御目に掛ける

 漢字を2つ並べると、それなりの表情の顔に見えてくるからオモチロイ。


 (白.白;) 白い目で見る

 (無.無;) ~に目がない

 (長.長;) 長い目で見る

 (皿.皿;) 目を皿のようにする

 (日.日;) 日の目を見る

 (裏.裏;) 裏目に出る

 (毒.毒;) 目の毒

 (黒.黒;) 目の黒い内

 (脇.脇;) 脇目も振らず

 (猫.猫;) 猫の目のように

 (回-回;) 目が回る

「無」とか「黒」は、下まつ毛が少女マンガっぽくて好き。

「長」は表情豊か。重そうな三重瞼の下で、薄目開けてチラ見している。

「毒」も、かなり困りきっていて、憎めない。




 (鱗.鱗;) 目から鱗が落ちる     けっ・・・ケバい!

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# by vitaminminc | 2014-06-13 22:30 | 趣味 | Comments(0)

100-70=30

 ムスコが、高校で採血有りの健康診断を受けたのが、今年4月の第一週。
 「なんかオレ、血液引っ掛かったらしい」とムスコから報告を受けたのが、5月の第一週。
 「明日放課後、校医のところに行くよう、今日担任から言われた」
 不安に駆られた我々両親は、「ラーメンばっかり喰ってるからだ」とムスコのラーメン大好き小池さん的嗜好をなじった。ラーメンと白血球の数とどう関係があるんだと反論するムスコに、「食生活を甘く見るんじゃない」と我々両親は口々に説教した。
 「塩分・脂肪分の摂りすぎは栄養バランスを崩し、免疫力にだって影響するのだ」
 「おまえの将来は確実にメタボだ」
 翌日、校医から渡された手紙を読んだ我々両親は、益々不安に駆られた。「要再検査項目」として、「白血球数」の値が基準値をオーバーしている旨、記されていたからである。
 毎年会社で受ける健康診断の説明書を取り出して、オットが言った。
 「これによると、成人男性の場合になるけど、9500くらいまでだな、基準値の上限は」
 ムスコの数値は13800だった。
 「あ、でもまだ未成年だし、白血球の数って風邪をひいただけでも結構高くなるんだよね」とさり気なくなだめる私とは対照的に、オットはムスコに追い打ちをかけた。
 「ラーメンばっか喰ってるからだ!」

 私は一刻も早く再検査を受けさせたかったが、ムスコが頑なに拒んだ。
 「大体そんなに深刻な事態だったら、オレなんか介さずいきなり親に連絡がいくはずだ」と、やれ部活(大会含む)だ、親戚の結婚式はいたしかたないとして、やれ定期テストだ、と先延ばしにすることおよそ三週間。
 それまでは自覚症状がなかったものの、5月の半ばからは変な咳まで出る始末。
 結局ムスコを医者に連行することができたのは、5月も下旬にさしかかろうという頃だった。
 「咳が出ているうちは正しい白血球数は出ないよ。微熱もあるし。風邪引いてると白血球数、上がるから」
 「でも先生、このような咳が、もう二週間近く続いているんです。風邪なんでしょうか」
  そりゃ百日咳かマイコプラズマか、咳の原因を特定する必要がある、血液検査せにゃならん、ということで、この日は検査結果が出るまで7日分の抗生剤や鎮咳薬が処方された。
 微熱まであったなんて・・・。ムスコには、ラーメン禁止が言い渡され、代わりに免疫力を上げるために、やたら乳酸菌がふるまわれることとなった。
 一週間後、医師に検査結果を見せてもらった。幸い白血球数は基準値に戻り、熱も平熱に下がっていた。ただ、ゲホゲホ、コホコホというスタッカートな咳だけが続いていた。
 「この赤字で示された2項目、PT(百日咳毒素)とFHA(線維状赤血球凝集素)の数値だけが高いのわかる? まず百日咳で間違いないね」医師が太鼓判を押す。
 「おそらく三種混合は受けてるはずだから──受けてるよね?」
 「受けてます」と私。そうかそうか、三種混合って、ジフテリアと破傷風はすぐ思い出せるんだけど、あと一つがいつも不確かで──それが百日咳、おまえだったのか。
 「その免疫力が切れたか、型が違ったかして、もらっちゃったんだろうね」と医師。
 「え? まだムスコ16ですけど、もう免疫、切れちゃうものなんですか?」
 「うん、人によっては。白血球の数値が高くなってたのが、4月の頭? てことは、もう2ヵ月は罹ってるか。100-60=40(笑)あと1、2ヵ月は続くと思うよ。長いんだ、百日咳というだけあって」
 「はぁ」苦笑するムスコ。
 「先生、やはり周囲の方にうつしたりしますよね」念のためムスコにマスクをさせてはいたが、それでも心配になって私は訊いた。
 「う~ん。誰か周りで咳が出るようになった子、いる?」
 「いや、誰も」とムスコが答える。実際、咳を撒き散らされたにも関わらず、我が家は皆無事。
 「乳幼児がいたら気をつけてあげないといけないけど、基本的にキミたちくらいの子はみんな三種混合受けてるからね、罹りにくいといっちゃ罹りにくいんだよ、大人よりは」

 家に帰って母子手帳を確認。やはり第Ⅰ期3回、追加で1回、計4回接種している。
 ネットでも調べた。ワクチン接種による免疫の持続期間は、4年~12年。だいぶ開きがある。ムスコが4回目を受けたのは、平成12年の10月。今から14年程前? ゲゲッ! とっくに有効期間、切れてるやんけ~!
 国立感染症研究所の調べによると、2001年には百日咳で成人の占める割合が、わずか2.8%だったのに、10年後の2010年には56%に達し、以降増加の一途を辿っているという。これは世界的にも同様で、ワクチン接種により患者数が減ったことで、自然罹患による追加免疫を得られない世代が増えたことが、成人の感染者が増加している理由らしい。
 今回感染したムスコは、「自然罹患による追加免疫を得られた」ことになるのだろうか。
 それにしても、体力ある。私なんかこれだけ咳が続いたら、もう消耗し切って寝込んでいるに違いない。
 ムスコは違った。体力測定で1500m走るわ、部活での筋トレ、走り込みは当たり前にこなすわ、恐るべき10代パワーである。
 身近に乳幼児がいなかったのが何よりだった。現在百日咳の特効薬がないことから、相変わらず咳を鎮める薬だけ飲み続けてはいるが、ムスコの咳もだいぶ減ってきた。
 100-70=30、あと三十日咳。
ムスコはまた週一の割で「ラーメンを食わせろ」とうるさい。咳よりずっとうるさい。

 


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# by vitaminminc | 2014-06-12 19:49 | 健康 | Comments(2)

 前回の記事で反省したのも束の間。煩雑な時間に追われ、またもや母に電話を入れないまま三日ほど経った夕方。母の方から電話がきた。
「あの、どうしても耳が聴こえなくて。米寿のお祝い、やっぱり補聴器がいいんだけど」
 うへぇ~~~と思った。なぜなら、補聴器に関しては、すでに何回も試した結果、『どうもうまくいかない』『いまはまだ聴こえる範囲内』『今作ったとしても症状が進むたび買い替えることになる』との結論に達し、しばらく様子を見るということに落ち着いたはずであった。
 補聴器関係だけでも、4回は試している。
 1回目は、テレビの音がよく聴こえる、という集音器。私が母にプレゼントしたものだが、あまり役に立たないようなことを言われ、今ではどこにいったかも不明。
 2回目は、母が自分で新聞広告を見て、「これが欲しい」と指定した補聴器。聞いたことのないメーカーだったが、「使用後でも返品可」だったので、私が注文。そしてそれが届くと同時に母の住む葛飾まで往復5時間近くかけて出向き、装着具合や聴こえ具合を確認した。
 この時は、補聴器の付属品である耳栓(型とサイズの異なる6種類)すべてが、母の耳の形状にまったく合わないという、聴こえる聴こえない以前のあり得ない問題があって、早々に返品(送料は私が負担)した。
 3回目は、カルチャースクールで一緒になる人が使用している補聴器。母がその方に尋ねたところ、誕生日に息子さんからプレゼントされたものらしい。
 母は、そのメーカー名をしっかりメモしていた。有名な音響機器メーカーP社であった。
「会社がわかっても、そこで取り扱っている補聴器はピンからキリまであると思うよ」
「その息子さん、読売新聞の広告を見て買ってくれたそうよ」
 ならば話が早い。私も母のために、何かいいものはないものかと、日頃から「補聴器」という文字には敏感に反応するようになっていた。先日切り抜いた新聞広告を確認したところ、それこそがP社の補聴器にほかならなかった。
 私は兄・イチローにメールした。今度はアナタの出番です。広告のあらましを入力し、母に代って注文してあげなはれと伝えた。
 後日兄から電話あり。
「P社に問い合わせたら、ごく初期の、軽い症状の人向きだって言うんだよ。お母さん、前に耳鼻科で聴力を測ってもらったら、中の上って言ってたろ。全然ダメ。注文しなかった」
 そののち、イチローは母を連れて、補聴器専門店にも行ってくれた。ずいぶん時間をかけ、いくつかの補聴器を店で試したらしいが、いずれも芳しくなかったという。
「高けりゃいいってもんでもないらしいんだよね」とイチローが私に言い訳(?)したのを裏付けるかのように母は感想を述べた。
「片方10万円の、その店では一番安いものしか試させてもらっていないけどね」
 いやいや、おかーさん。「20万もしたのに」とか、「50万円もかけたのに」と嘆く人は実際多いですよ。イチローが言うのはまんざら間違いじゃないんですよ、おかーさん。

 そんな母が、最後の頼みの綱としている補聴器の情報は、下記のごとくである。

 1.地元の文房具店に来る客の、知り合いの知り合いが使用 
 2. 使用者は、区の広報に載っていた広告を見て、その補聴器を購入したらしい
 3.高額なので、片耳分しか購入していないそうだ
 4.片耳だけとはいえ聞き取れるようになったからか、うつ病みたいだったのが見違える
ほど 明るく積極的になったらしい
 5.店に行ったのではなく、わざわざ家に来て測ってもらったらしいから、その人の足が
   不自由なのか、または店のサービスがすこぶるいいのか?

 母が最初に私にこの話をした時に、私は母に言った。その快適な補聴器を実際に使っている人がわからなくても、「言い出しっぺ」=つまり、知り合いの知り合いだという、文房具店に来た客が特定できさえすれば、必ず使用者に辿り着ける。もう一度よく確認してみたら?と。
 よほど耳の聴こえに不自由しているのだろう、母はわざわざ買う物もないのに、もう一度文房具店に行って確認したという。
「ごくたま~にしか買いに来ない客だから、どこの誰かもわからないんですって」
 解せぬ。ごくたま~にというのは、誰かが死んだ時に香典袋を買いに来る程度なのか?『耳が遠くなった』ことを話題にするくらいである。そこそこお齢をめした方のはずなのに、あの狭い下町で、古くから営んでいる文房具やのおかみさんが、その客のことをどこの誰だかわからないとは。
 母よ。貴女は単なるリップ・サービスに食いついてしまい、文房具やのおかみさんを焦らせてやいませんか。
 まあ、そんなことはどうでもいい。肝心の、母からの電話の話。
「インターネットとかいうので、その補聴器を取り扱っているお店、簡単に調べてもらえるんじゃないかと思って」
「私が? 簡単にって簡単に言ってくれるけど、店の名まえもわからないんでしょう?」そんなに暇じゃねーんだよと思いつつ、ああ、そうかと独りで合点した。
「区の広報に広告を載せていたなら、葛飾区内に限定できるよね。それでも、補聴器を取り扱う店って結構多岐にわたるんだよ。私の職場の近くなんて、宝石店でも補聴器取り扱ってるもの」
「あのね、みん子ちゃん、確か錦糸町からお店の人が来てくれたらしいのよ」
 はぁ? 補聴器使用者にとって赤の他人である、ごくたま~に来る客が、そんな具体的な町名を?
「ちょっと待ってよ。錦糸町なら、葛飾じゃないじゃない。錦糸町は確か墨田区だよ。情報が雑すぎるよぉ」
「でも、もしかしたら姉妹店なのかもしれないし」
 だから何という店の!? いいえ、おかーさん。一番大切なことをお忘れです、おかーさん。
 補聴器は、Aさんの耳に合ったからといって、Bさんの耳にも合うとは限らないのです。
 私が家事を投げうってリサーチしたところでですよ? そこが正しい店なのかを判断する術もなければ、そこで注文する補聴器がおかーさんの耳にも合って、おかーさんも見違えるように明るくなっちゃえるという保証は、ないに等しいのではないでしょーかね、おかーさん。
 
 あぁ、まただ。母と電話で話した後は、どうしてこう後味が悪いのか。私がドバイの億万長者で、とっかえひっかえ金に糸目をつけず、最高級の補聴器を、クリアに聴こえるその瞬間まで、百万回でも試させてあげられたらいいのに。
 何もしてあげられないもどかしさ。必ず自己嫌悪に陥る。母に電話を入れ忘れるのは、もはや自己防衛本能としか思えない。
 電話で私と話す分には、さほど聞き取れないこともないそうで、不自由はないという。FAXを送信されるよりも、声の便りの方が嬉しいという。
 実際、「え?」と言われた時以外、七割は普通のボリュームで話していられる。
 一方、大好きな話し方教室で、発表している人の話が聞き取れないのが余程辛いと見える。発表した人に、適切な感想を言ってさしあげられないからだろう。
 話は「音」としてのみ聞こえて、何を言っているのかわからないそうだ。だから、耳鼻科での聴力測定も、「重度」とは診断されず、軽度と中程度の間くらい、になるという。
「ピーーーーという音は聞こえるから、ボタン押すでしょ、そうすると先生に『それほど悪くないですね』って言われちゃうの。いつもは人が何を言っているのかもわからないのに」
 聞こえはするが、聞き分けられない。これが難聴。

 後ろめたさのあまり、その晩リアルすぎる夢を見た。私は新入社員で(ああ、ここはリアルでないですけど)、ある企業から内定をもらい、早々と新人研修に参加していた。
 30人ほどが長方形になってテーブルを囲み、グループ・ディスカッション形式で研修している。なぜなのかわからない。発表者の声は聞こえているのに、何を言っているのか話しているのか、さっぱり聞き取れない。両隣も向かいの新人も、みんながみんな熱心にメモをとり、すぐさま自分の意見をまとめては挙手を争っている。
 私は自分の耳を手のひらで何度も押したり、耳たぶを引っ張ってみたり。聴力の回復を期待してみるが、一向に聴こえない。一人、また一人と意見を述べていく。誰一人として私が問題を抱えていることを気に留めやしない。誰が何を話そうが、街中のざわめきにしか聞こえない。まったく聞き取れないのだ。
 自分独りだけが、暗闇に取り残されていくような気がした。内定を取り消されるどころか、自分自身の存在を取り消されるような、底なしの恐怖。ついに心臓が悲鳴を上げた・・・と思ったら、目覚ましの音だった。
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「高齢者疑似体験」を導入している自治体や企業のニュースを見たことがある。思うように膝を曲げられない拘束具や、視界が狭まったりぼやけて見えるゴーグルなどを装着し、身をもって高齢者の
不自由さを理解しようとする試みである。

 聴力に関しては、私は夢の中でしっかり疑似体験した。これは何というか、とにかく本当に、
    しんどい。

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# by vitaminminc | 2014-06-12 11:37 | 人間 | Comments(0)

照れポート

 一昨日の晩のことだ。
 忙しさにかまけて、つい母に電話を入れるのを忘れてしまった。電話をしよう、電話をしようと思いながら、一日一日と先延ばしになっていただけに、寝床に入ってからさすがに自己嫌悪に陥った。
 別に用があったわけではない。なんだかんだと一週間以上声を聞いていなかったので、朝の時点では、仕事から戻ったら母に電話するつもりでいたのだ。
 どうして忘れられるんだろう?
 職場にシフト表を提出するたび、母に電話を入れ、翌月中旬以降の予定を確認してきた。コーラスや話し方教室、さらに整形外科や眼科にも通っている母のスケジュールに合わせ、仕事の休みをいれるためだ。
 そうしたところで、必ず母に会いに行けるわけではない。母と同じ日に休みがとれたにも関わらず、家でたまりにたまった家事と格闘したり、たまりにたまった疲れを消化するため爆睡してしまうことの方がむしろ多い。
 休みを確認しておきながら、実際には会いに行けないまま2ヵ月が過ぎたせいだろうか。性懲りもなく母の休みの日を確認した次の日、今度は母の方から電話が入った。
「あのね、いつも私の休みに合わせてくれているけれど・・・」と母は申し訳なさそうにいった。
「こちらは趣味とボケ防止でやっていることなんだし、これからはみん子ちゃんの休みに合わせてもらえばいいから。お仕事のほうがずっと大事でしょ?」
 それまでは、私が仕事で休みをとりにくい曜日に限って母のオフであることが多かった。合唱コンクールや話し方の発表を控えている時などは、何週間も前であっても母は休みたくないと主張した。私ももちろん母の趣味を大切に考えていたので、自然いつも自分のほうで調整するかたちになっていた。
「どうしたの? 急に。こっちは予め休みを決められるんだから、お母さんの習い事を優先してくれて構わないのに」
 2ヵ月も高齢の母を放っておいた後ろめたさに小突かれるように、私は母に訊いた。
「なんだかね、私も会える時に会ってもらわないといけない齢になってきたし・・・」
 そう。母は間違いなく高齢者。今年の4月で満88歳、米寿を迎えた。見た目が若いから、つい忘れたくなるが、去年あたりから耳もだいぶ遠くなってきた。体調が比較的よいときと、そうでないときとの差が、かなり精神面に影響を及ぼすことにも気づいている。
 頻繁に会えないのなら、せめて毎日電話の1本くらいかけてあげればよいものを、それすらも忘れてしまう自分に嫌気がさす。
 こちらもこちらで自分の子どもの世話(ムスコが4月の健康診断に引っ掛かり、再検査のため二度医者に連行)に追われていたというのが、今回の親不孝の言い訳の一つ。

 昨日は、電話を入れるタイミングを逃す前に、しっかり電話を入れた。
 母はなぜかいつもより元気な声だった。
「あら~、ゆうべ来てくれたと思ったら、今日は電話までくれて」
「え?」
 私は母の元へ行っていない。一瞬で蒼褪める。
「ゆうべね、お布団に入ってから、しばらく寝つけないでいたら、みん子ちゃんが私のベッドの足もとにちょこんと座ってたのよ」
 母はおかしそうに、そして嬉しそうに話す。
「夢で見たの?」
「それが、夢じゃないのよ。『あら、わざわざ来てくれたのね』って私、話しかけたんだから」
「確かに私だったの?」
「うん。みん子ちゃん」
「私、生きてますけど、枕元に立ちました?」
「ベッドの足もとに、座ってた(笑)」
「でも私、まだ生きてますけど?」
 母はなおも嬉しそうに続ける。
「それで私、このままじゃ暗いわね、と思って部屋の電気をつけたのよ」
「うんうん」──なんだかドキドキする。
「そうしたら」
「そうしたら?」
「誰もいないの、不思議なことに」
「何かを見間違えたんじゃないの?」
「確かにみん子ちゃんだったわ」
「会話したの?」
「う~~~ん、眠れないなぁと思っていたらすぐそこに気配がして、振り返ったらみん子ちゃんが座っていたのよ。だから『あらぁ~、わざわざ来てくれたのね』って」
 少し泣きそうになった。
「お母さんが見たもの、なんかお化けみたいじゃなかった? ゾッとするとかなかった?」
「全然。きれいなお着物きてたわよ」
「えぇ!! きもの!?」
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「いえ、洋服。赤くて、いろ~んな柄の入った、きれいな服──」
「よかった~、みすぼらしいなりしてなくて」(って、そういう問題かい)

 母には、ちょうど昨晩母のことを考えていたから、私の意識がそちらに飛んだのだろうと話しておいた。元気にしてるかなぁとか、足は痛くないかなぁとか、そういう気持ちの現れだろうと。
 瞬間移動(テレポート)とか幽体離脱とか、レビー小体認知症(症状の一つに幻覚が見られる認知症)とかが頭をかすめた。が、母は今のところ、自分が見たものが、限りなく現実に近いであったことを自認している。さらに、その不思議な体験を楽しんでもいる。いきなり医者に連れていくのは時期尚早だろう。
 ここはこまめに電話を入れ、母の言動を注意深く見守っていかねば。今月下旬には実父の十三回忌も控えている。おとーさん、どうか母の正気をお守りくださいぃぃぃ!

「また近いうちに、きれいなベベ着てお邪魔しますね、お母さんの枕元に」
 私が冗談をいうと、母も明るく応じた。
「いつでもいらしてね041.gif
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# by vitaminminc | 2014-06-04 11:28 | 健康 | Comments(4)

男子ing!& 立ち漕ギャル

 男性のふとしたアクションが、女性にとって萌えポイントとなることがある。
 
 その筆頭に挙げられるのが、有名な「壁ドン」である。

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 壁を背にした彼女と至近距離で向き合い、彼女を挟み込むように腕を伸ばし、壁に「ドン」と手をつくアレのことである。自分一人で彼女を囲い込み、完全に支配し、逃がさない。誰にも邪魔させないよ、てなポーズである。
 これらの光景は、高校の休み時間の廊下あるいは電車のドア付近などでよく見られる、青春の1シーンだが、ケッ、そんな大げさにガードしなくたって、誰もオメーの彼女なんかさらいやしねーよ、と言いたくなるが、これは若い女子にとってはたまらないらしい。ど~りで少女漫画では定番のお約束ポーズなわけである。
 ところで、若くないおばさんである私にとっての萌えポイントは、そんな静止画像のようなものとは違い、実に健康的である。なぜなら、自転車の立ち漕ぎだから。
 しかし、萌えポイントとなる条件は、意外に細かく、案外厳しい。すなわち、

 条件1. 中高生男子に限る
 条件2. 夏の学生服(白Yシャツ+黒ズボン)着用
 条件3. 10代らしく気持ち良い痩せ方をしている(病的不可)
 条件4. オーソドックスなハンドル及びサイクルは27インチ以上
 条件5. 白Yシャツの袖を肘あたりまで腕まくりしている
 条件6. 黒髪でなくてはならない

 チャリの立ち漕ぎは「ダンシング」と呼ばれ、れっきとした有酸素運動として着目されているようである。
 そういえば、2、3年くらい前から、ずーっと立ち漕ぎしっぱなしのダンシング族を街中で見かけるようになった。見るからに減量を目的とした人びとである。彼らは除外される。なぜなら、そのような人びとの中に10代はまずいないし、カッコイイとは思えないからである。
 某テレビ番組の名物キャラ桐谷さんみたいに、《ずーっと》ではダメ、見る者を疲れさせてはいけないのである。 
 では、どのような立ち漕ぎが理想なのか。それは、加速度的立ち漕ぎである。
 交差点の信号待ちなどで停まっている状態から漕ぎ出す際に、ごく自然に上体が持ち上がる姿勢、あのアクションのことである。せいぜい左右合わせて6~8漕ぎか。速度を得るための自然な動作なので、時間にしてわずか10秒。
 観察してみるといい。中高生男子というのは、実によくコレをやる。力むわけではない。自意識過剰な彼らにとって、力むなんて絶対有り得ない。ただ、他人より遅れを取らないためだけに、人波にうまく乗るためだけに、自然に出る行動なのだ。
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 立ち漕ぎの美しいシルエットの条件として、両腕は限りなく真っ直ぐに近く、ごく緩い「く」の字であること。自転車のサイズが本来の身長に合っていないと、腕がしなやかに伸びない。よってあまり美しくないので、適正サイズの自転車に乗っていることが必須条件となる。
 実は、中高生男子の立ち漕ぎ姿に見惚れたきっかけは、ほかでもない、わが馬鹿ムスコのソレを見たからであった。
 あれは今から2年前。ムスコ中3の夏であった。
 その日、私とムスコは、どこかの私立高校の説明会に出席すべく、自転車で駅に向かっていた。
 かあちゃんと駅までツーリングしている情けない姿を、この世の誰にも見られたくない、自意識過剰な年頃だったムスコ。赤信号が青に変わるたびに、やっと追いついた私をいち早く引き離すべく、27インチチャリの上に伸び上がっては立ち漕ぎした。
 それでもあまり腹が立たなかったのは、その姿が優雅で美しかったからである。
 ここまで言い切ると、親馬鹿を通り越して間違いなく馬鹿親である。読んでくださっている希少な方々もどん引きしているに違いない。
 ただ、美しいと感じたのは、あくまでもそれが後ろ姿だったからである。正面からだったら、中3というより社会人3年目にしか見えなかったであろうムスコは端から対象外である。
 後ろ姿のムスコは、でかいくせして少年らしく痩せていた。その細い肩と長い腕に、ほんのわずか守ってあげたい、などとわが無垢なる母性が大いに勘違いしたせいであり、風をふくんで少し膨らんだYシャツの白さが、夏の紫外線よりも強くわが老眼を射抜き、眩惑させたのである。
 だから条件7. には、「後ろ姿に限る」という文言を追加しておく必要がある。
ネットの立ち漕ぎ画像の中に、立ち漕ギャルの姿を発見した。女子の美しい立ち漕ぎ姿というのは、分母が小さいため、そうそうお目にかかれるものではない。
 いや、待てよ。別に男子中高生に限らずとも私の場合、女子中高生であっても全然OK、萌えポイントであることに変わりはないようだ。
 これは公平というより、私がオッサン化しているだけなのか。
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# by vitaminminc | 2014-06-03 18:52 | 趣味 | Comments(0)

涙腺上のエリア

 50を超した私は、よく泣く。
 人前での話ではない。私を泣かすのは、主に映画館のスクリーンだったり、本のページだったり、テレビの画面だったり。それに、現実の何気ない風景だったり。
 涙腺が脆くなったというよりも、そのエリアが拡大したような気がする。
 泣き幅(?)が、広がった。

 再放送中のドラマ「離婚弁護士」で、津川雅彦の演技(30を過ぎた娘を想う親心)に泣き、
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 同僚から借りた文庫本「永遠の0」(百田尚樹)の元ヤクザの特攻隊員のエピソードに泣き、
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 自分で購入した文庫本「ふがいない僕は空を見た」(窪美澄)の中の一話『セイタカアワダチソウの空』を読んで泣いた。
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 それだけではない。しばらく庭に姿を見せなかった外猫のミケ母さんが、誰かのはからいで避妊手術を受けたらしい、との報告をムスメから受けた日も、何時間も経ってからしみじみ泣いた。
 ミケ母さんは、毎年欠かさず出産を繰り返していたベテラン母さんだ。野良猫の場合、その出産回数と寿命とが反比例するということがわかっていながら、捕獲に失敗してばかりで、私はどうすることもできずにいた。ミケ母さんは特別賢い猫なのだ。
 だからムスメが、ミケ母さんの耳に避妊手術を施したことを示す印(耳カット)を発見したと知って、私はずいぶん嬉しかった。
 自分ではまだミケ母さんの耳を確認していない。けれど、先日少し離れた場所で、ミケ母さんがじっとこちらを見る視線の中に、これまで感じたことがないくらい、警戒心というか人間への不信感を含んでいるように感じた。あれは単なる思い過ごしではなかったわけだ。おそらく、ちょっとした格闘の末、捕獲されて避妊手術を受けたのだろう。
 どこのどなたか存じませんが、ありがとうございました。志を同じくする仲間が、少なくとも自分以外に1人はいることを再確認でき、勇気がわいてまいりました。自分は独りで闘っていたわけではないのだ。そうと知って、たいへん心強く感じております。
 術後の外猫ちゃんにどんなに嫌われたって、我々はこれからもチャンスがあれば、彼らを捕獲し、避妊手術を受けさせ、マンマを与えてまいりましょう。
 ご存じでしょうか。たぶん我々二人の手で、二度も避妊手術を受けさせてしまった(私が耳カットを拒否したせいで)にも関わらず、ずっとなついてくれていたチビハチのこと。
 あの子は、春先でしたか、交通事故に遭って、天国にいってしまいました。寂しいです。今でも仕事から戻った私のチャリンコの音を聞きつけて、どこからともなくあの子が庭に現れるような気がして、涙腺を刺激します。
 あなたのおかげで、チビハチを産んだミケ母さんは、娘の分まで長生きしてくれることでしょう。
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# by vitaminminc | 2014-05-29 21:18 | 人間 | Comments(0)

きのうかきょうか

 なんてこった。
 ブログを始めて幾年月。
 これまでひとつも記事をアップしない月などなかったのに、気づけば穴を開けていた。
 いつもの年なら・・・・・060.gif4ガッツだぜ パワフル魂
                   4ガッツだぜ すいもあまいも
                     4ガッツだぜ Do the ド根性
                       私は汗かいて ベソかいて Go! ・・・・・のはずだったのに。4月が落ちてもた。パワレス虚しい。
  
 言い訳は山ほどある。外猫ちゃんの1匹、チビハチを交通事故で失ったのはショックだった。だが、それらを一くくりにして、非常にわかりやすい言葉に置き換えると──
 老化・・・・・これに尽きる。
 げにおそろしきは老化なり。この私から、体力ばかりか気力まで吸い取るとはのぉ。
 さらに、老化に比例してしかるべき知識がまったく備わっていないことを、この春私は嫌というほど実感したのである。

 自治会の班長になった。
 本来であれば、年度変わりの4月に就任するはずが、2ヵ月早く務める羽目になった。前任者(近所の奥さん)が病に伏したからだ。
 ところが就任早々、その前任者のご主人(もともと心臓を患い入院していた)が急逝。遺族の話によれば、今年は例年になく2月に亡くなる人が多発しており、連日満杯。公営葬祭場も奇跡的に申し込めたんだとか。
 班長の私は通夜・告別式の日程を確認し、急ぎ班員に連絡した。回覧だと時間ばかりかかるので、一軒一軒電話を入れて伝えた。
 不幸はつづくものである。
 その翌月、3月。今度は隣家のご主人が、入院先の病院で亡くなった。今度も班長の私は通夜・告別式の日程を確認し、班員に知らせて回った。
 誤解しないでもらいたい。私は死神でもなければ、他人の賞賛を浴びたいがために殺人に走る自己愛性人格障害者でもない。
 もともと古い住宅街の一角で、班員の平均年齢も半端なく高い。何しろこの私が「若い人」と呼ばれるほどである。だから、いつかこんな日が──香典を包む日が来ることは予測していた。
 でも、なんで今年なのか? なんでこの春なのか? あと一年、いや、せめて夏まで命をつないでほしかった。これが本音。そう、この春我が家は結婚以来、いまだかつて経験したことが無いくらい冠婚葬祭ビンボーだからである。

 本題に戻そう。
 立て続けに不幸があったればこそ、識ることができた「常識」がある。
 二軒目のご遺族が、葬儀から三日目の早朝(7時半ころ)、我家の玄関チャイムを鳴らした。そして応対に出た私に、「ああ、やっと会えた。いつもお仕事でいないから」と、大輪の白菊が顔を寄せ合う、それはそれはゴージャスな花束を持ってきたのである。
 「ああ、それはどうも、ご丁寧に・・・」
 私は困惑が表に出ないよう、必死に顔面の筋肉を操り、5キロはあろうかという立派な花束を受け取った。

 取り敢えず、水を入れたバケツに花束を浸した。家にはこんな大きな花束を生ける花瓶などない。いや、それ以上に、葬儀にお供えしていた花をもらったことなど我が人生史上初のことだったので、よからぬ考えに囚われていた。
 そう、結婚式で花嫁がブーケを投げる、あれである。
 「次は貴女の番よ!」
 そんな西洋かぶれした慣習が刷り込まれた歪んだニッポン人たる私にとって、白菊は敬遠すべきものに等しく、正直有難迷惑であった。完全に持て余していた。
 葬儀参列者には、お清めの塩が配布されるくらいである。果たして、この花は大丈夫なのだろうか?
 ムスメに話したら、ちょっとだけ苦笑いして、私の望んでいた通りの答えを返してくれた。
 「花は神聖なものだから、花に何かが憑いていたとしても、きっとそれは良い精霊だよ」

 それからさらに二日が経過した、仕事休みの朝。私はまだ生き生きとしている大きな花束を車に積んで、久し振りにポポやチャオが冥る墓地に向かった。
 家に相応の花瓶がないので、墓参がてらペット霊園の共同墓地に花を供えにいったのだ。
 亡くなった隣家のご主人は、うちのダンナと違い、動物好きの方だった。おそらくお空の上で微笑んでくれたに違いない。

 かように私は無知であった。供花を葬儀参列者にお裾分けするというのは、生前のその方の功績を称える象徴、ありがたく頂戴すべきものであることを学んだ。
 供花のお裾分けをいただいたら、家に飾ったり、仏壇がある家では仏壇にお供えして、「もうすぐ○○さんがそちらにいきますから、どうぞよろしく」とご先祖様に予めご報告したりするのだそうだ。
 「次は貴女の番よ!」を勝手にイメージしてしまった愚か者の私は、もしも高齢の母と同居の身であったなら、なんだかんだと屁理屈を述べて、受取りを拒否したやもしれず。せっかくのご遺族の厚意を無にし、近所づきあいに亀裂が生じるところだった。

 無知とは、すなわち無恥である。まだまだ未熟者の私である。
 今回は、久し振りに天国のわんにゃんたちに会いに行けて、それはそれで有難かった。
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 ※帰納(きのう)⇒個々の具体的な事実から共通点を探り、そこから一般的な原理や法則を導き出すこと。
 ※供花(きょうか)⇒葬儀に際し、お悔やみの気持ちを込めておくる生花のこと。「くげ」「くうげ」とも読む。
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# by vitaminminc | 2014-05-03 14:16 | 人間 | Comments(2)

I 'll show you a failure of me.

  I 'll show you a failure of me.


 醤油さしの中身が切れた。
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 床下収納から、醤油のデカボトルを取り出した。
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 マルジュウの、出汁醤油を継ぎ足すため。( ↓ 旨いョ)
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                   060.gif流し台で醤油を注ぎ (ベベンッ)、

            060.gif満杯にした醤油さし (ベベンッ)

                060.gif背後に控えし冷蔵庫 (ベベンッ)

            060.gif目がけ一歩を踏み出すや (ベベンッ)

                    060.gifいなや身の丈16寸 (ベベンッ)

            060.gif縮んだわが身の右脚はぁ (ベべンッ!)

                060.gifパックリ開いた床の怪にぃ (ベベンッ!!)

                     060.gif見事呑まれておったとさぁ (ベンッ!!!)











        

         落ちるか? ふつう。。。

         危うく右足も骨折するとこだった。

         去年の晩秋、左足を骨折したばかりなのに。

        I 'll 醤油 a failure of me.
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# by vitaminminc | 2014-03-17 08:39 | 笑い | Comments(2)

現実的現実逃避

 今年に入ってから、立て続けに万城目学を読んだ。
 といっても、「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」「偉大なる、しゅららぼん」の3冊のみ。

 万城目学はイイ。地に足がついたままの状態で、現実逃避させてくれるから。
 「地に足がついた状態」というのは、もちろん心理的に、という意味。物理的根拠はない。

 なんていうのかな、ニッポンの伝統のようなものをベースに描いてくれるので、安心なのだ。
 手のひらの上で転がしてもらっているような心地よさというか。

 現実逃避するにしても、あまりにも現実とかけ離れたファンタジーに没頭するのはキケンである。
 よく中学生の頃、外国の小説ばかり読んでいたら、母親に「目つきがおかしい」と言われた。

 あれからウンジュウ年。
 さすがにハリー・ポッターを読みふけったところで、心身ともに魔法使いになる危険はなくなった。  

 今でも読んでいる最中だけは、アッチの世界にイッテしまう。
 オトナになったので、戻っては来れる。ただ、現実とのギャップがキツく感じられるようになった。

 なので今の私には、万城目ファンタジーが最良の処方箋。
 地に足をつけた状態で、魂を解き放つための。

 現代ニッポンの、一見フツーの日常の中で繰り広げられる、摩訶不思議を疑似体験。
 ストレス解消に持ってこいである。

 先日、レディース・デー(女性1000円)に休みがとれた私は、単独映画館へと足を運んだ。
 「偉大なる、しゅららぼん」である。

 結構長い作品なので、第一回上映は9:10から。
 8:20頃、まだ通勤ラッシュが尾を引く満員電車に乗り込んだ。

 給料日前でいつになくスッカラカンのくせに、「贅沢な休日だなぁ」とニヤケていた。
 財布の中には、貯金箱の馬の尻の蓋から取り出した500円玉が2枚とSuicaが1枚。

 中学生以下の所持金を手に、通勤電車に揺られている自分。
 どんだけ映画が観たかったのか。贅沢すぎる。

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 映画は期待を裏切ることなく楽しめた。原作が長編なので、端折ってる感は否めないが。
 映画版ならではの遊び心、小出しのギャグも私好みだったし。

 教頭先生の挨拶なんか、なぜ笑っているのが私だけなのか不思議なくらいウケた。
 思いがけず、浜村淳さんまで拝めて、得した気分。

 岡田将生、浜田岳、渡辺大の3人が高一役をやると知った時点でウケていたのに。
 「あれで15とは、とても思えない」・・・・・・・・岡田将生が渡辺大を指して言う心の声?(笑)

 映画をたった一人で観に行ったのって、24前後の、自爆的失恋をした時以来じゃないかな。
 げげ! 何十年ぶりだろう。

 500円玉2枚という現実を握りしめ、満員電車に揺られて、観たくてたまらなかった映画を観賞。
 地に足をつけたまま現実逃避。いや~~~、こんな贅沢、500円玉2枚じゃ買えません、普通。

 

 

 
 
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# by vitaminminc | 2014-03-15 10:49 | 趣味 | Comments(2)

嘔吐リバース

猫は歩きながらゲロを吐く。




正確にいうと、吐いてる最中だけは停止している。

でないと自分のお手手が飛沫を浴びちゃうから。

オゲッ! オゲッ! と吐いて、次の波がこみ上げるまでの間、えずきながら歩く。

じっとしていてくれればいいものを、いちいちあちこち歩きまわる。

そして、わざわざ後始末に困るようなところにゲロッてくれる。

狙っているとしか思えない。




本日も、あぅあー おぅわー

と志村けんのバカ殿が低い声で唸っているような鳴き方をしたので、慌ててドアを開けた。

眠眠は、心得たように居間から廊下に出て、ゲコッ! ゲコッ! と嘔吐した。

廊下なら安心である。拭き清めるのも楽だ。




先日は間に合わず居間でやられた。

テーブルの下に広げっぱなしだった子こどもたちの私物が汚物を浴びた。




廊下が静かになった。

無事眠眠のゲロンチョリ~が終わったようである。



確認しに行く。

しまった。掃除機をしまい忘れていた。

廊下には障害物のないスペースはいくらでもある。

なのに、なぜ掃除機の蛇腹ホースの上に?

掃除機は吸うものだ。吐くものじゃない。

蛇腹を伸ばすようにして、溝に付着した汚物を拭き取っていく。

ウエットティッシュを何枚も交換しつつ、らせん状に拭き取っていく。




今、眠眠は、まんまを食べている。

カリカリと、満足そうな音を立てている。
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# by vitaminminc | 2014-03-12 17:44 | 生きもの | Comments(0)

バイきんぐ 小峠(向かって左)と
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胎児
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春風亭昇太
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家庭教師のトライさん
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# by vitaminminc | 2014-03-02 11:37 | 趣味 | Comments(0)

高き洗面台と誇り高き猫

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猫は、誇り高きいきものなのだそうだ。ある有名動物写真家が言っていた。そのため、自分の失敗を人に見られるとたいへん傷つく。ましてや笑われようものなら、しばらく立ち直れないのだと。

 その通りだと思う。ただ、プライドが高いというよりは、自分のしくじりに弱いような気がする。
 さて、先日のこと。我が愛する眠眠が、大いに傷つく場面に遭遇した。
 眠眠は新鮮な水が大好きである。だから日に何度も何度も流水を所望する。
 その夜も「流れる水を舐めたい」「蛇口をひねるよろし」「こっちだよ、こっちこっち」「ついてきな、水のあるところはこっちだ」「ほれ、早くせんかい」と、ひっきりなしに訴えていた。そして、ツアコンみたいに先に立ち、私を洗面所まで案内した。
 いつもならここで眠眠は、まるで重力を感じさせない身軽さで、ヒョイッと洗面台の縁に飛び乗ると、「ハイ、蛇口をひねってね」と最後にもう一声鳴いてみせる。
 ところが、目にも止まらぬ速さで着地に失敗した眠眠は、目にも止まらぬ速さで私の視界から消え去った。
 「あ、あれ? 眠眠?」
 一瞬、何が起きたのか理解できなかった。気づいたら、目の前にいたはずの眠眠がいなくなっていた。
 耳の中の残響で理解した。ドサッときて、タタタタタッである。
 そうか、落下したのか(猫なのに)。それで、走って逃げたのか。
 なんだか笑えなかった。還暦を過ぎた眠眠の、体力の衰えを思い、なぜか口の端をキュッと結んでいた。
 あんなに水を欲しがっていたのだ。すぐ気を取り直して、じき戻ってくるだろう。が、呼べども待てども眠眠は帰ってこなかった。
 もしや、陶製のシンクにしたたか前足を打ち付けて、捻挫でもしたのでは?
 心配になって、二階にある私と眠眠の部屋まで様子を見に行った。案の定、姿が見えない。 
 ベッドの布団を剥ぐと、いじ毛にいじ毛た眠眠が、ただの毛の塊と化して、ふて寝していた。
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 眠眠の場合、失敗を恥じる度合いが、年をとるほど強まっていくように思う。もっと若くてムチムチころころ肥えていた頃は、戸棚の上で寝がえりをうって床に落ちるという大失態をやらかしたって、ここまでいじけなかった。5分も経つと何事もなかったかのようにケロッとしていた。
 猫も自分の老いを自覚して、愕然とするのだろうか。誰だって、自分に出来ると思っていたことが出来なくなったら、そりゃ~結構ショックだ。

 あれから二日後。再び「水だ」「水だ」「水を飲ませろ」とやかましく訴えながら、私を洗面所まで誘導した眠眠。洗面台を見上げた途端、何かがフラッシュバックしたらしく、スタコラサッサと居間に戻ってしまった。
 前足を痛がる様子もなく安心していたけれど、心身ともに相当痛い記憶として脳裏に焼き付いていることは間違いない。もしかして、陶製のシンクにぶつけたのは、前足ではなく、額だったかも~。猫が猫の額ほどのもんをぶつけるなんて~。

 猫は誇り高きいきものである。
 年をとるにつれて高さを増していく(かのような)洗面台。
 眠眠を抱っこして、そっとそこにおろしてみる。何が我慢ならないって、こうされることほど頭に来ることはねーとばかりに、眠眠はシンクを蹴って軽やかに床に降り立った。
 蛇口には目もくれないで、私だけを一瞥して。
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# by vitaminminc | 2014-02-20 17:42 | 生きもの | Comments(4)

失笑点

 私はよく笑う。まったく笑わない日がないくらいである。

 つい最近も、自分の血液型に関わる問題に触れて失笑したばかりだ。

 お気に入りのテレビ番組の一つに「月曜から夜更かし」がある。ご存じマツコ・デラックスと村上信五(関ジャニ∞)が、世の中の気になる事象を取り上げて、好き勝手に検証するという番組である。
 先月、この番組のおかげで、ブラジル人にO型が多い理由を知った。
 
 うっすらと、ラテンアメリカにはO型が多いらしいということは知っていたのだが、なぜか? までは知らずにいた。
 番組の解説によると、もともとはO型以外(A,B,AB型)の人もいたのだが、1500年頃に梅毒が大流行した際、絶滅してしまったのだそうだ。
 要するに、梅毒に対する耐性を持っていたO型のみが生き残ったわけで、純潔のブラジル人の場合は、実に100%がO型なんだそうだ。
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 我家では、ムスコと私がO型である。どうしようもない緊急時ならば、B型のオットとムスメに輸血してやることも可能。そう、万能供血者なのである。

 自分のことは棚にあげ、ブラジル人の誤解を恐れずにいうならば、部屋中を荒らし、人の分のおやつまで喰い荒す、自由人のムスコを見ていると、をもって梅を制すという言葉が自然と浮かんできて、なるほど・・・と納得した。

 しかーーーし。私のココロが動かされたポイントは、ソコではない。
 O型以外は絶滅した
という表現に思わず噴き出した涙したのである。
 「そ、そんなみなさん、そんな弱いことでどーするんですか」

 いつなんどき再び絶滅危惧種になるやもしれない、O型以外のみなさん、くれぐれもご自愛ください(笑)
 
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# by vitaminminc | 2014-02-04 19:35 | 人間 | Comments(4)

味はいつかえる?

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          +
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          +
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      いや、自腹92円
          
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        ×4
          
    味気ない

 犯人に告ぐ。

 ぉぉぉ愚か者め。
 誰だって何らかの不満くらいある。
 それでも働いてんだ。
 働くしかねんだよッ!
 私の場合は、子どものために。

 工場が操業停止に追い込まれて、おまえのパート仲間はどうなった?
 誰が時給を払ってくれるってんだよ?

 ウチの子が好きだったアクリのミニグラタン──あのお弁当の華を返せ。
 頭にきているせいか味覚までおかしくなったか。
 クリスピーサンド「メープルフレンチトースト」の、あの極上の美味さを返しやがれ。
 ぶぁっかやろおぉぉぉッ!!

 ──以上、時給で働く主婦の怒りの矛先でした。
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# by vitaminminc | 2014-01-30 09:37 | 人間 | Comments(0)

いじましの老化生活

 韓国海苔が好きです。
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 時々大袋を買います。八枚切り8枚入り1パックが、12パック入ったお徳用です。
 我が家は4人家族です。
 1人3パックの配当になります。
 八枚切りの手のひらサイズを、計24枚、シャムシャムといただくことができます。
 できるはずなのに、これまではそれが不可能でした。
 なぜなら、我が家には約1匹、欠食童子がいるからです。
 「え? みんなまだ食べてなかったの?」
 このようなしらばっくれ方をして、欲望の赴くまま喰います。
 小腹が空いたといっては、おやつ代わりに次々袋を開けるのです。

 そこでワタクシは、良心に訴えるという打開策に出ました。
 いくらなんでも、個人名が貼ってあるヒトの袋を破いたりはすまい。
 紙とマジックとハサミとセロハンテープを用意しました。
 そして、1パックごとに、家族1人1人の名前を書いた紙を、各々3ネームずつ貼り付けました。
 我ながら、なんと貧乏くさい作業をしているのだろうと危うくウンザリするところでした。
 しかし、これでバッチリです。
 これで、我が家は安泰です。
 (暇こいて)ソコにいる者だけが得をするという、非民主主義的横行を阻止することができるわけです。

 晴れがましい気分で韓国海苔の袋を破き、満足げにシャムシャムと韓国海苔を口に入れました。
 その時です。
 ムスコが、私が手にしていた開封済みパッケージを見て言いました。

 「その袋、オレの名前になってるけど──」

 約7mm×25mmに紙を切りーの。
 マジックで家族の名前を記入しーの。
 それをセロハンテープで貼り付けーの。

 で、自ら間違えヒトのを喰いーの。。。
 ムスコが敵討のような目つきで、速攻私の名前入りの袋を破き、食べ始めたのは言うに及びません。
もぉ、いやだ。
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# by vitaminminc | 2014-01-25 10:24 | 笑い | Comments(0)

ダメリット?

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 実は私、家にシャープのソーラーをつけたんです。
 11年ソーラーのコマーシャルに出演してきて、
 ようやく叶いました。









この最新のCMを見て、私とムスメは思わず首をひねった。
「このCMって・・・・」
「いったいどこにメリットが???」


だって天下の大女優小百合様だというのに、11年もかかってようやく叶った、なんて。
マジ?
シャープはCM出演料を支払うのみで、ソーラー1台取り付けるサービスを怠ったわけ?
ケチ?
大女優様だし、金銭面で折り合いがつかなかったとは思えない。
何が彼女に11年もの間、設置することを躊躇させたというのか。
実際に使ってもいないくせに、公共の電波にのせて商品を褒めていたわけですね。
いえ、実際に使ってなくたってみなさんCMに出ていますとも。
でもわざわざ「私、今まで使っていませんでした」的なことを告白しなくたって、ねぇ(笑)

小百合様とシャープ双方にとって、マイナスでしかないと感じたのは、わしら母娘だけかね?
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# by vitaminminc | 2014-01-20 20:57 | 趣味 | Comments(0)

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 こっそりヒトの烏龍茶なんかを・・・








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 飲んでくれちゃったりしているわけね?
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# by vitaminminc | 2014-01-16 10:15 | 生きもの | Comments(2)

のぼりでおりる

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 うふ♪ ワタクシのガラスの靴、そう、左足のギブスちゃんをご紹介します。早いもので、もう1ヵ月半のつきあいになります。
 小さそうに見えますですか? 確かに素足は22.5cm。細かった20代の頃は21.5(←手のひらサイズ)しかなかったので、パンプスだけはサイズに苦労したなぁ。銀座まで買いに行かねばならず、結構高くついたものです。職場の男どもには、
 「わ! 小っせぇ! 纏足してたのか?」とか、
 「竹馬のつま先みたい」
などとからかわれましたっけけけけけ。
 ちなみにこのお花を模した台は、みんみん(↓)の猫用お立ち台。
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 いや~、全治1ヵ月といわれていたので、いよいよギブスが外れるとばかり、喜び勇んで整形外科に行きましたですねぇ。
 しかーし! 12/18に撮影したレントゲン結果を見たセンセー、そう簡単にはOKをくれませんでした。
 「ま、取り外し出来るように、甲の部分に切れ目を入れてあげるから」
 といっても実際に渾身の力でハサミを入れてくれたのは、ベテラン看護師さんだったわけで。
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 「家ではココをこう開いて外してもいいけど、外に行く時はまだ着けておいてね」
 「ぅ・・・どのくらい、ですか?」
 「う~ん、年内いっぱいはね」

 ガ~~~~ン048.gif外に行く時に着けてかなくちゃならないんじゃなんにもなんない。やっとあのLサイズのおやっサンダルと縁が切れると思っていたのに。

 でも、医者の診立ては正しかったようです。家の中でギブスを外して歩くと、まだ少し痛むのです。

 そんなわけで、相変わらず左足だけサンダルを履いて歩く日々。 
 弱り切った筋力を鍛えるために、先日、駅前のロータリーへおりる長い階段を、エッチラオッチラ下りました。 階段はのぼりの方が楽で、片足ずつ交互に段を踏めるのですが、おりる時は右足を下ろした同じ段に左足を下ろし、また右足を下ろした段に左足を下ろすという、なんとももどかしい、歩き始めの幼児のような動作になります。
 一緒に階段を下りていた同僚が、途中で笑い出しました。
 「杖ついていないから、誰も怪我してるなんて思ってくれないよね。ただの変な趣味のヤツと思われるよ」
 「うるちゃい! ならのぼりを立ててやる!
 [絶賛 骨折中!!] と書いたやつ!」
 同僚が大笑いしたので、益々周囲の視線を集めながら、ピョコタン、ピョコタンと階段をおりる羽目になりました。
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# by vitaminminc | 2013-12-25 11:23 | 笑い | Comments(0)

12月の外猫ちゃん

 毎朝、玄関ドアの向こうに映る猫影。




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 外猫ちゃんのサバンナちゃんです。彼女は私がこの冬用につくったダンボール猫ハウスの右に住んでいました。左はボス猫が住んでいます。






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 今、「住んでいました」と過去形で申しました。ミケ母さんにハウスを乗っ取られたからです。ミケ母さんはふだんはたま~にマンマを食べに来る以外、今でも夜間寝にくる以外、まったくうちの庭に寄りつきません。避妊手術を受けさせるために何度か捕獲を試みましたが、見事惨敗。かなり賢いのです。キャリーを見ただけで警戒し、近づきゃしません。いつも一生懸命子育てをする、美人で心やさしいお母さん。ただし、時期がズレていたので、サバンナちゃんの母親ではないんですね。

 
 毎日仕事から戻ると、庭でマンマ(私ではなく)を待っていたサバンナちゃんが、最近その時間庭にいないので不思議に思っていたところ、先日、サバンナちゃんのハウスからミケ母さんが出てきました。同時にその隣のハウスからはボスハチが。
 そういえば、何日か前の夜中過ぎに、猫が激しく言い争う声で目が覚めましたっけ。あれはミケ母さんとサバンナちゃんの、寝床争いだったのですね。

 まあ、サバンナちゃんにしても同様。昨年チビハチ(ミケ母さんとおそらくボスとの間に生まれた子ども)のためにつくった猫ハウスを強奪したのは、ほかでもないサバンナちゃんだったのですから。
 私の懸念は高まります。もしや利発で穏やかで、猫のくせにお人好しですらあったミケ母さんが、気性の荒いサバンナちゃんを追い出してまで寝床を手に入れたのは、過酷な冬季出産に備えてじゃあるまいか~!

 ダメです、ダメダメ! うちのハウスに住めるのは、(人間の都合で本当に可哀相なんだけど)きちんと避妊手術を済ませた猫さんのみ! 困るのだョ、アルジがどうぶつ嫌いの我が庭で、カワイイ子猫を産んでもらってはぁぁぁ~!
 見たところ、まだおなかの膨らみはだけではご懐妊とは判断できません。が、ボスと仲睦まじく隣合ったハウスから出てきた姿を目撃した私としては、気が気ではありません。

 やはりあの時、どんなにムスコに批難されようが、ボスを去勢させるべきでした。一度は捕獲に成功したのです。敢えて放したことが、今更ながら悔やまれます。
 なぜなら「おじいちゃん」にしか見えなかったボスハチでしたが、今では推定年齢が半分にまで若返ったからです。我が庭を拠点としてからは、ボロボロだった毛はツヤツヤに、痩せて貧相だった骨格にはずっしりと肉がつき、ズングリムックリのかわいいドラ猫に変身しました。
 実際はボスをやっているだけあって、それほど老いてはいなかったのですね。その風格・威厳にすっかり騙されましたけど(笑)

 私自身は猫屋敷になったって構わない。なのに思うままにできない、このもどかしさ。
         ヂグジョー!!

 さ~て。この先どうなることやら。サバンナちゃん、おまえはこの寒空のもと、どこで寝起きしてるの?
 元祖庭猫のチビハチちゃんも、去勢手術を受けた能天気な丑松くんも。。。
 みんな大好き。風邪引くなんじゃないよ!




 P.S. ムスメの見解:「ボスはチ★コ(※)があるから強いのであって、チ★コがなくなったら真っ先に(ほかの雄猫たちにボコボコにされて)、ここらから追い出されちゃうんじゃないの?」
 そうなのです。だからこそ私は去勢を断念したのです。それほどボスは性格的に、私たち親子(アルジを除く)に愛されているわけです。

 ※正確には去勢手術でチ★コはなくなりません。ボールのサイズが2まわりほど小さくなりますです。
 
 
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# by vitaminminc | 2013-12-21 09:41 | 生きもの | Comments(0)

小僧の寝相

 居間で、静かないびきが聞こえてきたので振り返ると・・・








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 奇ッ怪な姿でムスコ(16チャイ)が爆睡していた。
 風呂から出て肌寒かったのだろうか? 手足の先っぽを収納している。
 おかしくて笑いながら撮ったから、手もとがブレて5枚も失敗した。


 ・・・・・・・・・ヨガか?




 もっとも、ムスコは10チャイの可愛い盛りの頃も、奇妙な姿勢で音読してたなぁ。。。
 





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 寝ても覚めても変なヤツ。
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# by vitaminminc | 2013-12-15 22:10 | 子ども | Comments(2)

リーガル・灰

 仕事がOFFだった昨日。
 ノンシャランに時間を無駄食いして罰があたったのか、ちょっとした手違いが生じました。
 扱いに慎重を要すべき我が机上で、関東ローム層(←書類やら雑誌やら本やらで形成されている)が崩れたのであります。
 それらを整理していたら、厚みのある封筒が顔をのぞかせました。正確にいうと、母の筆文字で表面中央に「お祝」、裏面左下に「¥10000.- 母」と書かれた御祝儀袋が出てまいったのでございます。

 御祝??? 現金にしては、この厚み・・・・諭吉ッつぁんだったら30・・・・いや、ピン札ならば50人はいらっさる???
 中を見たら、全部宝くじ。50枚。ジャンボや全国自治をはじめ、一昨年の夏から12月までに発売された宝くじが、其々10枚ずつ、バラで。くじ専用封筒からは取り出した状態で、きちんとまとめて入っていました。
 平成23年発売・・・・??? ギョギョッ! 当選番号の支払期間は、どれもとうに・・・・過ぎて、います(汗)
直近のもので今年の1月・・・・THE END(マイナス30℃のツララ汗)

 思い出せない。思い出せない。思い出せない。
 母はこれをいつ・・・??? 23年12月に発売されたジャンボが最新のものであることから見て、私の誕生祝いと見るのが妥当です。
 いや~母は毎年娘(←私)の誕生日(←11月)を忘れるんですよぉ。きっと平成23年も、うっかり忘れて、お詫びの印に年末ジャンボを買い足して・・・・いやいや、待てよ???
 この年の夏に発売された宝くじも入っているってことは、忘れたわけではありませんね。誕生月に渡せなかったか、渡せないことを見越しての年末ジャンボ入れ・・・だったのでしょうか。

 「たまには現金より、こういうほうが夢があっていいでしょ?」──母のお茶目な顔がよぎったような気がしますです。私も超超悦んで、受け取ったような気がしますです。

 嗚呼、それなのに、それなのに。母より賜りしお宝を、スコーンと記憶の中枢からこぼしてしまっていたなんて。
 ひ・・・ひどい。ひどすぎる。申し訳なさすぎて、母に確認することもできやしない。

 毎年、当選しているにも関わらず引き換えされないまま無に帰す当選金の額が、巨万にのぼっているという事実。これをニュースで見聞きするたび、あたしゃ鼻で笑っていましたョ。

 「オメデタイ奴らだねぇ。懐に余裕があるから忘れられるんだろうねぇ・・・・だったら買うんじゃねぃ!」

 えぇ、そんなふうに怒りの暴言も吐いていましたです。銭に関しては余裕の余の字もないけれど、記憶力に余裕がない場合も同じ結果を生んでしまうのだという恐るべき現実。身をもって知りました。

 もしかしたら、今頃私は億万長者になって、普通の振りをするのに困っていたかもしれません。
 いいえ。ジャンボは無理でも200円くじで当選、住宅ローンがチャラ。冷蔵庫を買い替えたかも。
 いいえ。1等は無理だったとしても、3等くらいは当たって、高級銘柄の米を主食に迎えたとか。
 いや、最低でも下1桁の当選は当然。最低でも合計1000円分を無駄にしちまったわけで。
 いやいやいやいや、何よりも母の愛を無にしてしまったわけです。
 た・え・が・た・い・ことに!

 ゴミに出すのはしのびなく、かといって家の中に親不孝の証明書あるいは残骸を遺しておくのはあまりに辛い。

 よって、キッチンのシンクの蛇口が届くところに大きなフライパンを置いて、その中で燃やしました。
 とてもきれいな炎があがりました。いくつもあがって、そのたびに心臓がドキドキしました。
 火事になったらシャレにならないので、消火用に、蛇口はシャワーに切り替えておきました。
 宝くじの紙質は、火遊び 小さな焚火に向いているように思われました。
 時間をかけて、少しずつ、少しずつ、引火してゆくのでした。
 億万の夢が、千万の希望が、百万の純情が、柔らかな灰に変わりました。
 そして私はその灰に、涙の代わりに水道水を流し入れて、冬枯れた小さな花壇に撒きました。

 頭の中でBGMが流れました。和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」のメロディーでした。

 ♪ 罰(バチ)を~ 今~~~

   裁くの~ かな~~~ 

   あの金を~~~

   失くすのは~ あしぃ~~た~~~ (って、とっくに失くしてたんだよッ)

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# by vitaminminc | 2013-12-12 10:15 | 笑い | Comments(0)

生きている仏

 人のために生きるのがペット
 人のために死ぬのが家畜



 坊さんがそう言った瞬間、私は小さく息をのんだ。
 
 先月中旬。穏やかでやさしかった姑が、荼毘に付され天にのろしをあげている時だった。
 火葬が終了するまでの時間、私たちは親族控室にいた。
 
 坊さんは、私のはす向かいに座っていた。本格的な修行に入るまでは高校の教師をしていたというだけあって、結構俗っぽい話し方をする坊さんだった。
 千葉県にある某大病院から「霊が出るからお祓いに来てください」という依頼を受けた時は、「近くの寺に頼んだらどうですか」と一度は断ったそうだ。でも「是非お願いします」と何度も懇願され、断り切れずにお祓いに行ったそうだ。
 「わざわざ川を一本越えてお祓いに行ったけど、地元の寺に依頼しないでわざわざ東京の寺に電話寄越すあたり、噂になることを恐れたんだろうね」と俗っぽい口調で坊さんはいった。「あれからクレームが来ないとこみると、無事お祓いできてたってことかな(笑)」

 いつしか話はペットの供養に及んでいた。
 「うち(の寺)にもペットの葬式をしてくれないかって話はよく来るけど、うちではやらない。どこどこの寺がペットの供養もやってるからそこに電話してって、もうこうなると殆ど斡旋。宗派やその寺によって考え方はあるんだろうけど、うちはペットなんてものは人と一緒に供養するもんじゃないと思ってる」
 そう話す坊さんの、かすかに刻まれた眉間の皴を見て、私は反感を抱かずにはいられなかった。この人は動物が嫌いなんだろうなと。

 ノンアルコールビールをまた一口飲んだ坊さんは、不意に≪つづき≫のように話し出した。
 「だってペットなんて、生きながらにして仏さんなんだから──」

 そして、冒頭の台詞を口にしたのである。

 頭では、当然知識としてわかっていた。わかっていたけど、よくはわかっていなかったのだということがよくわかった。坊さんの口を介して、今回初めて理解したような気がする。

 「だからペットを寺で供養するというのは、うちでは考えられない」と坊さんは繰り返す。「でも家畜を供養するのは当然あって然るべき。だから畜産業が盛んな地方の寺には、馬頭観音(畜生道に落ちたものを救う観音様)が祀ってあったりするでしょ」

 「お寺で白い猫ちゃん、飼ってますよね。赤い首輪の」私は坊さんに確認してみた。 
 「ああ、あれ?」と坊さんはつまみのアタリメを噛みながら答えた。「勝手に寺にいついちゃってね。仕方なく餌やってるんだ、家のもんが」
 苦笑したように見えたけど、動物が嫌いなわけでもないらしい。

 要するに、ペットを人間様と一緒に供養するなどもってのほか、という上から目線による否定ではなく、もともと仏であるペットを人間ごときと一緒に供養するのはおかしい、という考え方らしいのだ。

 「ペット専門の霊園? あれは全然別。修行を積んだ坊さんがいるわけじゃないし。飼い主の心の拠り所として需要があるってことでしょ。ただ、営利目的でねぇ、(人間用の)ふつうの寺が、今やたらとペット供養もしますって謳ったり、ペット霊園を併設してみたり・・・・あ~れはどうかと思うね」 (←宗派の教えというより、この坊さんの自論らしいです)

 ヒトのために生きている仏。それがペット。
 これからは、眠眠のことを家族と思ってはいかん! あまりにも頭が高かった。仏様に対して。
 歴代の仏に対してだって、あんなことやこんなこと・・・・何が「お手」だ、「お座り」だ。とんでもない所業の数々。
 もっともっと大切に、大切にするべきだった。大切にしなければいけなかった。大切にしたかった。

 ヒトがもちろん肉親を、そして家族のように育てたペットを失った時、必ず、絶対、百発百中後悔するのは、そのことに気づかずにいたせい。あるいは忘れていたせい。当たり前と思っていた愚かさゆえなのか。

 みなさんのそばにも、いますか。
 無償の愛で支えてくれる、生き仏が。 (▼馬頭観音菩薩)

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# by vitaminminc | 2013-12-11 13:21 | 生きもの | Comments(2)

それぞれの初冬

b0080718_1219616.jpgとーちゃん 11月に優しい実母を亡くしたばかり。
風邪のひき始めに、置き薬として買っておいたパブ●ンエースAX顆粒(第1類医薬品)を飲ませようとしたところ、「これはちょっと前までは医者の処方箋がなくちゃ飲めなかった強い薬なんだぞ」と頑なに拒否。勝手に、ビン底に1粒しか残っていない「新ル●A錠」(第2類医薬品)を飲んで済ませやがった。
が、6歳以上11歳未満でないとーちゃんに効くハズがない。案の定、風邪を悪化させ、家中に菌を撒き散らし、家族全員の体調を崩させた罪は重い。
「だから“風邪には早めのパブ●ンね”って言ったのに」と嫌味の一つも言ってはみたが、もちろん頑固親父のとーちゃんには、ル●1粒ほどの効果もなかった。

b0080718_12285226.jpgムスメ 大学3年、就活スタート。実家(つまり我家)が裕福ではないばかりに小遣いがもらえず、いまだにバイト(塾講)を辞めることができない上、今月に入ってまた新しい生徒さんをあてがわれてしまった。その中学生男子というのが無表情無反応で何を考えているのか皆目わからんと。たぶん何も考えてないんじゃね? とアドバイスしたが、とにかく扱いにくくて心労が激しいとこぼしている。
ネットが混雑しているのが主な原因ではあるが、そんなこんなで就職のエントリーはいつも午前様。今朝などは、やっとの思いでエントリーし終えた最終画面で、「この画面を印刷して、説明会当日に受付で提示すること」いう一文に泣いた。
とーちゃんの寝室に設置してあるプリンターを、とーちゃんを起こさないように携帯のともしびだけだけを頼りにエッチラオッチラ居間に運び出し、ようやく印刷し終えたのは、草木も起きる午前4時だったという・・・。

b0080718_12404546.jpgムスコ 朝は血行が悪いせいか、骨折部位に鈍痛が走る母(←私)。なのに16にもなって、テメエ一人じゃ起きられない!
「何度も起こしに来させないで! 階段の上りおり大変なんだから! 足の骨、折れてるんですケド!」
ある晩、文句を言ったところ、こんな台詞↓↓↓を返しやがった。
「オレ、そうやって骨折ったことをハナにかけるヒトってキライだな」
不覚にも笑ってしまった私は、翌朝、自分が起きたすぐ後で、自分の第二アラームをムスコの部屋にセットした。1分間隔のしつこいスヌーズの威力で、半眼ながら自力で起きてきた。
が、その晩、第二アラームが所在不明となっていることが発覚。
「オレは知らない。目覚ましでなんか起きてねーし、見ても触ってもいない」と言い張るムスコ。なら誰に起こされたと思ってるんだとどやしつけながら、2人で家中を捜索したところ、ムスコの通学鞄の中から出てきた。
寝ボケて母の大切な目覚ましを鞄に入れて登校したらしい。電車の中で鳴らないでよかったな!

b0080718_13245173.jpgワタクシ 11月29日午後東京都の定例会。猪瀬直樹知事は所信表明演説で徳洲会グループから5000万円を受け取っていた問題に触れ「都民や都議会の皆さまに多大な迷惑を掛けた。痛恨の極みで心から深くおわびする」と謝罪したが、私は私で痛恨の極みを味わった。
しばらく見ないなと思っていたチビハチ(♀)が、左耳をカットされた状態で我家の庭に遊びに来たのだ。
チビハチは私が避妊手術を受けさせた外ねこちゃんの第1号である。この時は、耳をカットするなんて可哀相だと拒否してしまったのだが、あとになって獣医に事後説明されたことが現実に起きてしまった。
つまり、耳をカットしていないことには避妊手術済みか否かの判別ができないため、ほかの人の手によって二度開腹されてしまう恐れがあるという・・・・・・。
人懐こいチビハチは、どなたかに保護されて、避妊手術を受けに連れていかれたが、すでに避妊済みであったことから、今度はしっかり耳先をカットされた模様。
ゴメンネ、本当にゴメンネ。二度も痛い思いをさせてしまってゴメンナサイ。首輪をしていないチビハチは相変わらずノラちゃんに違いないが、どこかのお宅でもマンマをもらっているみたい。毛はツヤツヤ、がっつくこともなくなった。


b0080718_13235229.jpg眠眠 10歳になった眠眠。長命の猫さんから見たらまだニャン生の半分しか生きてないのに、すっかりご老体に。若々しかった肉は削げ落ち、密生していた柔らかい毛は硬く薄く変化し、ブラッシングしても毛割れが治らない。
おまけに便秘がちになって、掃除して清潔を保っているにも関わらず、2か所設置してあるトイレ以外で脱糞することもしばしば。一度、ムスコの通学鞄の上に落し物をしていた時は、眠眠を恨むよりも、ムスコに対して「ザマーミロ」と思ってしまった。
どんなにトイレ以外で糞尿されたって平気。眠眠は永遠に私の心の安定剤、心の暖房なのである。大好きだ~うんとこさ長生きしてけろ~!
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# by vitaminminc | 2013-12-05 13:59 | 生きもの | Comments(0)

奇妙亀テ裂

 お久しぶりでございます。

 この齢になって初体験。こんなに多くの人から優しい声をかけていただき、温かい手を差し伸べていただけるとは。骨を折った甲斐があるというもんです。

 デビューの日なんか、仕事を終えたワタクシが、ビルの玄関口の階段を下りて来るのを、多くの仲間が今か今かと待ち受けていました。
 みんながワタクシのことを笑顔でわぁわぁ出迎えてくれたのです。
 そして、質問攻め・・・・この光景はどこかで見たことが・・・・そう、まるでワイドショー番組の記者会見。
 ワタクシは、はにかみながら言いました。
 「こんなに多くの人から温かいお言葉を頂戴したのは、生まれて初めてざんす」

 「大丈夫?」
 「手を貸そうか?」
 「一体どうしてそうなったの?」
 
 市議会議員に立候補したとか、何かの懸賞に大当たりしたわけではありません。
 ワタクシの左足はギプスで固定され、その上に、百均の「男の防寒コーナー」で購入した、27-29cmのでかいカバーソックス(黒)を履き、更にその上にはLサイズの男物のスリッパサンダル(黒)。
 そして右足には、高さが合うのがそれしかない関係で、スケッチャーズの厚底スニーカー(黒)。
 カッコイイったらありゃしねー。

 骨折デビューであります。

 口々に投げかけられる質問に、ワタクシは下記の内容をかいつまんで話しました。

 実はこれより2日前(11/17)の晩、美容院でカット&ヘッド・スパを終えたワタクシは、とあるショッピングセンターで買い物をして、外駐車場敷地内の歩道部分を、愛車スイフトに向かってテクテクと歩いておりました。
 すると右斜め前方に、とある看板が見えました。ドン・キホーテです。ドンキ好きのワタクシは浮かれました。
──こんな近くにドンキができたんだ! 早速帰ったらムスメに教えてあげましょう。
 ところが、でございます。怪奇現象が起こりました。突然、視界からドンキの看板が消えたのです!
 気づくとアスファルト上に突っ伏しておりました。買い物の袋は投げ出すことなく、しっかり左手に握られたまま。
 よそ見をしていたので、歩道と車道の段差に足を取られ、早い話がロックンローラーしてしまったのでした。
 後方を若い男女が歩いていたはずですが、もちろん振り向く勇気などありません。必至で立ちあがったワタクシは、左足の痛みに歯を食いしばりながら、びっこひきひきスイフトに辿り着きました。いち早く現場から立ち去らないことには、顔面から火炎放射して顔面大ヤケドという二次災害が起こりかねなかったからです。

 土ふまずが異様に高い(←足跡が指先と踵しかつかない感じ)、見た目のみ俊足のワタクシは、結構捻挫しやすいのです。何年か前には靭帯が伸び切る、超ヘビー級の捻挫を負いました。この時は松葉づえまで支給されて、全治3カ月。
 アレに比べりゃ~軽いものよ、と捻挫のエキスパートであるワタクシは思っちまったわけです。湿布薬を貼っただけでは心もとなかったので、念のためアンクルサポーターで固定しました。 
 翌日仕事に出るのに、バスも考えましたが、バス停までとバス停からの徒歩3分が3里に思えたのと、乗って座れなかった場合、他人に「席を譲ってくだせえ」と訴える勇気がないので断念。マイカー通勤は、停める位置によっては階段以上に足に負担がかかるスロープを、エレベーターまで延々歩かねばならないため断念。
 結局チャリが一番ということになりました。1日目はどうにか無事に終わり、転機は2日目に訪れました。
 通勤途上、国道の交差点で信号待ちをする際、たくさんの通勤人を避けて停まろうとバランスを崩し、つい左足を普通に地面につけてしまったのです。
 頭骸骨の中をイナズマイレブンが、左足に激痛が走り抜け、あとは朝礼で5分立っている間も、トイレまでの片道1分さえも、脂汗がにじむほど。目尻に涙の結晶が・・・。
 2日目の夕方、整形外科に行きました。この時点においても、まだ捻挫が悪化したくらいにしか思っていなかった甘党のワタクシ。
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 「れてるね」
 医師が指し示す先──小指の付け根の下3~4cmあたり──には、稲光状の亀裂が。
 「ひゃあ」
 「骨折は、湿布じゃ治らないよ」

 会見が終わるより早く、というか始まった直後から、みんなの心配そうな顔が、お笑い芸人を観に来た客のソレに変わっていたのは言うに及ばず。
 しかし、みんなおやさしい。棚の仕事道具を出してくれたりしまってくれたり。提出書類を提出トレーに出しに行ってくれたり。ありがとう、ありがとう。うれしいよぉ、うれしいよぉ。

 そして思いました。何年か前は持ちこたえた骨も、今じゃ脆くなっているのかと。ドラッグストアでカルシウム錠を買いました。
 さらに思いました。会見でみんなに「えぇ? あんなところにドンキなんかあったっけ?」と言われたのです。
 ワタクシも、看板を目にしただけで、実際に店舗をこの目で見たわけではありません。しかし、近くにありもしないのに看板だけ出ているハズがありません。

 あの晩は、すべてが怪奇現象で、骨折はその中のほんの一つの現象に過ぎなかったのでしょうか。

 ただ一つ言えることは、骨を折って良かったなということ。骨折り損のくたびれ儲けと申しますが、人々のやさしさに触れることができたワタクシにとって、骨折りは、この上なくなことでした。
 この先、心が折れそうになった時に、思い出すことにします。折るなら心よりだなと。

 信じるか信じないかは、貴方次第です・・・・。

 


 
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# by vitaminminc | 2013-11-29 14:35 | 笑い | Comments(4)

「家庭科」男子

 「オレ、家庭科で15点採った」
 じゅ・・・15点!?
 ムスコは、なぜか自慢げである。
 「何点満点中?」
 「20点満点。サイホーの実技」
 ムスコは、やはり得意げだ。
 お裁縫かぃ。100点満点に換算すると75点というところか。
 てーしたことねーべと一蹴する母親(←わてのことだす)に、ムスコは解説した。
 「いやいやいやぃゃ奥さん、みんなひどいもんだって!」
 良くて10点。1ケタもザラにいる中、オレ様は15点という高得点を獲得したというのである。
 ちなみにムスコ、中3のとき家庭科の宿題「運針」を私にやらせてましたけどね。
 
 実技試験の授業を思い出したのか、プッと小さく噴き出して、ムスコはクラスの様子を再現してみせた。
 「チックショー! 終わんねーよぉぉぉっ!!」台詞付きである。
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            まるで卓球
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           あるいは畳職人
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 男子高校生にとって「家庭科」の実技は、スポーツに近いものらしい。ムスメとふたり、ウケた~~~。
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# by vitaminminc | 2013-10-24 20:14 | 笑い | Comments(0)

【ショットガン・フォーメーション】≪アメフト≫レシーバー全員が散弾銃の弾のように広がり、その1人に中・近距離のパスを送る攻撃戦術。(~「現代新国語辞典」)

やたらとウエッティーな名前の作家、池井戸潤の「ロスジェネの逆襲」を読みました。
いやぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~おもすろかったな、もう!

「ロスジェネの逆襲」は、ご存じ「おしん」以来の超高視聴率を記録したTVドラマ「半沢直樹」の原作第三弾。
池井戸潤は、その名のとおり枯れ知らずの井戸ですね。アイデアが無尽蔵。池の井戸が潤っている限り、半沢直樹には「逆境」という名のつるべが、次々と落とされるに違いない。

原作の第一弾と第二弾がドラマ化されて、文句なく面白かったというのに、第三弾はさらにそれを上回る面白さ。
小説の終盤で、とうとう私の涙腺、決壊しましたからね。逆境から逆襲へ。池の井戸に、私を筆頭に数えきれないほどの読者の感涙が注ぎ込み、ますます潤いを増したにチゲーありません。

それにしても、銀行業界とは、なんと恐ろしく過酷な戦場であることか。
「半沢直樹」が流行っているうちは、銀行への就職希望者が若干減るんじゃないでしょーか。
そんな余計なことまで考えずにはいられない、書の秋なのでした。
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# by vitaminminc | 2013-10-17 14:56 | 趣味 | Comments(2)

寝ゴトランド紀

 
 【ゴトランド紀】≪地≫シルル紀(古生代の3番目の紀。4億3500万年~4億1000年前。

 ムスコ(16チャイ)は、若干夢遊病の気があるものの、朝は2~3回目の呼び声で起きてくる。三度目の起床時期である。

 だが、余程眠いのだろう、瞼を閉じたまま、手すりに頼りながら階段を下りてくる。
 そして、瞼を閉じたまま朝食を口に運ぶ。瞼を閉じているムスコはあどけない顔に見える。

 完全に覚醒していない状態のまま、再び眠りの王国に帰ってしまうことがある。
 そんなときは、椅子に座ったまま停止しているムスコの名を、またもや呼ばなくてはならない。

 しかし昨日の朝は弁当づくりに手間取っていて、ムスコが≪停止≫状態に陥ったことに気づかなかった。
 そして、ムスコがいきなり通常のヴォリュームで、こう言うのを聞いた。

 「今年は脱穀しないの?」

 「はぃ?」と私は振り向いた。「なんてった? ダツ???」

 「穀物の・・・・」ここまで答えて、突如瞼を開き、ヘラッと照れ笑い。「オレ今、寝ボケた?」


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 実りの秋。どうやらムスコは眠りの王国で、米農家を営んでいるようである。

 

 
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# by vitaminminc | 2013-10-09 17:31 | 笑い | Comments(0)

丑松くん入院する

 3月末~4月初旬頃に生まれた5匹のちびニャン、早いもので生後半年となりました。そろそろ避妊手術を考えねばなりません。
 しかし、外ネコちゃんたちは(ミケ母さんの教育が完璧なので)慎重です。キャリーに誘導するのは至難のワザ。マンマを食べるために一瞬中に入りはしますが、扉を閉める間もなくマンマだけ口に含んですぐに逃げてしまいます。
 昨日も全然ダメ。中にはマンマをあきらめて、空腹のままどこかへ姿をくらましてしまう子たちも(涙)ゴミンよぉぉ。
 そんな中、5ちびの中でも庭に来る回数はほかの子たちより少なめなのに、ほかの子たちよりも遙かに人懐こい子のキャッチに成功しました。
 白黒のウシ柄模様の男の子です。
 丑松くんは、スリスリと私の足元に身を寄せ、そのまま何の疑問も抱かずにキャリーの奥に入ってしまいました。おまえそんなに警戒心がなくて大丈夫なのか!?
 丑松くん、ちょっと玉木宏に似てイケメンです。
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 それに細マッッチョ。
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 生後半年ともなると、女の子と男の子ではかなり体つきが違ってきますね。女の子はふっくらしてやわらかそうですが、男の子は骨格が大きいせいか、細マッチョ。女の子に比べて、成長著しいこの時期は骨格の伸びに栄養が取られて太りにくいみたい。
 わかっている限り、男の子はほかに警戒心が強い茶トラくん。サバトラちゃんは女の子。ビビリのハチワレちゃんはまだ性別不明。
 ミケちびちゃんは、夏に入ってからパッタリと姿を見なくなりました。どなたかに飼われていますように。。。

 丑松くんの退院は、22日になります。あぅぅ・・・あと気がかりなのは、ミケ母さんの立て続けの秋妊娠・・・。  地道に挑戦していくつもり。ムスコは、人の手による避妊手術に反対です。私も出来ることなら回避したい。 でも、避妊することで防げる病気も少なくないようですし。

 明日の丑松くんの手術が、無事成功しますように!!
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# by vitaminminc | 2013-09-20 18:28 | 生きもの | Comments(2)

me は shock 

 結論から申しますです。
 「SHERLOCK」の録画に失敗すますた。
 ええ、カンバーバッチがスーパー・エキセントリックなシャーロック役をこなし、グローバルな人気を博したエゲレスのドラマです。
 最後の夏の日、AXNミステリーチャンネルで、ショーズン1とシーズン2(各3話ずつ合計6話!)を、昼下がりの13時~夜更け前の23時30分まで、実に10時間半かけて一挙放送したわけなんですね。
 わだすはこの日が来るのをどんなに楽しみにしていたことか。ケーブル番組を録画することにもすっかり慣れていたわだすは、部活やバイトに大忙しの子どもらに代わって、率先して録画の予約を入れやした。
 リモコン3本を、ワンピースのゾロ( ↓ 三刀流)のように操りましてですね、13時からのシーズン1と、18時半からのシーズン2、計2つをぬかりなく、きっちりと、確実に、録画すべく予約を入れたわけです。
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 入力し終えてからも指差し確認を怠りませんでした。目を (皿.皿;) のようにしましてですね、何度も何度も何度ーーーーも、目視しましたです。
 バッチリ録れているという実感はいいもんですな。心に余裕をもたらしますです。いつでも観られる。いつ観てもいいんだ。しかも、何回観たって減りはしない。いいもんです。
 そんな安心感に支えられてか、実際に「SHERLOCK」に手を伸ばしたのは、もう季節が変わってからでした。録画した功労者よりも先に、わだすが仕事に出ている間に、子どもたちが観たとです。
 しかし、「録画一覧」で探しても、それらしいサムネイルが見つかりません。8/31日付の13時からの番組と18時半からの番組が見当たらないのです。いや、正確には18時半の番組はありました。が、そこにいたのは、カンバーバッチよりも目つきの悪いシャーロックでした。
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 子どもたちは考えました。おまえがなぜそこにいる? まさか前の番組の尻が入りこんでいるのか? でもミステリー専門チャンネル(しかも海外の)に、なぜおまえが? 
 不吉な予感にとらわれながらも、再生してみたとです。シーズン1が録れていないのは明らか。せ、せめて2だけでも・・・。
 と、いきなりのオープニング・テーマ。
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 クリスタル・キングの、ツムジから噴出する高音域で、見事に心を読まれました。
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 畳みかけるように、何度も。
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 自分も見失いそうです。
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 そう、「SHERLOCK」は溶解し無残に飛び散りました。 
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 自己嫌悪と喪失感で、鼓動は早鐘のようです。

 録画できていなかったとはいえ、まるでネタとしか言いようのないこのオチ・・・。
 子どもたちは、わだすのミスをなじりませんでした。録画できていなかったことに対し、いかにダメージを受けるか。それをハイトーンの歌声でさんざん指摘され擦りこまれたわけです。
 「もう、笑うしかなかった」──子どもたちは、後にそうわだすに語りましたです。ぶほほほほ・・・。
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# by vitaminminc | 2013-09-19 09:00 | 笑い | Comments(2)

3630歩の旅

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         ★長Tシャツを着た鉄塔ちゃん

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         ★スカートを穿いた鉄塔ちゃん
 仕事が休みの今日、地元の手作りパンやさんまで、歩いてパンを買いに行った。
 その帰り道、お洒落な鉄塔を発見!
 塗り替えのためか?
 やがて足元を走るようになる、新道路の工事がいよいよ始まるからなのか?
 通りすがりの人の話では、昨日までこんな養生ネットはかかっていなかったらしい。
 今朝早々、着せられたようである。これがホントの鉄塔鉄美(笑)



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★キアゲハちゃん
 さらにテクテク歩いて行くと、秋とはいえまだ熱いアスファルトの上に、キアゲハを発見! 
 チョイチョイッと触れると、ヨタヨタと二、三歩動く。飛ばないくらい弱っている。
 このままでは端を通るバイクや自転車に轢かれてしまうではないか。
 私は絶妙の力加減で蝶をつかむと、勝手によその家の生け垣の内側に蝶を放した。
 蝶の赤ちゃんは絶対触ることも直視することも無理なくせに、成虫なら触れる私。
 蝶は枯葉のようにヒラヒラと舞い落ちたが、土の上ではなく低木の葉の上に落ち着いた。
 アスファルトの上よりは、ずっといいよね。


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         ★サバンナちゃん

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★ボスハチちゃん
 汗がダラダラ。。。歩き終えて家に着くと、愛する庭猫ちゃんたちが出迎えてくれた。
 野生児のサバンナちゃんは、相変わらず一定の距離を保っている。
 ムスコの切なる願いにより去勢手術を免れた(「ボスはもう齢なんだからさぁ、手術しないでいいよ。
 そんなことしたら弱って死んじゃうよ」)ボスハチは、私の膝の上に乗るほど懐いてくれた。
 ボスハチの写真の右下隅っこに写っている▲はチビハチの耳。
 この子は一時たりともじっとしてなくて、動いてばかり。写真に撮れなかった。
 ミケ母さんもカメラを片づけたあとにやってきた。子猫たちは今日はよそに出かけたみたい。

 天高く猫(と私もな)肥ゆる秋。
 『一日中穏やかに、楽しく過ごすことができます』──寝起きに携帯で見た星占い。
 「ウソおっしゃい!」と水戸黄門口調で一喝しちゃったけど、案外当たっていたかもにゃあ~~~。
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# by vitaminminc | 2013-09-11 14:21 | 趣味 | Comments(0)

日々の暮らしに「ん?」を発見
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