眠ーる街の悪夢

 昨日の午後、久しぶりに子どもたちを連れてツタヤにいった。「藤岡弘、探検シリーズ」がDVD化されていたら借りようと思ったのだ。しかし、藤岡隊長はおろか確実にDVDになっている川口隊長にすらお目にかかれず、「『宮内洋探検隊の超常現象シリーズ 幻の生物ツチノコを捕えろ!』ならありますけど」と言われ、探検ものは断念した。

 「このまま何も借りずに帰るのもつまらないし─」とムスメが提案した。「─ほら、前にママが言っていた、『ムール貝の悪夢』なんかどう?」
 ふはははは! そりゃいったいどんな悪夢なんだ?
 私が以前話したことのある映画は、1984年に作られた『エルム街の悪夢』(ウェス・クレイブン監督第一作目)である。この映画、85年の第一回「東京国際ファンタスティック映画祭」で上映されるや、日本中のホラー・ファンを魅了した記念すべき作品なのだ。
 80年代当時、この映画の斬新なアイデアに誰もが唸った。夢の中で受けた心的ストレスや外的ショックが、同時に現実の身に起こる。叫び声をあげて周囲の者に起こされると、少女の頭髪の一部は恐怖のあまり白髪になっており、夢の中で殺人鬼に切り付けられた腕には同じ傷がつき、血が流れる・・・。
 眠ると、殺される
 眠って夢を見るのが楽しみな自分にとって、この恐怖感は本当に鮮烈な印象だった。
b0080718_1928541.jpg 同じホラー映画として、『13日の金曜日』の殺人鬼ジェイソン、『ハロウィン』の殺人鬼ブギーマンと並び、『エルム街の悪夢』の殺人鬼フレディの人気も相当なものだ。番外編も含めると、すでに8作品にも及ぶという。芸術的にも評価が高いのは、なんと言っても1作目である。

 ところでこの1作目に、思わぬ人物が登場していた。なんとこの映画、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のあのキャプテン・ジャック・スパロウ役、私の子どもたちも大ファンのジョニー・デップが出演していたのだ。今をときめくジョニー・デップの映画初出演作品こそ、この映画だったのである。どこから見ても高校生にしか見えない(21歳当時の)ジョニー・デップが、いざというときにまったく頼りにならない、「役立たず」のBF役を好演していた。

 映画を観終えた二人の子どもの感想は、「怖かった・・・」。ピーチクパーチク語りたがらないところが、逆に真実を物語っている。ただ、ムスメ、何度も言うけど「ムール貝」じゃないって。
 事件はエルムで起きているんだ、イタリア料理の皿の上で起きているんじゃない!!
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Commented by chin-papa at 2007-08-01 09:09
ひゃーーちょっと目を離したら怒涛の連続更新キターー!
姉ちゃん、マジで面白すぎ。ダジャレ命、のワシなので「ムール貝の悪夢」は超ツボったんだけど。マジでパないんだけど。(訳:とっても笑いのツボに入りました。本当に中途半端でなく面白いんでございます。)
ところで姉ちゃんの義理の弟、そう我が夫は十数年前にリアル「ムール貝の悪夢」に襲われたのだった・・・。お見事ちょっとイタんだ子に大当たり。わはははは。
Commented by vitaminminc at 2007-08-04 12:53
ん? ん? chin子ちゃんのダンナ、つまり私のギリギリの弟くんたら、腹でムール貝の悪夢を見ちゃったのかな? ふはははははっっっ・・・これがほんとお気の‘毒’~ってやつなのね。 
ついでにうちのムスコは、『エムル街の悪夢』と言い間違える。訂正しているうちに、しまいにゃどれが正しいのかわからなくなってシマウマひひん♪
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by vitaminminc | 2007-07-30 19:37 | Comments(2)

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