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感傷汗スメント

酷暑の、とある昼下がり。
バス停に行くと、先に待っていた若い女性が、額の汗を拭おうともせず話しかけてきた。
「すみません。このバス、利用されますか?」
「ええ」
「あの、私、初めて利用するので教えていただきたいんですけど」
「ハイ?」
「スイカはどうすればいいですか? あ、スイカ使えますか?」
流暢な日本語だ。外国人ではなさそうだ。
「使えますョ。バスに乗ってすぐ、ステップの右横にスイカをかざすヤツがあるので、そこでピッとやります」
「はい。そ─」
「そして降りる時は、運転手さんの左横のところに、同じくスイカのヤツがあるので、そこにピッとやって降ります」
「あ、はい!」
「初めてだと不安ですよね~」
「はい、なんかドキドキしちゃって─」
バスがやって来た。
後部ドアのガラスの向こうに、ピッとやるヤツが顔をのぞかせている。
「あ、もうそこに見えてますね、あれです」
ドアが開くか開かないかのタイミングで私が言うと、女性は嬉しそうに頷き、
「ありがとうございます!」
 とぺこりとお辞儀をして元気に乗車した。

バスに乗って、女性とは少し離れた空席に座った。
そして、感じの良い若い女性についてあれこれ想った。
この路線バスでスイカを使うのが初めてということは、ここの住人ではない。
たぶん、ラウンド1に何人かの友だちと一緒に遊びに来たのだろう。
往路は送迎バスに乗れた。けど、帰りは何かしらの事情で彼女だけみんなよりも先に帰ることになったのだ。
人数が揃わなければ、送迎バスは出ない。仕方なく一人で路線バスに乗って駅に向かうことにしたのだろう。
表情も声も明るかった。友だちと喧嘩別れなんかするわけない。とっても性格良さそうだ。
一足先に出なきゃ、バイトの時間に間に合わないからなんでしょ?
もしかしたら、私服だったからわからなかったけど、化粧っ気もないし、まだ女子高校生?
帽子もかぶらず、日傘もささずにバス停に立っていたよね。間違いない、JKだ。

まぶしかったなぁ、あの、額の、玉の汗
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私も10代の頃は、表面張力が働き、球体の汗をかいたっけ。
一体いつから今みたいにだらしのない汗をかくようになったんだろう?
も~~~、べちゃっとして根性の無い!
哀しいけど、こう呼ぶことにしよう──玉砕の汗
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*可愛いにゃんこの水飲み画像はネットより拝借しました。


Commented by ゼペットおばさん at 2018-08-20 21:18 x
そーなんです大汗かいてスッキリなんて 暫くありませんね〜
ベタベタ脂汗やトンマな失敗で冷や汗は年中

あんまり暑いので冷房が効いた部屋に引きこもりでさすがの私めもやや夏バテ
毛むくじゃらのくせに食欲も落ちず元気な奴は今日も風呂場でヘソ天
真似してみるか 
多分救急車呼ばれるだろうな
Commented by vitaminminc at 2018-08-20 22:05
★ゼペットおばさま★
根性なしの汗、すぐ拭かねば目に入ります。
目に入ると海水並みにしみるのであります。

爽やかな汗をかくことなんて、最早ない!
(T皿T;)⬅だらしない汗をかくワタクシの図
わんこはおヨダでわかりやすいけど、
にゃんこの汗はわかりにくいですね。
ペロくんに比べてうちのふたりはダレてます。
しばらく秋めいて涼しかったのに、今日はまた湿度が高い。
まだまだエアコンの世話になりそうですねぇ。
Commented by ponkichi0803 at 2018-08-21 16:22
このネタで、そ、そ、そこなの?
Commented by vitaminminc at 2018-08-21 20:08
★ぽんきちさま★
着地点が見えないまま話し出す、あるいは落ち(?)は決まってるのに明後日の方を向いて話し出す─整理整頓音痴の話はだだっ広く浅いものです(自嘲)
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by vitaminminc | 2018-08-20 19:55 | 人間 | Comments(4)