弱肉朝食

 子どもの視点というのは楽しい。忙しい朝、大人だったら見逃しているようなことを発見する。

 先日、子どもたちのカルシウム補給にと、ちりめんじゃこで自家製のふりかけをつくって食卓に出したところ、しばらくしてムスコが感動の雄たけびをあげた。
 「あり得ねー! 小魚のまきまきウ○チ!」 
 ムスコのてのひらには、蛇のようにとぐろを巻いたジャコが載っていた。
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 そして今朝。
 ムスコがまたしても雄たけびをあげた。
 「グロ!! 超怖(こ)ぇー!」
 新しくつくったふりかけの中から、選りすぐりの逸品をてのひらに載せ、キッチンに見せにきた。

 確かに凄い。大きな一匹の口から、食べている途中(?)の小さい一匹の尾がはみ出している。弱肉強食の小宇宙が展開している。
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 「コレ、ほかのやつら(写真右側のサイズ)よりでかいし、全然違う種類なんじゃないの?」
 ムスコが、共食いしているでかい一匹を見ながら言った。
 ちりめんじゃこ(イワシの稚魚)の中に小女子(イカナゴの稚魚)でも紛れていたのか。それともその逆か。あるいはもともと大食漢なので、ほかの稚魚よりでかいのか。
 「コレ、絶対ウツボの子だと思う!」

 いや・・・それはないだろう。子女子が成長したもの=「メロウド」なのではなかろうか。ちなみにメロウドは、英語のMELLOW=円熟した、練れた──とは全然関係なく、女郎人と書く。

 仲間を喰らうその姿からは、蔑まれた女の反逆のごとき哀愁が漂っていたが、グロいだの怖いだのと叫んでいた割にはあっけなくムスコの口に呑み込まれた。
 暗黒の胃液の海を通過して、今頃どこをさまよっていることやら。
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Commented by chin-papa at 2007-10-27 10:22
すごいー・・・・でもさー、このデカい方のメロウな魚さん、考えたら相当非業な最期だよねえ。なんかさ写真をよく見たら「思ったより獲物がでかくて飲み込めず、アゴは外れるわ、息はできねーわ、あーニッチもサッチもいかねーーーやべーーーー」って悶絶してる風に見えない?で、そんな苦しんでるところをザザザーーと網で一網打尽にされて遂には干されて・・・ものすごい運命やねー。
右側の子はアレだね「あーあ。おばちゃん、だからボク言ったでしょー。」って冷静に諭してるね。
・・・・なんか、min子姉ちゃんと息子くんみたい。ぷぷぷ。
Commented by vitaminminc at 2007-10-27 15:14
chin子くん。なぜわかってしまったの。最近食べ過ぎては、
「ぐるじい・・・」と後悔する私に、ムスコが「あ~ぁ、だから言ったのに」と諭すこと数回。
でかい魚ったら‘目をまわしてる’ような目をしちゃってるし、おチビの魚ったら‘悲しげな目’をしちゃってる。
よし! こやつらの最期を教訓に、アゴだけは外さないよう心がけるぞい!
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by vitaminminc | 2007-10-26 16:25 | Comments(2)