泣き納め

昨日。
鼻をすすりながら、旦那の部屋を片付けた。
半年もの間、見て見ぬふりを続けていた、「ご霊前」の祭壇も解体した。
b0080718_08350779.jpg
居間にいたムスメが、静かに入ってきて言った。
「みん子、また寂しくなっちゃったの?」
辛いと訴えると、
「また今度やればいいじゃない」
と慰めてくれた。無理をするなと。
年末には母を呼んでいる。この部屋に寝泊まりしてもらう。
いつまでも逃げているわけにはいかない。

パンパンに膨らんだビジネスバッグも、この日初めて開いた。
ムスメが、旦那の名入りの日付印を手に取った。
「15年6月5日で終わってる──」
旦那が入院したのは、そのわずか5日後だ。
そして、それきり生きては帰って来なかった。この部屋に。
嗚咽が号泣に変わった。泣き納めだ。

旦那の押し入れに入っていた、名刺フォルダー。
一枚一枚数えてみた。生前旦那が名刺を交換した人々。
全部で1778枚あった。
そのうちの2枚は、私の父親とまだOLだった私の名刺。
b0080718_08353106.jpg
およそ旦那の職業とは結びつかないような名刺もいくつかあった。
外務省、陸上自衛隊、某テレビ局に某レコード会社──なんで???

もともと何を考えているのか掴みどころのどころのない人だった。
亡くなった今も謎は深まるばかり。
そもそも何で突然死んでしまったのか?
初夢の中でいいから、教えて欲しい。

[PR]
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by vitaminminc | 2015-12-28 08:58 | Comments(0)