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ゴロピカ性格診断

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人の性格は、わかりやすく単純に、「猫型人間」と「犬型人間」とに大別することができる。また、人には、雷が苦手な人と、そうでない人とがいる。
 これは、私の30数年に及ぶデータ収集(最初に犬を飼ったのが30数年前というだけの話)により導き出した、1つの手っ取り早い診断基準である。
 
 爆裂弾が落ちたかというような雷が鳴って、まもなく大粒の雨が降り出した。
 家の中の2匹の猫はと見ると、大柄なオス猫は食器戸棚の上で寝転んで大あくび。小柄なメス猫は興味津々といった様子で窓にかぶりつき、外を眺めている。どうみても怖がっているとは思えない。4年前に他界したメス猫も、目の開かない乳飲み子時代から18歳という高齢に至るまで、生涯雷を恐れることはなかった。

 それに比べると、犬は違う。私がこれまで育てた犬は、合計3匹。彼らは揃って雷を怖がった。それも、半端じゃない怖がり方をした。
 大好きな散歩の途中でも、雷雲の匂いを嗅ぎとると、尾を股の間に挟みこんで、腰の抜けたような歩き方になった。平気でいる私を恨めしげな目で何度も見上げては、クゥーンクゥーンと鼻を鳴らし、恐怖を訴えた。そんなとき突然雷がバリバリッなんて鳴ろうものなら、気が狂ったようにダッと走り出し、後は家まで一目散。私は、踏ん張ろうとする足が犬の力に負けてしまう「\→」の姿勢、または犬に引かれる上半身に下半身が追いつかない「/→」の姿勢で、ひたすら家まで引っ張られていくのが常だった。
 実家のベランダで放し飼いしていた犬は、ドアを引っ掻き「中に入れろ」と鳴き喚く。ドアを開けてあげるやいなや、私を突き飛ばすかの勢いで階段を駆け下り、玄関の下駄箱の下に潜り込んだ。庭で飼っていた犬は、雷のときだけは死にもの狂いで玄関の中に入ってきて、やはり下駄箱の下に避難した。玄関ホールで寝ていたときも、わざわざ土間におりて、とにかく下駄箱の下へ。彼らは一様に「下駄箱の下」を目指した。必死になって下駄箱の下に身を隠すと、そこでわらわやみのように全身をぶるぶる震わせて、雷がすっかり遠ざかるまで、決して出てこようとはしなかった。どんなに頭を撫でても、どんなに抱きしめても、下駄箱の下に潜り込むこと以上に彼らの不安を和らげる手助けにはならないのだった。

 だから、雷が鳴っても泰然としてられる猫を見ていると、犬と猫の本質的な種の違いを感じずにはいられない。もしかしたら、たまたま私の身近にいた3匹の犬が3匹とも雷嫌いで、3匹の猫が3匹とも雷好きだっただけなのか?
 だが、ものの見事にきれいに分かれたのだ。この、にゃんこ3vsわんこ3の明快なデータ、ぜひとも今後の人づきあいに生かしたい。

 ☆雷が好き(もしくは平気)な人は、猫型人間=自己中、気分屋、寛大、健忘症
 ☆雷が嫌いな(もしくは怖い)人は、犬型人間=従順、協調性、純真無垢、繊細

 ちなみに、娘は犬型で、息子は猫型であることがわかった。かなり、信憑性あり。

 

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by vitaminminc | 2006-08-24 16:30 | 人間 | Comments(0)