2匹とも野良出身なので毎回至難の技)を獣医に連れていく捕獲用に、楽天で購入してあった大きめの魚網です(笑)。
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物凄く暴れました。少し離れたところに置いてしまった洗濯用ネットを取ろうにも手が届きません。
仕方なく、玄関に置いてあったムスコのでかいスニーカーを柄の部分に乗せて重しにして、素早くネットを取って来ました。
あとはいったん魚網ごとネットを被せて、だましだましネットの中で魚網から猫を外し、魚網だけを取り出しました。
かかりつけの動物病院は、午後はオペが入る都合上、診療は16時からです。
ネットごとキャリーバッグに移されたノラにゃん。2時間以上もキャリーの中で待機となりました。鳴き声一つ上げないでおとなしくしていました。恐怖で固まっていただけだろうけど。

初めてうちの子になった日の様子
借りて来た猫状態。一言も鳴かず↓
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うちの子になって二日目。
食欲もりもりだけど、ウンチは出ない。
トイレで寝るので、トイレのことが心配。
でも食欲は相変わらず旺盛。
人にすり寄って甘える↓
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3日目。無事トイレで快便!
それ以降は居間を自由に闊歩し、おもちゃでよく遊び、人に甘える。


以降、2回にわたる動物病院での診療・検査結果は下記のとおり。

174.png去年の秋生まれ。推定生後半年。オス
174.png体重3キロ未満なので去勢手術は延期。オスの場合。未熟な状態で去勢すると、尿道が細いまま成長してしまい、尿路障害を引き起こしやすいとのこと。
174.png駆虫剤塗布➡検便結果、回虫なし。
174.png血液検査➡猫白血病、猫エイズ共に陰性(※)
174.png頭部の直径7mmほどのできもの➡先天性の良性腫瘍(成長過程で毛が皮膚の中に入り込んでしまう:大きくなるようだったら切除)
174.png赤ちゃんのまま無事冬を越せたのは、お母さん猫、または母代わりの猫とずっと一緒に居られたため
174.png三種混合ワクチン接種➡通常は2ヵ月後に追加接種。それには成長し過ぎていて意味をなさないので、2回目は11月に接種予定。3日間は安静に。
174.png直腸壁検査➡ストレスにより悪玉菌増加。この先下痢を起こすようなら抗生剤で一掃するのが妥当だが、今のところ快便なので問題なし。

嬉しかったことがあります。
獣医さんが、「拾ってもらって良かったね」と元ノラにゃんに話しかけ、「すごくイイ家だよ」と太鼓判を押してくれたことです。
我が家が、人にとっては(ごちゃごちゃしていて)問題かもしれませんが、猫にとってはふさわしいことを言って聞かせてくれたのです。
「3日前に来た時より一回り大きくなったんじゃない?(笑)」
「やさしい毛色をしてるのね」と看護師さんも褒めてくれました。白とミルクティーのような薄茶です。
ひな人形みたいに女の子っぽい顔立ちの元ノラにゃんに、ムスコが「コタロー」と命名しました。

うずらはムスメが、くーちゃんは私が名づけ親だったので、ようやく男同士、ムスコの出番。
コタローは図体がでかく、声も低いムスコにもすり寄ります。眠眠(10歳で腎臓病で他界した、気のやさしい巨体のオス猫)をほうふつとさせます。
写真はきれいに写りましたが、実際は白い毛がばっちくて、ノラ丸出し。
男の子だから、若いうちはやんちゃでいろいろ荒らされるだろうけど、晴れてうちの子。
あの日、つむじ風みたいに家の中に飛び込んで来なかったら、きっと今でも空腹を抱えたままだったと思います。

人との接触難易度:難易度➡うずら、難易度➡くーちゃん 難易度ほぼゼロ➡コタロー
この個体差がまた、たまらない。どの子もうちの子。超魅力的!





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コタローだよ。なまえを付けてくれたお兄ちゃんは、ボクのこと、
「それにしても汚ねぇなあ、もう少しきれいになれないの?」
と言いながら撫でてくれるんだよ162.pngてへっ!

※猫白血病には予防ワクチンがあります。先住猫に接種すべきか判断するため、猫エイズと合わせて検査してもらいました。陽性が出たとしても、無論飼うつもりでした。今回は陰性でしたが、「保証」という意味では、室内飼いの状態で2ヵ月後に再検査してみて、もう一度陰性だったら完璧に「陰性」だそうです。感染してから血液反応で顕れるまでに2ヵ月かかるそうなんですね。
ですから今回の結果は、厳密にいうと「直近の2ヵ月前までは、陰性」ということ。
まあ、再検査するまでもなく先住猫と引き合わせるつもりです。
うずらは想像を絶する神経質。己以外との関りが極めて苦手。情緒不安定になってしまうので、無理に引き合わせる必要はないかも。自然に任せます。
くーちゃんは、器が大きいので、おそらくうまくやっていけるのではないでしょうか。うずらとどうにかやっていけてるのだって、くーちゃんだからこそ。
ご対面の時が楽しみです。








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by vitaminminc | 2017-04-16 12:53 | 生きもの | Comments(2)

ゆだったタコ

とある土曜の昼下がり。

かつての仕事仲間ABCDの4人がX町に集まり、ランチを共にしたという。
この4人のうち、AとBはX町と隣接するY町に住んでいる。
この日最も遠方から来たのはC。
Dも本来遠いが、この日は仕事の宿泊研修で、X町からほど近いZ町から来ていた。

さて、メニューを選んで注文をし終えたところで、Cが3人に手土産を配った。
たいへん気の利いた、Cの地元の有名店の焼き菓子と思われた。
するとそのすぐ後で、「あ、私もみんなに─」と言いながら、Dも3人に手土産を配った。
ひじょうに気の利いた、和手ぬぐいであった。
Bは「え~~~?」と焦って隣のAの顔を見た。「どうしましょう、私なんにも持って来てない」
すると、Aはおもむろに自分のバッグを開いた。そして、袋の中身を素早く確認し、開封した。
「こんなもので、すみません」とか言いながら、やはり3人に手土産を配った。

Bはすっかり気が動転した。
まさか、普段気が利かないことで有名なAまでが、みんなに配るものを持って来ていたなんて。
裏切られた気がした。

楽しい会食が終わり、デパートの中をウインドーショッピングして回った。
そこでBは、地元で有名なシフォンケーキを2つ購入した。
「今日は遠くから来てくれてありがとう」とCに手渡した。

帰途。
AとBが同じ電車内で同じ振動に身を任せていると、堪え切れなくなったようにAが言った。
「さっき、みんなに配ったアレ─」
なぜだろう、呼吸もままならないほど笑っている。
「私が配った入浴剤、アレ本当はBちゃんのために持って来たのに─」
「はぃ?」
「広島の、お土産」
「え? ちっとも気づかなかった」
「鞄を開けて、中に入ってる個数を確認して、よし、5個ならイケると思って(笑)」
Aが配ったのは、広島名物、レモンの入浴剤であった。
「1回分じゃショボすぎるけどね(笑)」
「5個入ってたなら、2個ずつ配れたじゃない」
「それだと1人が1個になっちゃう」
「あぁ、そうか」
気が動転したままなのだろう。もはや数も数えられなくなったBに、Aは今更ながら詫びた。
「裏切ってごめん─(笑)」
そして、余った2包をBに渡した。「本当なら5個あったのに─(笑)」

2日後。BからAにLINEが届いた。
「Cちゃんにケーキお渡しできたけど、Dちゃんに何もしなかったことに気づいた」
Aは、Bが2つ買っているのを見て、CとDに渡すのだなと思っていた。
が、2つともCに渡していたから若干驚いた旨伝えた。
「何故いってくれなかったんやー」
いや、遠くから来てくれたCちゃんを労う気持ち、ということで、ギリギリOKなのでは?
Aは思った。なぜなら、何もされていないという点においては、DだけではなくAも同じだからである。
『遠くから』という言葉でみんな納得したよ、大丈夫。
「ただ、Dちゃんに『遠くから』が聞こえていなかったら万事休す」
悪魔のような裏切り者Aは、言わなくてもいいことまでBに伝えた。
地元でお世話になっているから、広島でお土産をえらんだというのに─。
とんだタコ女である。
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by vitaminminc | 2017-04-13 12:46 | 人間 | Comments(0)

テンゴ、ムチョ、エストレス!*

ふた月ほど前に、新人が入って来た。
といっても、時期からもおわかりの通り、新卒ではない。転職組だ。
既婚者で子どももいるらしい。転職してきたからには社会人経験があるはず。
なのに、いったい何を学んできたのか?
首を傾げずにはいられない。

まず、明らかに頭の位置が
人が仕事の説明をしているときに、デスクの上でをして、その上に頭をのっけているからである。
最初、冗談好きな人なのかと思ったが、本人はふざけているつもりはないらしい。
話を聞きながら、メモ一つ取ろうとしない。
余程のキレ者で、すべて丸暗記できるということか。
一通り説明が終わると、「わかりました」でも「ありがとうございます」でもなく、
という言葉が返ってくる。
こんな言葉、子ども以外に言われたことがない。
もしくは、言葉を伴わない、溜息。
我が目、我が耳を疑うのにも、もう飽きた。
常識というものは、ここまで外すことが可能なのか。
感心すらする。

それでも、うまくやっていくしかない。できる限りフレンドリーに接してきた。
きっとものすごく出来る人なのだ。こちらの説明がもどかしくて仕方ないのだろうと。

きれいに裏切られている感じです。
言われたことしかやれません、やりません、やってくれやしません。
例えば、Aという仕事を教わったら、それは毎日やる、を意味するくらい、わざわざ言われなくとも普通は誰でも理解できます。
しかし彼女にはそれがわからないようなのです。
「え? Aですか? 昨日やりましたよ?」と平気で言います。
昨日は昨日の分をやったに過ぎません。今日は今日の分が生まれるのであります。
「注文は毎日入ってくるから、Aも毎日更新されるんだよ」
こんなアホらしい説明をせにゃならんのかい!
案の定、説明して以降も、自発的にやる姿勢が見られません。
毎日「今日もAをやってね」といちいち言うか、メモを渡すかしています。でないとやらねんだもの。
めんどくせーはこっちのセリフであります。
しかも仕事が。システムを理解できていない段階で、勝手に自己判断して勝手に端折ろうとする。気が気でないったらありゃしない。

ただ一つの救いは、彼女の態度の 悪さ 斬新さが、私にのみ向けられているものではなく、だれに対しても同じということ。
いやいや、採用に当たって面接時は、果たしてどうだったのでしょうか?
つか誰だよ、こんな珍しい人を採用したのは。責任とってくりっつんだよ!

ジョン・レノンのイマジンをBGMに、想像してみてください。
あなたがいたって真面目に仕事を教えている最中、相手はデスクの上で肘枕しながら言うのであります。
b0080718_18142838.jpg

{めんどくさいなー)




もう、ギャグ漫画の世界であります。。。145.png



*スペイン語で「ストレスが溜まっている」









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by vitaminminc | 2017-04-07 18:15 | 人間 | Comments(0)

Carp on the cutting board.

脳ドックを受けてきた。

隣町にある、一般人・企業を対象に健康診断を専門に行う医療センターに行ってきた。
脳ドックは、初めての方にお勧めの基本コース。
ほかにオプションとして、ヘリコバクターピロリ菌検査(血液検査)と乳腺超音波検査も申し込んだ。
3種類で、なんと合計25,380円。(高いけど)安い!! ドックにしては破格の安さ!!
4月いっぱいまでの期間限定特別価格である。
通常だったら簡易脳ドック(頭部MRI,MRA,頸部MRA)だけで32,400円するのである。

電話でオプションの追加を申し込む際、思わず確認してしまった。
「あのぉ~~。私が申し込んだ脳ドックはMRI,MRAですが、頭部CTとでしたら、どちらが認知症に特化してますか?」
「認知症、ですか? 少々お待ちください」
案内には次のように書いてあった。
頭部MRI,MRA➡脳梗塞、腫瘍、脳血管の疾患を調べる検査
頭部CT➡脳萎縮、脳出血、くも膜下出血を調べるのに適している検査
なんとなく自分の脳が縮んでいるような気がしていたので、もしやCTの方がいいのでは? と思ったのだ。
受付の人が、おそらくドクターに確認してくれた結果、MRIでOKということがわかった。

昨夜は、子どもたちに「明日脳ドック受けに行く」と幾度もアピールした。
ムスコ「しっかり調べてもらってくるように」
ワタシ「ハイ」
ムスメ「朝ごはん抜くの?」
ワタシ「胃ではなくて脳だから、食べて大丈夫」

お安いからって設備がイマイチだったら嫌だなと思っていたら、明るくて清潔。まるでサロンのよう。
駐車場が4台しか停められないので、空いていなかった場合はどうすりゃいいのかと尋ねたら、予約をお取りいただいている方だけですので、停められないということはありませんと断言された。
実際、余裕で停められた。同じ時間帯に目にした受診者も、自分以外3名のみだった。

脳ドックは生まれて初めて受けたのだが、意外と時間を要する。30分もまな板の上の鯉になるのである。
b0080718_17363054.jpg
















「撮影している間、大きな音が鳴り続けますが、じっとしていてくださいね」
頭を動かすと画像がブレてしまうので、ソフトなヘッドギヤのようなもので頭部を固定された。

いよいよ検査開始。
ビヨーンビヨーンビヨーンという弦をつま弾くような電子音、続いてガガガガ、ガガガガ、というドリル音。
不可思議な音が規則正しく交互に聞こえ、いつしか4ビートだったのが8ビートに変わり、骨伝導のように頭骸骨の中で鳴り響いた。

今、突然クシャミをしてしまったら、この検査台無しになるんだろうか。
突然気分が悪くなったらどうするんだ? ナースコールも渡されていないのに。
そんなことをあれこれ思いつつ、頭はしっかり音のリズムを追っていた。

「この検査は結構長くて、30分かかります」と言われた割には、それほど長く感じなかった。
途中、眠ったわけではない。音を追ってリズムを数えるのに忙しかったからである。

お次は、乳腺超音波検査。こちらも30分。
左右、それはそれはに丁寧に、たっぷり15分ずつ。
何度もローラーを転がしては停止し、画像をプリントアウト。
「こんなに丁寧に検査していただいたの初めてです」
と伝えると、検査してくれた女性は「そうですか?」と柔らかく微笑んで、蒸しタオルで潤滑剤を丁寧に拭き取ってくれた。

最後は、採血。手で吸い上げる「注射器」ではない。吸血器? 針を刺しただけで、自動的に血液が試験管を満たした。
余計な力が加わらないし、あっという間。針が刺さった瞬間以外は痛みもなく終了。

「お疲れさまでした」
大画面TVのある待合ロビーに案内され、「お好きな飲み物をどうぞ」と勧められた。
自動(無料)販売機が淹れてくれた熱い珈琲をすすりながら、TVに映るS田J子を眺めていた。
霊感商法の被害者である元信者らが、彼女の復帰に反対する声をあげていた。今でも広告塔として影響力があることを懸念し不快感をあらわにしていた。
なにゆえ今になって復帰を志すのか。
Y口M恵の潔さに改めて敬意を表した。

検査結果は約3週間後。郵送で自宅に届くという。

今は、脳より乳腺検査の結果が怖い。
何枚にも及ぶ画像の数々──あれは何を意味しているのか。

これからの3週間。
結果を手にするまでの間、私はずっとまな板の上だ。

検査って、ホント心身に悪いよね。












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by vitaminminc | 2017-04-05 18:06 | 健康 | Comments(0)


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