2007年 08月 29日
恐怖の怪転寿司
そんなわけで月に一、二度回転寿司を訪れる私だが、本日は回転寿司店で目にした恐怖体験を語ろうと思う。
あれは夏休みに入る前、確か7月の晩のことだった。私たちのテーブルにはすでに40数枚の皿が積み重なり、おなかは殆どマックス状態。子どもたちが食後のデザートを口に運ぶのをぼんやり眺めているときだった。隣のボックス席に、ワイワイとやたら騒がしいご一行が着席した。ばーちゃん、じーちゃん、若いママ2人、男児2人。合計6人である。一見して両親&2人の娘&それぞれの子ども(孫)であることが話っぷりから見て取れた。
「ちょっと待て」
と思わず口にしそうになった。なぜなら2人のガキが、コンベヤ旋廻食事台の横に向かい合って座ったからである。
なぜだ。なぜガキを回転寿司の至近距離に座らせたりするのだ。
‘それはのぉ、可愛い孫たちがココに座りたがるからだよ’─こんな答を聞くまでもない。相好を崩したじーさんとばーさんがそれぞれの孫の真横(つまり真ん中)に嬉々として座り、無頓着なバカ娘2人は通路側に向かい合って座った。
ガキは真ん中! これ常識。なのに、孫と娘に甘いジジババが真ん中に向かい合って座るんだものなあぁ~。
2人のガキ(従兄弟同士)は興奮しまくっていた。
「あ! オレ、アレ喰ったことある!」オレアレ詐欺か。
1人が唾を飛ばしながら叫べば、もう1人が負けじと頭をかきむしる。
「オレも! オレなんか、アレ! あそこの赤いヤツ! アレ何個も喰った!」
やめろ・・・やめさせろ・・・。寿司にいろんなものがトッピングされるではないか。幼稚園年長とおぼしきガキ2匹。ソファの上に膝立ちしたまま、大音声で自慢比べだ。
風邪を引いているのか? 興奮し過ぎて喉荒れか? 時々ゲホゲホ咳き込んでいるではないか。
やめろ・・・黙らせろ・・・。2人の姉妹は久しぶりに会ったのか、話に夢中だ。自分たちのガキのことはもちろん、寿司にも目をくれずに話し込んでいる。
「これこれ座りなさい、落ちるわよ、危ないでしょう」
ばーさんがやんわり注意した。無論ガキは聞いちゃいない。危ないのはガキではない。ガキの唾および頭から飛散する細かいモノがふりかかった寿司を喰わされるほかの客だ。
「あ~! オレたまご喰いたい! ゲホッゲホッ」
「オレ、マグロ! トロ! トロ! ぼりぼり・・・」
(ねえ・・・なんであの子・・・あんなに頭ばかり掻いてるの?)
私は恐怖のあまり、蚊の鳴くような声でつぶやいた。それより一週間ほど前に、ムスコが学校から持ち帰った配布物の文面を思い出したからだ。それには、『頭じらみの流行について』掻いてィャ書いてあった。ひぃぃぃ・・・。
ムスメはチョコケーキを、ムスコは夕張メロンを食べ終えるところだった。
ああ、引き揚げる頃にやって来てくれてありがとう。本当に、ありがとうございます。私は6人に感謝したい気分だった。同じ頃入店していたら、落ち着いて食べるどころじゃなかったろう。希望する品が回っていようが無視してマイクで注文し、後ろの6人テーブルに差し掛かるはるか手前で注文皿を引っつかむ。そんなことばかり頭の中で旋回し、寿司を食べに行ったんだか衛生確保の腕試しに行ったんだかわからないまま店を後にしたこったろう。
幼稚園児。普段の自分ならかわいくて仕方ないと感じられる年頃の子どもたち。だが、飲食店では天敵でしかない。ガキの席は大人がブロックすろぃ! ギャーギャー野放しに騒がせんない! 唾が飛ぶ、虱が飛ぶ、そして恐怖が寿司に載る。
回転寿司の場合、降り注がれる被害は‘一過性’では済まないのだ。
ぐるるるる・・・。
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chin-papa at 2007-08-30 19:46
ねえちゃん、久しぶり♪
今日の記事・・・・ワシは読んでて「そうだ!その通りだ!」と叫び声をあげそうになったわよー。こういうバカ親はきっと公共トイレで・・・おっと「股」してもトイレに置き換えて語ろうとしてしまったじゃないの。
いや、実はさー最近あまりにも当たり前に「ターンテーブル側」にクソガキを座らせてる親子が多いから「ひょっとしてワシって単に神経質?」とか「ワシっていちいち目くじら立てすぎてる?」とか色々考えちゃってたわけよ。あーーー良かったーーー。やっぱり子どもは大人がブロック!!だわよね。
今日の記事・・・・ワシは読んでて「そうだ!その通りだ!」と叫び声をあげそうになったわよー。こういうバカ親はきっと公共トイレで・・・おっと「股」してもトイレに置き換えて語ろうとしてしまったじゃないの。
いや、実はさー最近あまりにも当たり前に「ターンテーブル側」にクソガキを座らせてる親子が多いから「ひょっとしてワシって単に神経質?」とか「ワシっていちいち目くじら立てすぎてる?」とか色々考えちゃってたわけよ。あーーー良かったーーー。やっぱり子どもは大人がブロック!!だわよね。
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みんみん梅桜紫陽花彼岸花
at 2007-08-31 01:06
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ごもっとも、ごもっとも。絶対、かわいいガキには皿を触らせるなという意見には諸手を挙げて賛成!その上、咳までしているというんやから、もってのほかやなぁ。chinpapaさんの想いは世間の多くの日本を憂う大人の意見やと思う。大賛成。
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vitaminminc at 2007-08-31 17:20
chin子ちゃん、久しブロ~! ふはははは! そうだ、そうだったわ! 「ターンテーブル」よ、「ターンテーブル」。コレがどうしても出てこなくて、苦し紛れに回転寿司の発案者を調べたの。そしたら、「コンベヤ旋回食事台」などという珍語が登場してきて、姉ちゃんすっかり気に入ってすまったの。今度ガキをターンテーブル側に座らせている客を見つけたら、そのバカ親に言ってやろうではないか!
「子どもをコンベヤ旋回食事台の横に座らせるんじゃない! たわけ者!」
「子どもをコンベヤ旋回食事台の横に座らせるんじゃない! たわけ者!」
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vitaminminc at 2007-08-31 17:31
みん花さまぁ、そうよね、そうよね、コレって「大人の意見」ですよね。ほかには、
①たとえ間違って取ってしまったとしても、一度手をつけた皿は絶対に戻してはいけない。
②それがたとえほかの客の‘注文皿’だったとしても、絶対に戻してはいけない。
③狙っていた皿を手前の客に取られてしまっても「ちッ!」とか言わない。
これくらいのたしなみは身につけておきたいものです。ふはははは。
①たとえ間違って取ってしまったとしても、一度手をつけた皿は絶対に戻してはいけない。
②それがたとえほかの客の‘注文皿’だったとしても、絶対に戻してはいけない。
③狙っていた皿を手前の客に取られてしまっても「ちッ!」とか言わない。
これくらいのたしなみは身につけておきたいものです。ふはははは。
by vitaminminc
| 2007-08-29 18:55
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Comments(4)