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皮革三原則

皮革三原則──それは、大切にされるべき革製品を箪笥の肥しにせず、ネットオークションに出品せず、劣化させないことを指す。

箪笥の肥しにはしていなかったつもりだが、クローゼットの奥で眠っていたレザーのハーフコートがある。
オットの遺品である。
革製品はいかついイメージがあるけれど、オットのそれは上品なオリーブ色。
私の好きな色の1つで、やさしい印象の1着だった。
袖を通さないままだったり、滅多に着なかったものは売ったり譲ったりして、殆どの衣類は処分した。
でも、どうしてもこのコートだけは手放せずにいた。

去年12月に入って間もなく、私は突然ひらめいた。来年(つまり今年)1月、ムスコは成人式を迎える!
オットのお下がりをムスコに着せるという発想はなかったが、このハーフコートならムスコの年齢でもイケるんじゃないか?
オットより10cm近く背が高いムスコだが、このジャケットなら入るんじゃないか?


思い立ったら居ても立ってもいられなくなって、箪笥の奥から引っ張り出した。
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あらら? もっと状態がよかったように記憶していたけれど、袖口など擦れやすい部分の色褪せが気になった。
なんじゃこの写真は。わかりにくいが、アップして撮ったのがコレ ↓ 袖口の色が抜けてしまっている。
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革のクリーニング・修復を行っている業者をネットで調べまくっていくうちに、「協和クリーニング」さん(愛知県豊橋市)にたどり着いた。
往復の送料&代金引換払いの手数料が無料な上に、クリーニング料金がほかに比べて群を抜いて良心的。とはいえ、ノー・ブランドの新品が楽天バーゲンなら2着は買える。
ムスコに確認してみた。美しく蘇ったら、本当に着る気はあるのかと。着る気があるなら成人式のお祝いに、諭吉2人をクリーニングに送り出す覚悟であると。
ムスコが首肯したので、早速申し込んだ。
ところが、職人さんが1着1着丁寧に仕上げることからもわかるように、申し込みは1日限定10着。
しかも毎日受付けているわけではない。「次回の受付日」は翌週だったりする。
そんなこんなで、限定数に滑り込みセーフで入れたのは、3回目にしてやっと。でも嬉しかった!
クリスマスイブイブだったので、若いユーザーや小さなお子さんがいる家庭は、クリスマスの準備で申し込みどころじゃなかったのかも(笑)

家にあったダンボール箱にハーフコートを入れて、集荷に訪れたドライバーさんに託した。
ハーフコートが先方に着いて中を確認した協和クリーニングさんが、打ち合わせの電話をくれた。
オーダーの最終確認を済ませて、あとは仕上がりを待つのみ。

完了の連絡メールが届いたのは、1月22日だった。
無理もない。年末年始の休業を挟んだし、鞄やお財布といった小物とは違い、大物である。
フード・ライナー(別料金2,376円)付きハーフコート(シミ抜き・色修正:18,144円)。
更にオプションで、撥水加工(3,240円)も追加したのだった。

メールを受けた数日後に、オットの形見が帰還した。

意外なことに箱入りではなかった。型崩れが生じないよう、このように「吊るし」の状態で届けられたのである。
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外カバーを外すと内カバーが現れた。
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ジャーン! ようこそ、メンズメルローズ様。嗚呼、しなやかでキレイ113.png
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 たまたま家にいたムスコを呼んで、一緒に確認した。
「大したもんだな!」
 ムスコも見事に美しく蘇った革に手で触れ目に触れ驚嘆していた。
「ちょっとちょっと、着てみてよ」
 と私が頼むと、照れくさいのか、面倒くさそうに袖を通した。
「すげー重い
 革のジャケットなんか着たことないから無理ないか。手長霊長類のムスコには若干袖丈が短い感がなきにしもあらずだが、ギリギリOK。
「とーちゃんの人生の重みだよ。とーちゃんをおぶってるつもりで着てあげてよ」
 私がつい余計なことを言ってしまったばかりに、ムスコは嫌悪感をあらわにした。感傷的なことが大嫌いな性分なのである。
 母と一緒に「そうだねかーさん。これをとーさんだと思って後生大事に着るよ」としんみり同調するようなタマではないのである。
チッ!
 舌打ちするや否や、さっさとジャケットを脱ぎ捨ててしまった(苦笑)

 それにしても、いや~、いいお仕事されてますね。協和クリーニングの職人さんの腕の確かさに、心底脱帽。
 カメラ機能のせいで、クリーニング前とクリーニング後の違いがイマイチ伝わらないかもしれない。
 実際、まったく色むらもなく、新品と見紛うばかりの美しい仕上がりなのである。



コレが↓
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こんな感じに!↓
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あとは、親父の霊を背負わされるという呪縛を解いたムスコが、曲がった臍を正し、機嫌を直して着てくれりゃー、私ゃ大満足。










by vitaminminc | 2018-01-31 17:10 | 人間 | Comments(0)

独り進歩ジウム

 一昨日の就寝前。
 いつものようにベッドに寝ながら時代小説「居眠り磐音江戸双紙」の20巻目を読んでいると、いつになくふたりがキャッキャとはしゃぎながら、逃走犯と追手役を交代しては8畳洋室の空間を最大限活用して走り回っていた。
 あんまり走り回るものだから、エネルギーが有り余ってるのだなと解釈した私は、部屋の温度が急激に下がるのも致し方なし、と部屋のドアを開けることにした。猫が走り抜けられるように、爪とぎをドアストッパー代わりに挟むと、まずくーちゃんがトトトトッと廊下に出ていった。うずらも数秒後に、こちらは一目散に廊下を出てすぐのところにある階段を走り下りていく気配。
(うっひゃ~、寒い!)私は慌てて布団に潜り込み、廊下から容赦なく入り込んでくる冷気に負けじと再び文庫本を手にした。
 が、間もなく分厚い布団を介して、足もとと腹の上に重みを感じた。
「なんだ、もう戻って来たんかい」
 私は部屋の中にふたりが戻っていることを確認すると、廊下の電気を消してドアを閉めた。もともと部屋から出たがらないふたりだが、部屋の外のあまりの寒さに耐えられなかったようだ。
 かくして、ふたりの捕り物が再開する中、私は江戸時代にワープしたのであった。
「イデ!」
 顔面と左手に鋭い衝撃を受け、私は上体を起こした。
「何をするんですか!」
 となぜか丁寧語で悪態をつきながら、鼻梁から少なくとも流血はしていないことを確かめホッとしつつ、左手の親指の付け根の下3cmの手のひらから流血していることを確認してハッとした。
 1階の洗面所の鏡で顔を確認しながら推理した。
 ベッドの端からジャンプしたうずらの前足は、私が手にしていた文庫本の上(その真下は私の顔面)に着地し、後ろ足は文庫本を手放して宙をさまよっていた私の左手の腹を捕らえつつ踏み台に使われたようだ。目撃したわけではないが、こういう瞬間的無意識の暴力は、ほぼ100%犯猫はうずらなのだ。なぜなら、くーちゃんはわざとゆっくりと私の腹の上を踏みつけて歩いてみたり、どっしりと私の胸の上に箱座りしてこちらを観察する、意識的な「御覧あさ~せ」タイプだからだ。
 文庫本のお陰で、顔面は痛みの割に無傷であったが、皮の薄い手のひらにはくっきりとうずらの爪痕が刻まれ、血が出ていた。
 水道水で洗い流してティッシュで圧迫して止血したあと、消毒スプレーを噴霧した。
 そして、懲りずに小説の続きを読みながら、
(日曜になったらふたりとも動物病院に連れていって、爪を切ってもらわねば)
 と決意したのだった。
 で、今朝。
 起床してすぐにフレンドリー効果フェロモン「フェリウェイ」を仕掛けた。お恥ずかしい話、朝とか言いつつ、起きたら10:26だった。
 あぶねーあぶねー。おちおちしてたら動物病院の午前の部が終わっちまう。
 前回は、捕獲30分前にフェリウェイをコンセントに差した。時間が短かったからだろう、うずらの凶暴性は前より少しマシになった程度で、相変わらずコブラだった。
 今回は、コンセントに差し込んでから遅い朝食を済ませたり身支度したりで、優に1時間は揮発させた。部屋中友好フェロモンで満たされていたに違いない。
 私がキャリーバッグや洗濯ネットを手に部屋に入ると、いつもなら殺気づくふたりが、「嘘~~~ん」という表情で、さてどうやって逃げようかしらと品よく思案しているのだった。
 あのうずらが、シャーシャー言わなかった。これをフェリウェイ効果と言わず何と言おう。
 おかげで、ふたりともそれなりに抵抗したので、それなりに手間取りはしたものの、いつもの半分以下の時間&恐怖感で捕獲に成功。
 玄関までキャリーバッグを運んで行ったところで、ふと思った。
(いつもよりずっと穏やかに捕獲できた今、私自身が爪を切るのもアリなのではないか?)
 そう、これまで私以外の誰にも爪を切らせなかった初代飼い猫マイを筆頭に、迎える猫という猫の爪を自ら切ってきた私。うずらとくーちゃんという強敵を前に、爪を切ることが出来ない自分の不甲斐なさに、どれほど傷つき情けなく思ったことか。
「私、自分で切ってみる!」
 思わず叫んでいた。
 試験期間中なので、自室で勉強してる(と信じたい)ムスコが、「え”」と不思議な声で応えた。ヤツは少し前、まさにくーちゃんを捕獲している最中、突然私の部屋を開けて、「朝飯出来てる?」と訊いた。
「フライパンにできてるよ!」
「なに、猫捕まえてんの? どっち?」
「白黒! くーちゃん! ふたりとも医者に爪切りに連れてくの!」
 ムスコは私の手元を見た。遊具のトンネルに逃げ込んだくーちゃんを捕らえるため、トンネルの一方の出入り口を壁に押し付け、もう片方の出入り口にネットを被せ、じりじりと蛇腹状のトンネルを折り畳み、縮めているところだった。
「ほんとに猫、こん中入ってるの?」
 ムスコが信じらんねーという顔で言うので、私も冷静になって手元のトンネルを凝視した。
 トンネルの縦幅は、今や25cmほどまで折り畳まれ縮まっていた。しかし、はみ出ていいはずの白黒の毛がまったく見えない。
 ムスコがトンネルの上からわしわしと素手で確認した。トンネルはぺしゃんこになった。
「入ってねー!」
 ギャハハギャハハと大笑いしているムスコの腰を小突きながら、私も笑った。
「いつ逃げたの~? さっきまでちゃんと入っていたのに、あんたが邪魔するから~」
 イリュージョンをやってのけた引田天くーは、ドレッサーの椅子の下に、仲良くうずらと一緒にくっ付き合うようにして隠れていた。
 フェリウェイのフレンドリー効果、侮りがたし!

 そんなわけで、一度玄関まで運んだキャリーバッグをえっちらおっちら部屋に戻すと、まず手ごわいうずらをネットに入れたまま床に引っ張り出した。
 ネットごと抱っこして、動物病院で先生がやるように、狙いを定めた足の近くにファスナーの開け口をうまいこと移動させ、片方の前足のみ引き出した。
 フェリウェイとネットの助けを借りて、難なく5本の爪を切ることができた。続いてもう片方の手。次にアンヨ。途中いやいやをするうずらの額をネットの上から撫でて、バスタオルを顔にかけて視界を塞ぐと、観念したようにおとなしくなった。
(足の爪は4本だよね? 狼爪と呼ばれるのが退化してるから、4本でいいんだよね?)
 切り残しがないように、何度も1本1本確かめ、無事に両手両足を切り終えた。

 お次は引田天くー。意外とくーちゃんの方が手こずった。
 くーちゃんは後ろ足からスタート。
 まん丸の身体に似合わず、アンヨは小さく可愛い。うずらより1周り半ほど小足である。
「くーちゃんは爪まで小さいんだねぇ」
 それでも気力と体力がある分、くーちゃんは何度ももがく。
 動かれるとくーちゃん自身が怪我をしてしまう。
「ごめんなさいね、ごめんなさいね~」
 キレると怖いくーちゃんを崇め奉り、額をゆっくり撫でてはご機嫌を取った。

 ヤッター!
 上級者向き野生猫ふたりの爪切り、とうとうやり遂げやした!
 もちろん、目標はネットなしで切れるようになること。
 まあ、ネットに入っていた方が当猫たちが落ち着くというのもあるから、あまり無理はしないでおくか。
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爪切りを終えた直後のうずら。一気に10歳老けてしまった。痩せてるくせに団子に見えるのは、ストレスで毛が総毛立ってふくらみ、固まっているせい。
ムスメがこの画像を見て「なんだ? いつものうずぴの顔じゃない!? ガーフィールドみたい」と笑った。耳を伏せていないのがせめてもの救い。額のコブラ柄、今回は出る幕なし。胸中何を思っていることやら・・・。


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同じく、爪を切り終えた直後の若返った感のあるくー様。背後のベランダに残る雪のように真っ白な白い毛。太っているくせにスッキリ。ネットに入れられ爪を切られた屈辱より、解放され自由を得たという直近の喜びからか?


 

by vitaminminc | 2018-01-28 13:55 | 生きもの | Comments(2)

漢字を見て感じたこと

ムスコの名前の名付け親は産みの親と同一人物であります。
つまり、ムスコの名前は100%私が命名したんであります。
因みにムスメの名前は漢字をオット、読みを私が担当。
第一子の時に3冊の名付け辞典をとっかえひっかえして画数調べに精を出しすぎたせいで、2人目の時にゃ私に丸投げ。
これ幸いと、好きなように付けられたわけであります。
考えてみたら、子どもの時に抱いていた夢なんて何も叶えられなかった、なんて思っていたけど、1つ叶えていたんであります!
小学生か中学生の時に読んだ少女漫画に出てきた、主人公が好きになる男の子の名前。
この名前、響きがイイなぁと思いました。
キラキラネームではありません。
決して多くはないけれど、確かに世の中に存在する名前でした。
そしてまだローティーンだったくせに、将来男の子を産んだらこの名にしたいと思ったのであります。
漠然とながら、でも20年以上経っても覚えていたくらいだから、それなりにしっかりと。
かくして私はムスコにその名を付けました。
漢字は少女漫画どおりではありませんでした。
名付け辞典で調べたところ、画数が苗字と合わなかったからであります。
で、苗字との最高の組み合わせとなる画数を割り出し、その画数の漢字をいくつか候補に挙げ、自分が最も気に入った漢字を選んだのであります。
少女漫画は漢字一文字でしたが、画数的に同じ読みの漢字一文字は他になかったので、漢字二文字の表記となりました。
むしろ漢字としては、少女漫画に出てきた一文字よりも、自分が選んだ二文字の方がずっと好きであります。
自画自賛で字画字賛するんであります。
そして昨日、私はテレビのどうぶつ番組の中で、象さんが今年の干支【戌】の字を筆で上手に書いたのを見て気づきました。
ムスコの名に当てた漢字二文字のうちの一字(この字、座りがいいし男らしいし、私好きなんですよぅ)から『女』を取ると、【戌】になるということに。
名は体を表すといいます。
ムスコから女を取ったら、犬的生活が待っているのではなかろうか。
ここでいう犬というのは可愛いペットのわんこのことではなく、『おまえ、いつから権力の犬に成り下がったんだ』なんてふうに表現される哀しき犬のことであります。
逆に言えば、一人の女性をしっかり守れている限り、ムスコは威風堂々としていられるのではあるまいか。
女性云々は外して、単純に「女を取ったら戌になるね」とムスコにラインで伝えたら、「へーぇ」「たしかに」とそれなりに感慨深げな返信がありました。
去年秋頃から、ムスコの首に絶対にムスコ自身が選ばないであろうペンダントが下がっていることに母は気づいているんであります。
私が知る限り、ムスコにはまずペンダント自体身につけるという発想がない(はずは)。デザイン以前の問題であります。
女の影がちらついているんであります。
大事にしなさいよ。
守ってあげなさいよ。
ペンダントなくすんじゃないよ、お揃いなんでしょう。
彼女に去られたら、おまえイヌに成り下がるんだから。
それとも、守っているつもりが尻に敷かれ、結局ペットのわんこのように愛されつつコントロールされる運命か(笑)



by vitaminminc | 2018-01-20 02:32 | 人間 | Comments(0)

ほっこり

ここに移り住んだ当時、ムスメはまだ2チャイ。
早いもので、もうかれこれ20数年。
同じ一画に、去年の秋まで一軒の空き家があった。
私が引っ越して来た時にはすでに空き家だったから、30年以上もの間ずっと空き家であり続けたわけだ。
正確には途中1回だけ、土地の所有者の親戚筋という若い夫婦とベイビーが古家に入居したことがあった。
でも1年以内にすぐに転居してしまった。単に仮住まいとして利用しただけだったのか?
あるいは周りに小さな子どもがいないため、ママ友不足と知って寂しくなってしまったのか──。

ところが昨年、「売地」の看板がひっそり立っていることに気づいた。
しばらくして買い手がついたらしく、夏には古家の解体工事が始まった。
住宅メーカーの担当者が「着工にかかります。ご迷惑をおかけします」とタオルを持って挨拶に来たのとは別に、新しく住人となるカップルが我が家のチャイムを鳴らした。
30歳前後だろうか。菓子折りを手に、笑顔で挨拶してくれた。美男美女の、お似合いの夫婦であった。

秋の終わり。シックで落ち着いた色調のモダンな家が建った。
若いながら律儀な人柄のようで、「来週引っ越してきます」と夫婦は改めて挨拶にみえた。
夫婦の入居後、広い庭には大きなガレージも建ち、遅れて趣味の良い石畳のエントランスが完成した。
共働きのようで、ムスメは帰りのバスで時たま奥さまと乗り合わせることがあるという。
休日や時間帯が合わない私などは、挨拶以降、残念ながら顔を合わせることなく今日に至っている。

けれど、1つほっこりする出来事があった。

すごく洒落た作りの庭の一角に、ネギや大根が植えられているのである。
あの、美しいキャリアウーマン風の奥様に似合いそうな花ではない。
あの、仕事がキレキレに出来そうなご主人が選ぶべく樹木でもない。

ネギ。
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そして、大根。(画像はいずれもイメージです)
それも、道路から一番目立つ一角に。

これをギャップ萌えといわずに何と言おう。
思わず顔がにっこり。心がほっこり。
これだけで、私はこの超実用主義な夫婦の隠れファンになってしまった。

ほっこりといえば、最近うずぴは、眠眠(2015年春に他界した優しいオス猫)が愛用していた、しましまネコのぬいぐるみがお気に入り。
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気づくと背中を預けている。
相性最悪とはいえ、生身のくーちゃんに寄り添う方が、ずっと温かいのにね。
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by vitaminminc | 2018-01-17 11:31 | 人間 | Comments(2)

ねぇ、くーちゃん



ねぇ、くーちゃん。
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どう思う?
あの、ディズニーの可愛くないキャラクター、ベスト3に入るスティッチ。
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あの子の耳も、くーちゃんと同じさくらカットだョ。
TNR(捕獲&避妊・去勢手術&リリース)の仲間だと思う?
もっともくーちゃんは、里親(あだす)が決定していたんだけど。
TNR活動の協力医さんに、どうしたわけかカットされちゃったわけで。
それを知った時は、ショックで膝の力が抜けて涙がちょちょ切れたもんだけど。
けど「これもくーちゃんの歴史と思って」とホールデン・コールフィールどんままさんに謝られ諭されて。
また、一見痛そうなV字カットも「さくらねこ無料不妊手術事業」すなわち殺処分をなくす運動から生まれた「大切な地域猫」の証なわけで。
さくらカットと呼ばれていると知ってからは、くーちゃんの耳がなんだかとっても愛しく思えるわけ。

で、なんの話だっけ?

あ、そうだった。スティッチの耳。
どう思う?
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× ?
やっぱ違うか。猫じゃないもんね。






by vitaminminc | 2018-01-16 18:23 | 趣味 | Comments(0)

微かに微妙な微笑み

今朝は寒かったねぇ。
氷点下だったもんね。
6時に居間のシャッターを開けたら、キーンと冷えた日の入り前の空に、白い月が光っていた。
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朝刊を入れた。
ユーキャンの4面広告(儲かってまんな)に目が奪われた。
そして、『聞いて楽しむ日本の名作』に登場していた太宰治を見て、
なんの冗談なんだ?
と口角が上がった。

だって太宰といえば、私の中ではこのイメージ。
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ほかの文豪はみんな写真なのに、太宰だけはなぜかイラストっぽく見える。
「走れメロス」を世に出した当時の太宰さんはこんなだったのかしら。
ふっくらとして、まるでモナリザの微笑みのよう。
何かに困っているような、何かを憐れんでいるような──。
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うちにもこういう、なんとも表現のしようのない顔をする子がいたわ。
タレ目でびっくりまなこのうずぴ。
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by vitaminminc | 2018-01-15 20:12 | 趣味 | Comments(0)

あテましておめでとう

今年の年賀状は、とうとう猫写真抜き。
限りなく馬に近い犬のシルエットの無料テンプレート。
今回ほど十二支に猫が入っていないことをありがたく思ったことはない。
今年が猫年だったら立ち直れない。
いつまでもグズグズ洟すすってちゃしょーがないんだけど。
悲しいもんは悲しいし。
寂しいもんは寂しいし。

大晦日に葛飾に帰省。
府中の多磨霊園(実父)と亀有にある菩提寺(オット)の墓にお参りしてから。
昼食を終えると母に頼まれた買い物をするため、車でイトヨへ。
ゲームコーナーにガチャガチャ発見。
コレがあると、つい猫はいねーが~と物色してしまう。
いた!
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しかもコタローがいる!(下段右から2つ目)
全6種。引き当てるというか、回し当てる確率は1/6。
イイ齢超えて、ガチャガチャに小銭を投じる50代後半。
ひゃっほ~!
一発でコタローGet!

そういえば、除夜の鐘、実家の地元では1回しか鳴らなかった。
「1回しか鳴らなかったよな?」
徒歩5分のところにある小さな神社で初詣するため並んでいると、アニキにも確認された。
今ってどこもそうなの?
誰だっつんだよ、除夜の鐘を騒音扱いして規制対象に決めたアホンダラは。
お墓参りをしていた午前中は雨雲が出ていたけど、日付が変わる頃にはきれいな星空。
今年は風も殆ど無くて、身体にやさしい初詣となった。
母の健康を祈念した。
アルコールはからきしダメなくせに、お神酒だけはなぜ旨いんだろう。

1月1日の昼前、アニキとムスメと3人で毎年恒例の柴又帝釈天へ出かけた。
足もとの地面が見えないくらい、相変わらずすごい人出。
人の頭と背中しか見えやしない。
「屋台のミニカステラが評判だそうだ」
アニキが何かで見聞きした情報に基づき、並んで買ってみた。
確かに甘すぎなくて、たいへん美味しかった。

コタローは今、トイレで私を見上げてる。
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何度シャッターを押しても、コタローにピントが合わなかった。
コタローが、ボクもうこの世にいないんだよって、私に教えようとしたのかも。

コタロー。
私元気にしているよ。
くーちゃんが、コタローの分ももりもりゴハン食べてる。
那須高原で越冬したっていうのに、すごく寒がりでね。
静電気で背中の毛を逆立てながら、オイルヒーターにいつもへばりついてる。
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うずぴは相変わらず気難しいよ。
なかなか写真を撮らせてくれない。
でもね、キャットタワーで爪とぎしている時を狙うわけ。
ひょいっと抱き上げるとね、そうね、7秒間は抱っこさせてくれるよ。

コタロー。
ガチャガチャに当たってくれてありがと!








by vitaminminc | 2018-01-14 19:02 | 人間 | Comments(6)