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みなさん。私は、友だちの↑この説明を十分理解した上で、十分時間にゆとりを持って、半蔵門線「押上行き」の電車に乗っていたのである。
順調過ぎて早く着きすぎるため、半蔵門線に乗り換えるときにトイレに入って時間調整したくらいだ。
このまま行けば、約束の時間の10分前には押上駅の改札に着いている計算だった。
集合場所の押上駅まであと2駅、という辺りで、一番遠くから来るA子からグループLINEが入った。
約束の15分前だった。もう押上駅に着いた、とのこと。
「あと一駅で私も着く」と私が答えると、A子とB子から「偉い!」と称賛された。初めてのおつかいのようである。
A子「ファミマの横にいるね」
B子「了解」 

みなさん。信じ難いことであるが、この時点で私の脳は、ゲシュタルト崩壊を起こしたのである。
キラー・ワードは、“ファミマ”。
私の頭の中では、ファミマのようなコンビニは、改札を出たところになどない。あるとすればKiosk。昭和生まれの恐ろしさよ。
─そうか。地上に出るのだな。地上に出たところにある、ファミマの横に行けばいいのだな。
そんなふうに勝手に解釈をした私は、改札を抜けると脇目もふらずにズンズン京成線押上駅まで突進して行った。
─地上に出る階段はどこだ?
どの階段を上がればファミマがあるのだ?
ウロウロおろおろしていると、
「みん子ちゃん、今どこにいるの?」
とのLINE。
「迷子や〜。B3出口でいいの?」
とLINEを返したすぐ後に、LINE通話が入ったらしい。
が、すでにパニックになっている私は気づかない。
しばらくしてスマホを見て、LINE通話に気づいたが、電話マークをタップしたら、なぜか画面が真っ暗に。
仕方なく通常のLINEに戻した。
B子「もとの改札のところまで戻って来れる?」
もう、老眼鏡をかけるのも煩わしいので、返信するより先に地下に下りた。
改札脇に、Kioskサイズの超ミニミニファミマがあることに気づいた。
だが、友だちの姿はない。
涙目になって途方に暮れて立ち尽くしていると、間もなく、恐る恐るといった感じでふたりが近づいて来た。
A子「やっぱり!みんちゃん!一体どこの改札口から出て来たの?」
みん「そこだけど」
B子「んなわけないでしょう(笑)、そこ京成線だよ。みん子ちゃんも半蔵門線に乗って来たんだよね?前から2両目に乗った?」
みん「乗った。一番近くにあるエスカレーターに乗った。なら、半蔵門線の改札、どこ行っちゃったんだろ……」
B子「半蔵門線は、あっちよ」
A子「私の電車の次のに乗ってるはずなのに、いくら待っても来ないから……」
みん「ファミマじゃなくて、ニトリがあった」
B子「なんでなんで? なんで地上に出たの? B3出口なんて一言も言ってないのに、面白すぎる(笑)」
A子「想像の上を行くよね(笑)寒いのに外で待ったりしないって」
みん子「今回もやらかした。ごめん!」
10:03に出会えたふたりに、私は詫びた。
「いいよ、気にしなくて(笑)」
ふたりは優しかった。それに元気そうで安心した。
スカイツリーのトイレですれ違ったスパニッシュ系美人は、私に「サヨナラ」と挨拶してくれた。

けれども私は、とても疲れていた。
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平日なのに、人が多過ぎる。
否が応でも自分の異常さを意識しないわけにはいかない。
なぜこうなってしまうんだ?
なぜこんなにも疲れるのだ?
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たぶん、間違いなく↑コレだ。映画館で映画を観るのは平気だけど、ほかはすべて私のことを言っているに等しい。 

都心の観光地は好きではない。
人混みだけでグッタリする。

動植物を眺めているのが好きだ。
自然の営みでゆったりしたい。

本日は3年に一度の脳のMRI検査を受けに行った。
診断は、来週火曜日。

【追記】スカイツリーに行った晩の友だちから届いたLINEに、
「みん子ちゃん、(グループLINEが)通話のままになってるから確認してね」
というのもあった。
電話マークをタップしたら、
「1人で通話しています」
というあまりにも哀しい表示が出ていた。
少なくとも7時間以上、ボッチ通話状態だったことになる。あわわゎゎ……

# by vitaminminc | 2024-12-12 21:03 | 人混み恐怖症 | Comments(2)